ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2987】 天の川 (埼玉・川口前川) 醤油らーめん 〜ローカル色たっぷりの極上ワンコイン麺!

<ご近所さんたちの集会所的ランドマーク>


 一仕事終えたところで、さあ何にも縛られず好きなものを食いに行きましょう!久しぶりにクルマで遠出感覚で!!。と言うことで、今回は郊外の名店を狙おうと思っていたのですが、日頃の疲労困憊ですっかり寝過ごしてしまった・・・そんなとある土曜日です。

 出鼻をくじかれたとはこのこと。それでも、行きたい店のリストアップ・ブックマークは山ほどあるわけで、実は困ることなんて何もない。この時、オレはもや単なるサラリーマンではない、フリーマン!クライングフリーマンなのだ!と妙に勃り立って、外環道を平均時速80キロでスパン!スパン!!スパン!!!と突っ走ってやってきたのが「天の川」さんです。ところがこの一帯は、コインPがないのよ・・・。見つけるまでにすっかり時間を潰してしまい、店にやってきたタイミングではもうほぼ満席状態でした。







 コーポー天の川の一階にあるから「天の川」なのか。「天の川」が入っているから、コーポ名が「天の川」なのかは不明。入店した時点の空気感を素直に述べるなら「町内会の集会所」ですな(笑)。これほど地元と癒着している、・・・いや地元に根付いている店は滅多にみられません。各テーブルには地元の壮年以上のカップル(夫婦)が鎮座している。その中央に店主が立って、いわば放射線状にテーブル席客と触れ合うのだわー。内容は他愛もない会話ですが、そこに毒っ気が一切なくて、ふれあい的です。オレは隅っこのカウンター席でしみじみとその会話に耳を傾けて、お冷の氷を揺らし鳴らしながらチビチビとやっておりました。気分だけは、都内元麻布・仙台坂上あたりのイタリアンレストラン・・・・そのウェイティング・バー気分でー(ウソです)。


     







<家庭的優しさすら感じる穏やかさ醤油清湯!飲み干して罪悪感一切なし!>


 そもそもなぜ「天の川」さんをリストアップしていたかと言うと「質感高いワンコイン(以下)」という情報だから。個人的に店主の心意気と、ラーメンたる真髄を感じざるを得ません。そして店のお母さんから、それが配膳された瞬間には、イメージ通りの実物で息を飲んでしまいました。写真で空気感まで伝えることができればいいんだが・・・。







 スープが実に「穏やか」で「澄み切っている」のです。味わいは「ほのか」。冒頭では薄いと感じる方がきっと多いと思います。常連さんと思しき方でも、調味料を後追いで振りかけてる感じ。しかし、少し食い進めると次第に慣れてくるというか、その「ほのか」さがしっくりと馴染む。まさに「飲み干して罪悪感なし」の穏やかさなのです。







 鶏ガラのゆったりさよりも、個人的には豚系の優しさがすっきりと出ていると思えます。そしてきっと野菜系の旨味もしっかりと出ているはずで、それが全体を優しくさせてます。また魚介の出張りがないところも秀逸で、まさしく昔ながらの味わいといったところでしょうか。塩気は醤油感が控えめなのと同調しており、尖らず控えめ。ゴクゴクと飲み干すこと前提でグイグイと食い進めましょう。後半から麺のグルテンから滲み出ると思われるエキスで、少しばかり霞みますが、それもプラスの味わいで、微妙に甘みを高めますかな・・・。







 実は食い終わってから気がつきましたが、メニュー表の裏には、「濃いめ・薄め」の調整ができるとのこと。知らなんだー・・・・。ま、今回はデフォルトを確かめたということで納得しましょう。次回は、「濃いめ」で決定なんですが(笑)。












<極細大衆系ストレート麺!しっかりと風味感じさせる質感!>


 どこの麺なんでしょうねー。軽やかで、しっかりと麺自体の風味を感じさせます。密度感はそれほどでもないのだけど、スパスパと前歯で千切るたびに、ふわふわと麺の風味を感じる。スープの穏やかさがあってのことだと思うけど、お安いラーメンの感覚はありません。今回は、飲み込むより、意識して奥歯でしっかりと噛んで味わいたいと思いましたもん。前半のグルテン風味の印象から、後半は汁を吸い込んで甘みを醸し出す印象に、ゆっくりと様変わりしますね・・・。







 当然のごとく、啜り上げるのが楽。標準よりは、ひと回りもふた回りも細めなイメージで、バキュームするには素直です。その気になれば、60秒で全部すすり切れる。しかし、この店はなぜかゆっくりとしていたい気分に満ちているので、そんな勿体無いことをしないー。








<昔ながらのバラ肉ロールチャーシュー!迫力は今でも通じる!>


 チャーシュー・一枚 100円。そんなメニュー見出しがあります。正直言ってそこまでは・・という感じです。しかし、そんな情報なくてデフォルト450円の麺顔に乗っている一枚肉と考えるなら、「素晴らしい」と思えますよ!。逆にメニュー見出しが私の中には気持ちに入ってこないんだが・・・・。







 脂身が多いタイプのバラ肉。それが地層のしゅう曲のように曲がりうねります。結構ぶ厚めにスライスされており、食むと脂身が溶け出して旨味が広がります。つけだれは見た目より薄めな塩気で、肉の味わいを損ねてません。確かに店主自慢の味付けって感じがして・・・100円と言いたくもなるよなとは感じます。


 メンマは、小さいタイプだけど、コリコリとした歯ごたえでオレ好み。また、寂しいと思っての配慮だと思うけど、ワカメはそれなりです。これは店の愛情と受け止めるべき。







<こんなオレにも子供に与えるかのようにアイスクリームさ!^ - ^ >


 愛情と言えば「アイスクリーム」。なんと、土曜日は麺類注文したら無料サービスなんだってさ!。この日の店主は、アイスクリームを配る人。常連んとの会話の隙間に、ちょろっと近寄ってきてサーブしてくれた。思えば、アイスクリームなんて何年ぶりに一人・一人分を食ったことか。すっかり知覚過敏になってしまったので、全部食うまでに相当時間を要してしまった・・・。








 総じまして、「ローカル色たっぷりの極上ワンコイン麺!」と言う、また何の捻りもない感想まとめでごめんちゃい。この店は良いです!。これでビールがあったら毎週通うかもしれません。もっとも地元民だったらの仮定ですので、あしからず。

 それと、実は餃子がうまそうです。非常に旨そうです。醤油らーめんだけ食ってる客って、実はオレだけだったりして、餃子とセット率が高い!。両隣の客の餃子に挟まれて、泣きそうになりました。餃子だけでももう一回来たいかも。

 しかし一方で、少し残念とういうか、仕方ないという話があります。10月から、麺類50円アップです。450円から500円になるだけですが、それでもワンコインですからすごいわー。こちらは、遠くてもまた来るでしょう・・・・。次回は、らーめん&餃子&アイスクリームのトリプル。そんな妄想を抱えつつ、そろそろまた遅い時間になりましたので、もう寝ますー。最後に感想を詠ってから・・・。



   和やかに
   週の出来事
   語らいて



   集いて食う
   家族ぐるみ哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



クライングフリーマン 1

クライングフリーマン 1

クライングフリーマン 2

クライングフリーマン 2