ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2984】 ラーメン藤 京都本店 (京都・十条) ラーメン並 麺カタメ・ねぎ多め 〜何は無くともわが青春の一杯

<わが青春のラーメンブランド・・・・ラーメン藤>


 このラーメンが我が青春のラーメンであります。ただよく通った丸太町通りや衣笠の支店は今はないので、昔を偲んで本店に突撃してみました。京都ラーメンの原風景がしっかりと感じ取れる店内の雰囲気はナイスです。そして、絶対に仕事抜け出して食いに来てるでしょ!と言うサラリーマンが午前11時五分前には、カウンターを埋め尽くします(笑)。








 「ラーメン藤」に一番通ったのは、高校時代です。当時、世間知らずなその仲間たちと私は、地元にあった古臭いボーリング場にチャリンコでたむろするばかり。お金も無かったので、喫茶店には滅多にしか入らず、かと行ってマクドナルドすらない。腹が減ったらロッテリアに行くか、ラーメン藤だったのです。


 当時は、もやしとか、ねぎとか、サービスで多めにしてくれる店が多かったのが京都のラーメン事情。成長期も後半だったとは言え、いつも腹が減っていたような記憶。なのでいつも、「おっちゃん、もやし多めね!」と注文する仲間に従い、オレも!オレも!と便乗していたのです。その量が半端なくて・・・まるでもやしラーメンじゃないかと思えるほど。なのでいつのまにか「もやしラーメン!」と皆が注文するようになっていた。そんなメニューはないのに・・・・。でも店主は笑って対応してくれたー。学生好きなオヤジっていたもんですよ。


 そのあと卒業してから、仲間はバラバラの道を歩み、オレは東京の学校を目指すコースがあった二条城近くの予備校に通う羽目になる。そしてそこでは、通学途中にあった天下一品ばかりを食い続けることとなる。なのでそれ以後、特別に天下一品を追い求めることが少なくなってしまう・・・・。







<渡辺製麺直営!「第一旭」と「新福菜館」の麺供給元なんだよねー>


 今回、初めて本店に伺うにあたりホームページを探ってみたのだが、なんと「渡辺製麺」直営店だとは知らなんだ。食べログでもちゃんとそれを指摘されてた!。正直驚きです。なぜって、渡辺製麺ってのは、確か「第一旭」系と「新福菜館」系に麺を供給していなかったっけ??。だとしたら、京都の二大勢力を押さえていることになる。そんなにプレゼンスの高い麺だとは、驚きだったわけです。












 そう言われると、確かいティピカルな京都のストレート細麺ですよね。やや黄色みがかった地肌にはねり水の個性を感じつつ、淡い風味は醤油等の塩気の強い味わいに絶妙。スープによって深く染まったりする。ザクザクっとした九条ネギとか、クタクタシャクシャクーなもやしとの混じった歯ごたえにも、素直に馴染むようなつぶれ込み。今回は、カタメとさせてもらったが、やや淡く歯ごたえがキープされているとう感じで、パツパツっとまではいかないところは、相変わらずです。












<塩気で食わせる豚鶏スープ感覚がナイス!>


 塩気が効いているので、サラサラタイプの醤油スープでもライスがとても合います。また再度メニュー「豚飯」とも合いそうなので、ガテン系の方々は、Cセットと称するその組み合わせをよく注文されてました。その塩気は、実に懐かしいー・・・。塩気と言うより化調っぽいメリハリの効いた塩気で悪くない。しかし、これはこれであって、決して大雑把に仕上げているわけではない。












 醤油ダレを丼に投入してから、スープストックを投入するが・・・おそらく、「全体撹拌」「スッキリ深層」「こってり上澄み」を分けて投入しているはずー。背脂チャッチャとした雰囲気はなくとも、動物系の深みもしっかりと感じます。







 グダグダ言わずとも気軽に食えるのがいいね。ねぎやもやしのエキスも滲んでフレッシュさも混じるところが、これまたうまい!







<ねぎ多めの感覚は、ラーメン藤のイメージが浸透しているオレ>


 ネギ多めがしっかりしている。と言うかねぎ好きを満足させてくれる。普通に多めと言っただけで、この盛り具合であります。秋深い古寺に生える杉苔の絨毯かと思えるほどに、それは深めのエバーグリーン・・・・そんな「ねぎ多め」なのです。ネギ大好きネギ星人は、こうやって培われたのか。







 細もやしなのです。それをザクザクと山盛り食ったものなのです。塩気の効いたスープはこのもやしのでの薄まりを計算に入れているかもしれませんね。しかし、隣のガテン系のおじさんは、オレの一杯と同じような麺顔に、これでもか!と言うほどコショウをふりかける。あなたもやっぱり京都人!濃い味好きなのよねー(笑)。













 総じまして、「何は無くともわが青春の一杯」と言う、個人的なノスタルジックな一杯で申し訳なし。やはり区切りいいタイミングでは、この一杯を当てたかった次第。第一旭新福菜館もいいが・・・・・、ここにもティピカルな京都ラーメンがあることを、ここにアピールしておきたわけです。まあ、そんな感じもあって今回は思い出も味わえて大いに満足でして・・・・興奮が冷めやらぬうちに詠っておきます!。



   懐かしく
   わが青春の
   一杯に



   うれしき涙の
   塩気も混じり



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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