ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2861】 中華料理 安楽 (東京・三鷹) 冷し中華

<実に入りやすい街中華屋さん>


 とても若くてトッポいお兄さん方が、こちら「安楽」さんで先客としてオーダー待ち構えながら、テーブル席で構えている。「この店好きなんだよな〜」ってもう声が漏れててこちらにもはっきりと私の耳にも伝わります。なんだ、最近の若い人もちゃんと街中華の旨さに響いているんだと、なんだか安心してしまいました。ちょっと歩けば、フレッシュネスバーガーとか、モスバーガー、はたまたカレー屋とか、松屋だってある。そうだ三鷹駅は松屋本社がある。なのに、昔ながらの街中華屋でチャーハンをガッついている。添えられたスープが妙に好きなんだと、また配膳後も唸り語っている。しばらくすると、天津飯の追加オーダーをしておられた。若い胃袋って見ていて実に気持ちが良いですな。そんな若者も虜にする「安楽」さんは、外観からもわかるように、とても入りやすい雰囲気がありあり。私もそんな感じで入店したのかもしれません。






 その、おっさん極まれりのくたびれた私は、今夜も冷し中華です。先月からここまで連続して食い続けると修行しているような気もしたり、単なる意地にっている気もしたり(何に対してか不明)、とにかく長いラーメン活動生活の中で、冷し中華に真剣に対峙したことがあまりなかったので、この夏はちょっと何かを冷し中華の何かを悟りたいと感じています。そんな思いで、待ち構えていて配膳されたのがこの麺顔。うう・・実に王道な構えです。












<見慣れた四種細切り具材!紅生姜外してプチトマト>


 ガラスの平皿が涼を感じさせます。トッピングもハム、キュウリ、錦糸卵、もうこれだけあれば何も申しますまい・・・毎日見慣れていて安心感以上のものを感じます。ナルトの千切りがあるのが嬉しくて、また紅生姜の代わりにプチトマトを添えて、彩りのバランスを取っているばかりでなく、少しポップな印象も与えます。紅生姜のジリジリとした刺激と、タレの絡み合いも結構好きなのですが、プチトマトに変えたこともあって、実にまろやかな醤油ダレと仕上がっていました。






















<王道の甘すっぱい醤油ダレ!何もかもがイメージ通りの冷や中>


 実にクリスタルな醤油ダレです。ゴマ系の助けがなくてこれだけクリアな冷し中華も久しぶりな気がします。しかし醤油の塩気と酢の酸味で占められているかといえば、決してそうではないです。意外に甘みを感じる醤油ダレでして、これは少しばかり味醂の調合があるのか、はたまた和出汁エッセンスが忍ばされているのか。






 大抵、オーソドックスな冷し中華なら、「まろやかな酸味」で括られてしまうのですが、妙に飲み干したくなる旨さを感じてしまいました。先客の若者たちに刺激されて、食欲が復活してきたからかも(笑)。しかし再認識したのは、和がらしのうまさ。特別なものを使っているわけでもないのですが、甘みのある醤油ダレに和がらしを上手に溶かすと、とてもタレが華やぎます。からしの美味さってこれなのか?と改めて感じてしまほど。特に何もなく業務用だったりするとしても、和がらしだけでキュウリの千切りをバリバリ食えそうな気がしてなりません。妙な再認識をしてしまった・・・、早速帰り道でスーパーで和がらしを買って帰りました。ちょっと週末の家庭の昼飯で試してみたい。







<細麺の軽やかな啜り感覚と淡くクツクツした感覚、これも王道〜>


 別に特別なものではないと思うのだけど、極細に近い麺ってのは、冷し中華には実に合うね。流水で締められていい感じで歯ごたえがクツクツっとしている。と同時に風味がキープではないか!。そこに醤油ダレがゆっくりとかき回すと同時に、濡れていくのです。タレがしみこむ前のをずずっとすすり、噛み締めると麺の味わいに和からしの風味も手伝い、鼻に抜けるような清涼感。キュウリと摘んで、食べる麺に添えて一緒に端でつまみ、ズボボボボってすすった後、ボリボリとキュウリごと噛み締めると、歯ごたえも変化して楽しいー。







 お次にハムに変えて麺を一緒にすすると、一転してスムースに啜り込み、ハムの味と塩気で麺のグルテンが一段と美味しい融合に変わります。錦糸卵に変えると、より一層マイルドな味わいに変化して・・・・おいおい、オーソドックスな具材だけで、これだけ麺が楽しめるかと再発見ですよ。王道を侮ってはなりませんな・











 総じまして、「やはり原点回帰の王道旨しな冷し中華!」と言う何のひねりもない感想でごめんちゃい。ともあれ、王道の味わいと、無難な味わいを大いに区別したい。これは王道ですよ。気取らない美味さなら、ここにありますよーーーって、宣伝したい気分です。たぶんまた来ます。一度くらいは家族で来たいと思っております。嫁さんには、玉子あんかけ風の「玉子そば」を食わせたいと思うのだが・・・いつになることやら。てな感じで、バテ気味な私ですが和んで元気が出ました。感謝を込めて詠って明日に備えてもう寝ますー。



   気疲れと
   夏バテ気味と
   食傷と



   それでも和む
   王道冷や中



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





東京都武蔵野市中町1-10-5