ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2964】 らーめん 鴨 to 葱 (東京・御徒町) 鴨らぁ麺 〜疲れストレスぶっ飛ぶ鴨パワー炸裂!


<狭い店と、汗臭ワイシャツと、お疲れな私、・・・そして券売機と女性客、そんな鴨と葱>


 気温に関係なく、湿度が高いと蒸し蒸ししてしまうー。なぜかタオルハンカチを片手に掴んでいて額やら耳の裏やら汗を拭き取っている。オヤジってどうしていつも汗っぽいのかと、若い頃は不思議に思って眺めていたが、こういうことだったのかと悟るこの頃です。せめてワキガでないことが救いかもしれない・・・そんなことを思って御徒町駅を降りて北へと進みます。狙うは「鴨 to 葱」さん。先日訪問して臨休でフラれましたので、個人的リベンジを兼ねてです。








 それにしても相性の良くないことってある。前回は臨休ということであったが、今回は券売機アラームに遭遇してしまった。私の前の客までは機嫌よく券売機は仕事してたのに、私が札を投入した途端、アラームが鳴り叫ぶ。しばらく待っても動きがないため、店へ入り込んで助けを呼びましたよ(笑)。お札も小銭もあれだけ吸い込んでいる券売機・・・・「つり銭切れ」とはいかなることか。たんまり札も小銭も溜め込んでいるはずで、嫌がらせか(爆)と疑ってしまう。ちなみに似た話で、札を吸い込んでもすぐ認識できずに、札を突き返すように吐き出す券売機によく遭遇しませんか?。それだって嫌がらせだ。札を吐き出すパワーがあったら、吸い込めよ!吸い込むパワーの方に使えよ!といつも考えてしまう。そんな葛藤を頭で繰り広げていたら、すぐ後ろの女性客がめっちゃオレをイラついて見ているのがわかった・・・(汗)。







 しばらくすると、遅ればせながら券売機は復活して、店内へ誘導。それまでの券売機前の客同士の葛藤などあったのも、店員はつゆ知らず、その女性客と私を狭い隣り合わせ席に座らせるのだが・・・果してオレは何か悪いことしたのだろうか。ずーっと罰ゲーム気分でしたよ(爆)。


     











<濃密な透明感とまろやかさ!舌が喜ぶ旨味の海!鴨パワー溢れる!>


 店内は少し狭いながらも御徒町らしからぬ清潔感と、店員さんの清々しい対応です。天井からは16両連結の電車がガタンガタンゴトゴトと長ーーい間、音を立てて通り過ぎるのが振動で伝わります。ここの鴨出汁は、「国産 合いがもと水のみ」とう触れ込みを読みながら待ちます。そんな鴨うんちくに喜んでいたら、なんと葱にも相当のこだわりがあるらしい。女性店員が脇から現れて説明が始まる。トッピングの葱は季節によって選りすぐられ、3種のうちから2種を選べという。いくら葱好き葱星人なオレでも、唐突に特別な葱をすぐ選べって言われても反応できず、冒頭にあった2種を指差して、その場を切り抜けるしかなかった次第。でも実は、隣の女性客のことが申し訳ない気持ちで気になって、洗濯に集中できず仕方がなかった・・・。







 配膳はその女性客と同時。箸とレンゲのコーナーが女性客の目の前にあるので、「すみません・・・」と言いながら取ろうとしましたがとても緊張しましたー。もういいやと気にせず、目の前の一杯と対峙。そこで驚きが2つ。一つは「カウンターが畳調」になっていること。これはスープをこぼすわけには行きません!いつもより粗相がないように上品に食わねばならない。またもう一つは、「丼の直径」。RDBの社長も宣うがこんな小径は初めてですよ!。しかしお椀型フォルムで、深い形状になっているため、トータルでもの少ない感じがしないところが、これまた不思議です。








 スープがこれまた薄い琥珀のようでもあり、どこまでも透明感があり。動物系のスープにしか表すことができない生き生きさに尽きます。一口レンゲですすって見るだけで「鴨・鴨・鴨・鴨・鴨鴨鴨鴨・鴨鴨鴨鴨鴨鴨鴨鴨〜〜〜〜〜〜〜!!!!」という感じで頭の中が鴨一色です。これで750円は安いぜ!。丸鶏より濃密な脂のコクを感じつつ野趣もありつつ。それでいて雑味が一切ない。これ食ってて健康になるというか、生命エキスの補給っていう感じで旨味が体内に染み渡ります。滋味深いとはよく言いますが、どこかしら安らぎを兼ね備えたような言い回しを感じます。これはそれともまた違って、味わうほどにエネルギーが湧くという「即効的有効性」が高い・・・と思えます。







 「まろやかさ」がたまらん。使っている醤油との相性も抜群。鴨の出汁が甘く広がる一方で、醤油のカエシのエッジも実は広がっていて、味わいの濃ゆさを高めます。香味油も実はあるのでしょう。鶏油と言いたいところですが、それも鴨由来であろうと思われ、重くのしかかります。そこをすっきりとしてくれるのが「葱」の役割です。青い葱は、いつも「魁力屋」でオレが求める九条葱の役割とは、ベクトルがまるで別。葱は苦味と甘みで勝負と思っていた私ですが、ここには微量に「大葉」とひょっとして「みょうが?」が入っているだけで、これまでにない爽やかさが広がります。鴨の濃密なコクと醤油の深みと真逆の清涼感なので、「味の振れ幅」がとっても広く感じます。もちろん、選りすぐった葱の風味も影響しているのでしょうが・・・。








 「アーリーレッド」って言ったっけな・・・・忘れた。紫の玉ねぎが、鴨に合うとは全く想像できませんでした。むしろ深谷葱など白ネギ甘みがマッチすると思っていたから。フレッシュな玉ねぎにも、甘みがしっかりとあって、さっぱりとさせるとまた別の鴨出汁の一面も見られるとは、正直驚きでした。







<野趣と上品が交互に押し寄せる鴨肉! こだわり演出の葱も炸裂!>


 鴨肉だけは、ピンクなうちに食わねばですよ。一枚はすぐさま食い切りまして、残るはネギの盛りに乗せて退避させます。この鴨肉がまた柔らかくて最高。脂身も蕩けるようであり、また甘みを放出するー。和蕎麦で食う鴨南蛮もいいですが、ラーメンチャーシューに少し寄せたような鴨肉スライスもなかなか興奮を覚えます。鴨肉のコンフィ仕立てのチャーシュー・・・これと日本酒で試したいですねー。

















<風味豊かな麩打ち込み風流細麺!汁を吸い込んで更に旨し!>


 麺は、マイクロ平打ちのようなストレート麺で、密度感が高くない反面、スープの吸い込みが良さそうなタイプ。しかも、軽く麩を打ち込んだ風合いが見て取れてとても風流です。麺自体の風味がとても良いと思われる一方で、グルテン単体の風味よりは、鴨出汁とのコラボ感覚の方が期待が大きいー。事実、汁を吸い込んだ方がうまい。







 いつもより、油分を吸着・・・または吸い込む感覚が大きいと感じました。これは歯ごたえとかアルデンテとか無視して、スープの含めて味わうのがよろしいかと思います。あまり私は好きではありませんが、レンゲのくぼみに小さいラーメンみたいの作ってから、一気に食う。そんな食べ方しちゃったら、とてもうまいかもです。ちなみに私は後半はそれでは、気持ちが追いつかないので、丼に口をものすごく近づけながら(口が接しながら)、麺とスープもろともズボボボズゴゴゴーーーってすすり食う。ちょっとお行儀は悪いけど、ハネの飛び散りも少なく食えるのでね。












 総じまして、「疲れストレスぶっ飛ぶ鴨パワー炸裂!」と言う感じで、何だか何の捻りない素直な感想でごめんちゃい。それはそうと、冒頭で少し触れた女性の隣客は、半分くらい食べてからあとは残して店を出ていたった。オレは女性客より二倍くらい早く食うので、完食したタイミングが丁度一緒になってしまう。退店するタイミングまで合わせる必要はないのに、妙に焦ってしまいました。でもね・・・とても美味かったのに半分残すなんて。口に合わなかったのか、オレのせいなのかと妙に被害妄想を抱えてしまったりなんかしてー、この日の雨空のように悶々としてしまいました。帰り道に「いなげや(ピヨピヨ〜)」で男性用デオドラント製品を買って帰りましたわー。明日から爽やかデオドラントオヤジとして、頑張って生きてゆきます。そんなことで、気を取り直していつもの最後のように詠ってから寝ますー。



   疲労気味
   体に沁みる
   鴨の出汁



   明るいエキスに
   溢れる笑顔



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



     



平松愛理 ベスト & ベスト PBB-64

平松愛理 ベスト & ベスト PBB-64

部屋とYシャツと私

部屋とYシャツと私