ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2939】 らーめん いつ樹 本店 (東京・小作) 海老つけ麺 味玉入

<青梅の名店グレードアップ!>


 一つ仕事がキリついたので、休暇をもらって平日昼にやってきた青梅です。久々にエンジンオイルを換えたものだから、遠出がしたくてねー・・・・そんな気分で「いつ樹」さん突撃です。ビルテナントから一軒屋独立。これで真の一国一城主と言うことですなー、駐車場も広くてとても安心。一点だけ注意すると、クルマの入り口には注意。青梅街道には面しているのですが、青梅街道からダイレクトに駐車場に入れません。手前の信号を一旦折れてから出入り口に入ります。私は一回通り過ぎてしまって、ぐるりと回ってようやく入庫でして、たったこれだけの時間のロスで、行列が増えてしまいました。何とか開店一巡目をゲットできました。店内はとてもすっきりとして、以前とは比べるもなく明るい雰囲気。テーブル席とカウンターがどちらもゆったりと構えているので、デートラーメンにも最適な作りとなっております。








 今回は、「海老つけ麺」とさせてもらいました。私がこの系列と出会ったのは、南新宿の五ノ神でのこと。海老つけ麺にも驚きましたが、トマトどころかバジルソースを合えているいるところが、六年前にはとても鮮烈でした。今回はそれを追い求めていたのですが、ちょっと準備がまだなのか、バジルソースの券売機ボタンはまだ光ってませんでした。悔しさまぎれでもないですが、代わりに味玉追加とさせていただきましょう。


     











<濃ゆい海老すり潰しエキスなるもしつこくない〜>


 混んでいる時、先に券売機を購入してから待つスタイルで、一旦席に着くと配膳までがとてもタイムリーです。つけ麺も6〜8人前程度が生産ロットのようで、一旦茹で上がるとガンガンと配膳が進みます。厨房内に並んだつけダレ準備のお椀が、ズラっと並ぶのが壮観。眺めていたら、あっと言う間に若いスタフさんから厨房フェンスを乗り越えて、「大変長らくお待たせいたしました」と配膳されました。








 おお・・・つけダレの重厚さがスゲー。濃厚なまたおま系豚骨魚介を彷彿とさせますが、明るさがはっきりと確認できます。そして海老オイル?らしき香味油の漂いが微妙に赤く染める印象です。意外とオイリーなつけダレかも。味わうと鮮魚系ならではのクセぽさがあまりなくて、むしろスルスルと香ばしくいただけるようです。以前感じた甲羅の存在を感じるようなザラツキが一切ない。いや、ザラツキはそれとなくあるのだけど、粒子化していると言うか、非常に細かくなめらかな仕上げとなっているイメージです。そこが、ベースの豚骨エキスと結びつきが良いと思え、エキス同士のシナジー度合いが高い分、以前よりは旨しと思えた!。初遭遇の時の目新しさはないけれど、進化した?って言う感じを勝手に自己解釈しておる次第ですー。







 バジルソースがもしここにあったら?と思うとちょっと寂しい気がしましたが、試しに一味唐辛子を少しだけ加えてみました。明確に味ベクトルが変わったと言う感じはしませんでしたが、中に沈む具材達には相性が良かったらしく、意外とタレが染み込んだメンマとの相性が良かったみたい。












<風味感も食べ応えも重厚感ある極太ストレート麺がナイス!>


 この灰褐色のストレート細麺が非常に美しいです。角形のストレート極太タイプですが、加水が適度で低くもなく高くもなく。ほどほどの密度感を保つ一方で、みずみずしい弾力も併せ持ちます。キンキンに冷やし締められたと言うより、粗熱をしっかりと奪い取ったと言う感じの温度感で、麺の風味が一番ナチュラルに味わえるのではないでしょうか。












 表面はツルツルしているようですが、貼りつくような柔らかいざらつきもあって、舌とつけダレによく反応しそうです。前歯を立てるとスパッと大人しく切れ込むし、圧を加えなくてもリズミカルに切れるので見栄えよりはライトな感じを受けます。奥歯ではプレスすると、淡くグニリとした感覚がある中で、ふわりとグルテンの風合いを感じさせてくれます。つけダレが意外とオイリーであるために、ベタベタっぽくタレと絡む感覚よりは、すらりと余計な部分が流れ落ちるといった感覚。なので口当たりが良くて、太麺でもズボボボっと啜り上げることができそうです。すぐに口の中がいっぱいになるので、長くはすすれませんが。












<醤油ダレ香ばしいブロック肉チャーシュー!そしてトレードマークの三角メンマ>


 ロース部位と思われる肉片が大ぶりでゴロゴロっと2つ程度ブロック状で投入されています。つけダレと一緒にいただくと言うより、独立しても十分に味わいが染み込んでいて、美味しくいただける程度の味の濃さがあり。当然きめ細かい肉繊維であり、パフパフッとした歯ざわ歯切れが楽しめます。大きさも程よいし、デフォルトとしてもボリュームも満足。そして、三角メンマもナイス!。分厚い板の竹をイメージさせるのですが、繊維が本当に柔らかいし、味が深く染み込んでいて、これも最高にうまいパーツです。








 味玉も申し分ない仕上がり、白身が薄らとした味が染み込んだタイプですが、つけダレの味にどうしても支配されてしまいます。また卵黄は、塩気というより甘みを感じさせるタイプで、スカスカ部分からトロトロジェル状態まで表現されいるタイプ。その中でも割とキッパリとジェルとスカスカが明確に分かれており、後半はこのまま味玉をつけだれのドボンと沈めて、海老風味を絡めて楽しみました。







 つけダレを堪能しすぎたのか、最後にあまり残らんかったー。しかし、スープ割りをしないわけにはいかない。残った量が少なかったためか、あまり味方向としては変化なし。素直に全体が淡白になった、海老と動物系の味わいを楽しんだというエンディングでした。おそらく割スープは、淡い煮干系の液体と推察しますー。












 総じまして、「流石に鮮魚系ラーメンのトップバッター!しみじみ腑に落ちる濃厚海老の香ばしき一杯」と言う、毎回何のひねりもない感想的なまとめでごめんちゃい。やはり、本店なりの特徴はあるんでしょうか。私個人的には、とてもスムースに食えた感じが強くて洗練さを感じました。なので、このタイミングで未提供だった「海老トマト」も久しぶりに味わって見たいし、次こそそれをバジルソースでいただきたい(笑)。余ったタレはフランスパンで・・・なんて。という妄想を抱えつつ、満足気分で店を後にしました。帰る頃はでかい駐車場がちょうど埋まってしまったようす。また頃合いをはかって訪問いたします。とりあえず、とっとといつものように最後の締めで詠って・・・もう早い目に寝ますー。



   仕事終え
   区切りで解放
   幸感じ



   陸の孤島
   海の幸哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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