ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3112】 平和軒 (東京・大崎広小路) 肉そば ~大崎の平和のどけき春海のような肉そば!

【東京都内!町中華屋の「肉そば」ならココ! その9】
<小上がりでのほほんと過ごす町中華
 
 今年一年が平和でありますように・・・と願掛けではないですが、なんとなくこの屋号には惹かれてしまうものがある。その上外観には郷愁を感じますし、また中はほのぼのとした小上がりが魅力的ですし、品川・大崎・五反田あたりで時間があれば、足を伸ばしてみたくなる。今回はそんな気分で「平和軒」さんへとやって参りました。ちゃとここには、最近個人的にハマっている「肉そば」があるのおチェック済であります。

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戦争と平和 (新潮新書)

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永遠平和のために (岩波文庫)

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 ご店主一人のオペレーションは相変わらずで、とても明るく腰が低いから客のこっちが恐縮してしまうくらい。勝手知ったる店ですので、セルフでお冷を準備して、小上がり席へと移動します。最近の若い方は靴を脱いで、あぐらをかいて・・・というのが苦手なのか、テーブル席の方が埋まるのが早い。ですがオッサンな私なんかは、小上がり席の方がゆったりとできていいよね!。壁を背もたれにしながら、お昼のニュースなんかを眺めつつ・・・タバコをくゆらせながら待つのが極楽ー。恐らくもう数年もすると、こういった待ち方はできなくなるでしょうね・・・。周囲に客が居なかったので、あしからずです(喫煙可能でも気をつかうね)。

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山崎産業 スモーキングトレイ AP-003

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 それにしても、お昼のニュースの合間に流れる通販コーナーは、すごく引き込まれるね・・・。ダイソンの掃除機なんかは、何年も前から、季節を問わず紹介されとるはずなんだが、なぜか引き込まれ、欲しくなってしまうから参ってしまう。もはや掃除機はコードレスが当たり前。これが家電芸人がプレゼンしようものなら、その場で電話していたかもしれない・・・。
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ダイソン 掃除機 コードレス V8 Fluffy SV10 FF2

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ダイソン 掃除機 コードレス DC35 モーターヘッド DC35MH

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<肉!といってもあっさり塩味具材!たっぷり肉!>
 
 ダイソンの掃除機の魅力に私自身が吸い込まれそうになっていたところで、ちょうど良いタイミングでご店主が小上がり席に侵入。恭しくお盆に乗せて、空気を切るように、その肉そばはやってきたのです。嗚呼、オレがダイソンに吸い込まれなくて良かった・・・。それがこんな麺顔です。

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 おお・・・とてお穏やかな肉そば。塩スープの透明感がやわらかで、肉の押し付け感覚がなくてとても優しいお姿ではありませんか。最近この「肉そば」と言うジャンルを食い続けて分かったことは、「塩清湯」系も立派な正統派なんだなーってことかな。ウマニソバ派生の醤油系肉そばもいいけれど、さっぱりあっさり系の肉ってのが、正直言ってこの年齢になると嬉しい次第です。

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 いつもの具材です。しか白菜やキャベツと言った葉野菜はなく、その代わりに玉ねぎのくし切りが解けたのがふんだんに入っております。ここからにじみ出る甘みがすごく旨くて肉にも浸透しているのが分かる。またナルトの千切りが彩良くて嬉しさを演出してくれてますし、タケノコの千切りも歯ごたえがナイス!。歯応えと言えばキクラゲも負けてはいません。

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 そして肉。ロースのスライス肉が見た目以上に入っており、肉野菜炒め以上のボリューム感を与えます。生姜焼きもいいが、あっさりスープの豚肉も捨てがたいですねー。
 
 
 
 
<玉ねぎの甘みが優しく染み入る塩清湯に肉エキスが仄かに漂う!>
 
 ベースの鶏がら清湯は塩気が低いですが、野菜のエキスがじわじわと滲むというのは前述の通り。たしかにゴクゴクと飲み干したくなるライト感覚です。肉のエキスはほんのりと香る程度。「肉そば」と言えば、もっと肉肉しいのを連想しがちだけど、スープが出来上がったところに一番後に投入したような、NON炒めな豚肉。ストレスなく豚肉エキスが溶け込んでいるという印象だから、豚肉自身も固くならずに旨く食えるみたいです。

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 それに何と言っても、ライトなスープだからこそ、麺から滲むグルテンの風合いが溶け込むところが味わえます。デンプン化したような甘みがふわっと広がるのだろうか・・・麺が入るとスープに甘みを感じるのは私だけなんだろうか・・・。
 
 
 
<割とカタメな茹で加減がナイス!風味感じつつ汁も吸い込む麺!>
 
 何度も食っとりますが、今回の麺は茹で上げタイミングが良かったのか、私の体調がよかっただけなのか、すごく旨く感じてしまいました。わりとボソボソと感じるようで汁の浸透はゆっくりと進むタイプ。ナチュラルな乳白色した細麺で、ストレートというよりは、ぼこぼことしたスパイラスがあり、捩れ麺と言った方がふさわしいかも・・・・そんなフォルム。やや外固な印象でズボボボーーーっとすすり上げると口元から内頬に、駆け抜けるときのタッチ感が気持ち良いです。(なんとなくまた、ダイソンの掃除機を思い出してしまった!)

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 前歯を当てるとプツプツと切れ込む淡い抵抗感がまたいいね。奥歯では、分厚く束になったところをプレスすると、微かにクニリとグルテンが潰れていく様が想像できたりして、そこで風味を感じます。町中華の麺も旨いものですよ、まじで。

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 総じまして、「大崎の平和のどけき春海のような肉そば!」と言う何だか抽象的に感じたままのまとめでごめんちゃい。いやー、本当に長閑な店内の小上がりでゆっくりさせてもらえました。こんな昼飯がいつもできれば幸せなんですが、なんとなく「平和軒」という屋号とイメージをダブらせたりする。吸いかけの煙草をまた着けて、3分程度ゆっくりと楽しみ終わったころに、後客がやってきたのでもみ消して後にしました。サラリーマンをこれからも平和的に包み込んでくださいな・・・良いお店です。そんな感じで穏やかさを忘れないうちに、最後に詠って締めたいと思います。
 
 
 
   冬晴れの
   寒さ厳しい
   お昼時
 
 
 
   長閑な小上がり
   レトロな中華
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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