ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2855】 中華 味一 (東京・不動前) 冷やし中華

<YOU は何しに目黒雅叙園?冷やし中華のついでまでさ!>


 絶対にオレに似つかわしくない雅叙園に行ってみた。ちょっとした講演会がありお付き合いなわけだが・・・爆睡でも決め込んでやろうと思ってたら、ちょっとそんな雰囲気でななく、悔しいことに真剣に聞いてしまった(あやしい集まりではありまえんー)。しかし、冒頭の頭の中では、昼飯で食った冷やし中華の満足感にほぼ100%浸っておった次第で、「かづ屋」にしようか「味一」にしようかと悩んだ挙句、遠い方の店「味一」をチョイス。外観で「冷やし中華始めました」なんて貼ってあれば安心するのだが、何もなにので少し時期が早かったか?と不安な気持ちにさせます。






 入店すると狭い厨房には男性3名女性1名のスタフがうごめいており、半分修羅場ですー。一応女性に「冷やし!」と声を飛ばすと「はい冷や中ー!ひとつ!」と至近距離の別のスタフに大きな声で転送されました。メニュー表にも無かったけど、どこかに小さく貼ってあるのでしょうね・・・やってて良かった。


     






 それにしても、こちらは人気ありますねー。ほぼ常連でしょうか、ランチ時はすごい客回転です。相席当然の雰囲気アリアリでして、小さい2席テーブルだと、見知らぬオジサンとお見合いしながらのランチとなります。一人客なら、たとえ狭くて奥のカウンターがおすすめです。肩肘ぶつけ合って食するのも何かの縁ですからー。







<ゆるゆるで冷え冷え感覚が、喉に貼りつく冷えピタ餡!>


 「中華 味一」さんが独創性ある街中華屋であることは知っていたが、正直言ってここまで発想豊かだとは思いもしませんでした。こちらは、格安でフカヒレが食えたり、また冷やし系だと「冷やしタンメン」なるちょっと想像しがたいのも提供してたりしていて、冷やし中華でも普通には出してこないだろうなとは思っていた。しかし、その予想をさらに超えてきましたよ・・・この風貌からして。少々雑なまとめ方?と最初の瞬間は思ったけど、何となくそうなるのも頷ける。これはタレが餡化しておりますよ!。餡と言っても微妙な粘度で、じつにゆるゆる。醤油の深い褐色が染みこんだゆるゆる餡なのです。この時点で「レンゲをください」と女性店員さんに所望です。






 味がまた、まったりとした甘さを感じつつ、奥に酸味を柔らかく感じさせるというもの。少し濃ゆい味わいだけど、塩っぱくない。表面にいり胡麻が降りかけてあるのもあるが、胡麻の甘みも残っているし、野菜エキスがあるような円やかさすら覚えます。レンゲでタレ餡だけをジュルジュルと啜り食うのが面白く、冒頭からタレがどんどん少なくなってゆきそう。







 結構たっぷりに和からしが備え付けられてますが、このからしを全部投入しても餡の迫力に呑まれた感じで、ツンとした辛味は影をひそめます。麺やモヤシと一緒に食すると、のど越しが冷えて感じるうえに、ぺたっとするような感覚。カレーは飲み物だと豪語する方なら、その飲み込むようにして食うのと似てますよきっと。脳裏で「ゆるゆるで冷え冷え感覚が、喉に貼りつく冷えピタ餡!」って感じながらただ食い続けていた私でした。











<餡に絡みまくりのストレート細麺!レンゲと箸でマンジャーレ〜>


 餡にまみれまくった細麺ストレート麺。ややねり水の反応で黄色がかった見栄えですが、部分的に捩れていたり、ぼこっとしていたりと、餡がからみまくるポイントありあり。なので麺単体の味わいを感じることができない一方、絡みまくった味わいは強烈に印象に残っています。







 もう餡はすごく絡む上に、モヤシも餡に絡んでおり、それらがお互いに引き合うというか、一気に皿の中でマンジャーレ状態になってゆきます。麺の歯ごたえ自体はスパスパと小気味よい印象なれど、モヤシとからむ部分はザクザクとした歯応えとなり、スパスパとザクザクが交差するカオスな状態。餡で全体が絡んでぬめるから、前歯でも奥歯でも切り刻んだり、すり潰したりするのが中途半端で、それでも旨いので早く呑みこんで胃袋に収めたい衝動を抑えきれません。











<モヤシが麺と絡んでも、餡に絡んでも、旨い!>


 冷やし中華のトッピング代名詞となれば、「錦糸卵」と「きゅうり」ですが、この一杯の中ではマイナーな立ち位置で、周囲に散らばって補助的な役割です。主役は「もやし」でしょうね。これがまた炒められて冷されているのもあって、面白い食感なのです。ザクザクとしていながら、全体的にどこかヘナヘナっとしており、そこから野菜特有のエキスを再び放つようなイメージ。そこに餡が絡んで味を高めるという感じ。とにかく、餡をからめてモヤシを食うための一杯・・・とでも言えそうな、モヤシの存在感です。よく見るとニラもあるし、ナルトの千切りもあるのだけど、全くそれは補助的ですかなー。







 この冷えた野菜感覚なら、「冷やしタンメン」にも期待が寄せられます。冷えた野菜炒めってなんだよーっと正直思ったけど、このモヤシと餡のコラボが、塩味に代って、いろな野菜の種類が増えたら、ちょっと旨そうに思えてきた!。嗚呼、早く冷やし中華企画を切り上げて、冷やしタンメンに飛び込んでみたいー。







 総じまして、「唯一無二のゆるゆる醤油ダレ!冷や中好きなら一回食っとけ!」的なプレゼンスでして、また東京の面白い冷やし中華を発見できて、正直嬉しいー。かれこれ20皿くらい、この夏は毎日冷やし中華を食い続けている次第ですが、昔ながらの醤油・胡麻の「タレ」で味わうオーディナリー系から、最近は「ドレッシング」で味わうコンテンポラリー系もかなり出てきたという感じですね。胡麻ドレッシングというソースがその橋渡しをしているような気がせんでもない・・・。しかし「いそじ@代々木」だけかと思ったら、ここにも「冷え冷え餡」系があったとは、正直驚き。まだまだ夏は始まったばかりなので、もう少し冷やし中華企画を続けてみようかしらと考え中です。資金が尽きたらそれで終了ということで、あしからず。と言う感じで新たな発見でワクワク気分で詠います!。



   弱冷車
   揺れるリズムに
   うとうとし



   目覚めシャッキリ
   ゆるゆる冷や中



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






冷えピタ 大人用 12枚+4

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冷却シート ひえひえ天国 大人用16枚入り

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冷えピタ 子供用 12枚+4枚

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