ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2928】 三鷹大勝軒 (東京・吉祥寺) 中華麺 並盛 + 生玉子 〜仕事人と言う気概すら溶かし込む永福町系

<スナック街の片隅に気骨感じる永福町系>


 今回も「東京都の現存大勝軒看板制覇」の意地を通して、移転したばかりの「三鷹大勝軒」へとやってまいりました。吉祥寺駅から近いところなので、名前はどうなるのか?と思っていたら、そのまま「三鷹大勝軒」の継承。なんだかこだわりすら感じます。場所がまた分かりにくい・・・。鄙びた大衆銭湯近くにある、昭和レトロのスナック街の・・・・そのさらにずーっと奥にある。ちなみに、線路挟んだ南側にある「東池袋大勝軒 吉祥寺店」は、ソープランドに近くにある。風呂と大勝軒は、吉祥寺ではセットなのか・・・。


     


 とにかく小さい店構えで5席しかない。三鷹時代もそうだったが、一人でストイックにしっかりマイペースで営業されたい感じがありありで、男としてはくすぐられる経営スタイルです。相変わらず口数少ないけど、丁寧な仕事ぶりでした。ちなみに私が訪問した時は、すぐ5席満席になり、皆客層は50歳前後と言うディープな雰囲気でした(笑)。いかにも趣味はラーメンと答える人たちばかり。みなさん私語などするはずもなく、スマホいじってただ待つのみでした。


     




<訪問するたびにハマってゆくような煮干感覚!醤油の塩気と胡椒感が香ばしさをプラス!>


 今回は、体調を崩してたので「並盛」とさせていただきました。5席しかないためか、生産ロットは安易にまとめないスタイルなのね。しつこいまでに麺茹で後の湯切りを何回もされるのは好印象。スープの味がぼやける要素は一切排除したいような感じを受け止めます。そして配膳された麺顔はこちら。麺1玉だからこじんまりしてるのは、今回はご愛嬌ということで・・・。





 前回訪問時から徐々にこちらのスープの良さにハマった感じしてます。煮干しが実に香ばしい!。ワタのニボニボとしたパンチ系な味わいではなく、苦味が香ばしいというような煮干し。苦味の中に旨味があるという煮干し。重くない煮干し。色々考え付きますが、嫌味がないのが素晴らしい。そこに少し他の永福町系よりも濃ゆい目の醤油が、見事な塩気のエッジを引いており、絶妙なバランスを保っております。さらにスパイシーな余韻も十分にあって、食欲を増進させてくれる。こんなことなら、中盛か大盛にしておくのだったと、また後悔をしてしまいます。









 しかしやはり、表面を覆うラードの豊かさも決め手です。熱々さをコーティングして保つような役割以外に、単純に動物系のコクを出してくれてて腹持ちが非常によし。それでいてしつこくない。煮干しと胡椒にもよく馴染む。今回追加で準備した「生玉子」を溶いて、生玉子の方にスープを入れ込むのも一興。つけ麺風にして食うのですが、玉子ともよく合うのがいいー。










<チュルチュル〜〜〜っといただく柔麺にほのかなグルテン余韻!生玉子でつけ麺風でジュルジュルっと楽しむ>


 永福町系らしい柔麺だけど、熱ダレせず、どちらかというとグルテンの風味すら感じるナイスな麺です。どの永福町系看板も草野商店製なんでしょうが、麺のコントロールにすごく気を使うんだろうと勝手に思ってる。文字通りスパスパっと前歯でリズミカルに切れ込む一方、口当たりはライトでズボボボボーーーっとすすり食える。生玉子につけて食う場合は、ズコッ!と一気に入り込んでむせる場合がありますが、腰が大変なめらかなので喉に詰まることはありません。





 奥歯へ運んでプレスすると、抵抗感なく自然にクチリと潰れてなくなってしまう。そんな淡白な麺なのですが、後半になると汁を吸って煮干しとラードのエキスを吸い込んでいるので、旨味が溢れる感覚もありなむ。






<流行なんて関係ない!ティピカルな風貌で我が道をゆくロース肉チャーシュー!>


 コリコリ歯ごたえが鮮やかなメンマ。これだけでも酒がグイグイと飲めるのだが、現時点では酒はまだ用意されとりません。スナック街にありながら酒なし。缶ビール程度は期待したいところだけど、この5席規模だったら不必要なのかもしれませんね。ゆっくり居座りはできない系統でもあるし。





 またチャーシューが、典型的ですねー。教科書通りという印象も悪くないですよ。周囲はすごく醤油だれを強く感じるのですが、中心部のロース肉繊維が密集する部分は、非常に淡白な味わいです。スープに沈めて時間を与え、サルベージして食うのですが、醤油だれと煮干しのコラボ感んが淡く広がって悪くないです。






 総じまして、「仕事人と言う気概すら溶かし込む永福町系」と言う感覚で、なぜだか以前よりかなり気になり出して来ました。儲けることより、したい仕事を続けたい。そんな感覚も受けますかな・・・・この店から。そういうところに妙に気が惹かれるということは、今の自分に不安を覚えるためなのか?。そんなことを夜に考えると、変な結論を導き出しそうで怖いので、もうとっとと最後の締めで詠って寝ますー。



   路地裏の
   ここは昭和か
   スナック街



   ひっそり佇む
   気骨の煮干し



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




吉祥寺ハモニカ横丁のつくり方

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吉祥寺 消えた街角

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