<駅側利便性の高さと、隠れ家的気軽さ>
とある公休の日に、東京・清瀬にある「孤独のグルメ」の舞台となった店へ突撃してみたものの・・・想定外の休業で出鼻をくじかれてしまいました。泣く泣く方針転換と相成って、清瀬から小金井街道をひたすら南下したところにある、こちら「カワタカ」さんへとやって参りました。初訪問です。昨年、埼玉から移転して屋号も変えた店ですね。だいたいこの辺りは庭みたいなもんですから、行けばわかるだろうと思ってはいましたが、こんな奥まったビルの一室にある店だとは知りませんでした。まだピーク前だったのか、先客は疎らでしたがご店主のひとりオペレーションは大変そうです。券売機も準備中とのことで、各座席に置いてあるオーダーシートに希望を記入し、前金制で調理以外の作業効率化を図ってました。
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こちらは前々から注目はしていたのですが、とても限定メニューのバリエーションがぶっ飛んでるようなイメージです。なので初訪問での私の行動らしからぬ限定狙いの気持ちがあったものの・・・今回はそう言うのなしなようで、結局、850円ラインアップメニューをチョイスすることに。結果として、「豚玉ざるそば」を食することとなりました。最近の自分には珍しい「つけ麺系」にトライです。
それにしても、早めに入店して助かった!。直後にこの近辺の私立中学の学生さんグループがドカッとやって来られて、一瞬にしてほぼ満席状態になりました。ほぼ全員が大盛りを所望。若い胃袋って本当に羨ましなー・・・。前金制でも全員別々となると、ご店主もそれなりに大変そうでしたー。
<家系の如くムーディな豚コラーゲンの甘味と玉ねぎの清涼感が沁みるー>
そもそも、清瀬の店にフラれなくとも武蔵小金井のイトーヨーカドーには、買い物用事があったので都合が良かったのでした。武蔵境のイトーヨーカドーの場合、駐車料金は取らないのに、ここではしっかり取るのね。つまらん出費をしてしまった、だったら武蔵境へ行けば良かったかもと眉間にしわ寄せ悔やんでいたところで、ちょうど配膳となりました。
ええ!!どうしよう・・・ま、いいか!?それにしても旨そうじゃん!ちょと戸惑ってしまった・・・訳は最後に少し触れましょう。ざるそばと聞いていたから、ざる入りかと思っていたら、殆どつけ麺の風貌です。しかもそのつけダレには味玉がデフォルトで入っており、麺のワイルドそうな風貌もいい感じ!。これで850円ならリーズナブル!といきなり機嫌を良くしてします。
つけダレが、ややコラーゲン系なエキスと濁り感でトロミがあるのが印象的です。背脂か?と思いきや玉ねぎのみじん切りだったりするので、意外に重くない作り込みです。しかし味わいはやや豚の甘めな印象で、食欲をそそるタイプ。個人的にはここにニンニクをひと匙入れると、パワフルさが増すと思うのですが、なしでも不満はありません。何処と無く、家系スープの油多目のニュアンスにも近いように思いつつ、白濁度合いの低さがスルスルと抵抗なく食えると言う味風景です。
豚のコクと甘みが支配する中で、薬味として多めに投入されているフレッシュ玉ねぎ微塵は、実に効果的です。シャリシャリとした歯ごたえが生まれる上に、豚脂の重さを中和するかのような清涼感が素晴らしい。そして熱に溶けていっても玉ねぎ自体に甘みがあるから、違和感が全くない。食べやすさと味の分厚さを両方兼ね備えた薬味ですね。
<引き締まりと水切りの完璧さ!シコシコワシワシっとした歯応えがナイス!>
また麺が美味い!。自家製麺なのかは知りませんが、ハンドメイド感覚が溢れる、質感豊かで頼れる麺です。少々分厚く重めのスープ・つけダレでもガシッと受け止めてくれそうです。加水は中程度のやや平打ち系で捩をもつフォルム。水切りが完璧なのがまた好印象で、ざらつく地肌のようで、舌にぺとっと引っ付くような纏わりつきがナイス。タレもよく吸着しましたし、タレに濡れた地肌は滑りも大変良く、想像以上にライトな啜り上げで食えました。
流水でしっかりと締められたのが良くわかり、歯応えのモチっとした感覚にはハードな弾力を保ち、冷えた全体から、何もつけずに食うとグルテンの風合いがモワモワっと鼻腔にたまるような雰囲気です。モヤシがトッピングされてますが、これはつけダレに入れるより、麺と一緒につまんで、同時に食うのが宜しかろうと思います。歯応えと滑りに複雑さが生まれますし、タレが薄まりすぎない食べ方ですね。
<豚を食った!と印象に残りやすいワイルドさ!トロトロ甘みのマイルドさ!の両立>
豚肉はバラ部位のもの。それを分厚く大きめにカットされてます。つけダレの味イメージ通りに甘めな味わいで、しかも脂多めのバラ肉なので、脂身がトロトロで最高に美味い。私が個人的にクドクドとしつこく語る「皮に一番近い部分」の甘さも確認しながら食えます。柔らかさは言わずもがな。ブロック肉だけでなく、器の底にゴロゴロと入っているので、ボリュームの残念感も一切ありません。
<半熟味玉はスープに溶けると深みが増してうまし!>
味玉もなかなか良い出来具合です。薄味のタレがしっかりと浸透しており、白身はフルフルとしたゼリーのような柔らかさ。そして卵黄はやや緩めの感じで、噛むとドバッと滴り落ちるような感じです。それでもタレの浸透により、塩気とも甘さともつかず、ハイバランスでコク深い。私は、ここにつけだれとか、スープを少し上からかけたり、一度沈めたりして軽く交じらせて食うのが好きなのです。味玉に面白く味重ねとなる一方で、スープにも卵黄のコクが加わる(卵黄で濁らせたくないタイプ・・・例えば煮干しとか、透明度高い清湯系は除く)。
総じまして、「ワイルド&ムーディな男の朴訥豚つけ麺!」と言う感覚でしょうか。結果としてとっても悪くないメニューでしたので、胸をなで下ろす・・・・どころか大満足した次第。快く退店することができました。さて今回、なぜいつもと違っで、配膳時に戸惑ったのか・・・。ヒントは、私のオーダーシートを見ればわかりますー。昨年末から何だか個人的に、「結果良し」的なことが多く起こっている気がするー。運気の盛り上がり???宝くじでも買おうかしら(嘘です)。なんだかまとめ切れませんが、いつものように最後に詠って締めたいと思います。
休日の
まとめ買い出し
気が抜けず
一息入れる
隠れて昼飯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!