ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2816】 ラーメン二郎 目黒店(東京・目黒)小ラーメン ニンニク

<今宵も二郎の夢を見るーー>


 私が平日夜に「二郎」に行くときは、ストレスか何かを発散したい時ということ。大抵、体と心が疲れているか凹んでいる時に、まるで、エヴァ初号機が暴走して第10使徒ゼルエルを捕食するがごとく、心の中で雄叫びを上げながら喰らう。何かに取り込まれたような気持ちで無心で喰らいつくのが開放感を覚えるのです。この夜は行列が少なくてとても楽だったのもラッキーだ。それにしても「メグジ」は、とても「二郎らしい」からいいね。いい感じで古びてて汚れてて、男臭くて、微妙な殺伐感があって(笑)。同じ飲食サービス業の尺度で語っちゃいけない。男ばっかりの世界で、少なからずラヲタを自負するものたちが集まる道場のような感じも受けますー。








 しかし、五年ぶりに来てみたが、道場のような無骨さどころか、実は割に「優しい」ことに、今更気づいた次第。










<オイリーさと非乳化のアピール! 優しめのカネシとヤサイの甘み>


 左右5席づつのL字カウンターの一番右端に着席。なぜか二郎では端っこの席に当たることが多い私です。そこは、厨房の出入り口に当たるところで、可動式の板一枚のカウンター。昔の観光バスの補助席気分を思い出します。でも、厨房が丸見えなので、これはこれで良かった気もするし、見なくていいものも見えてしまうかも・・・ま、面白い体験ではあります。どう言う順番で座ろうとも、5杯ロットづつ製作されるのか、一番端の私から順にコールを促されて、今回は控えめに「ニンニク」のみとコール。そうしましたところ、運ばれたのがこの麺顔。キャベツとニンニクが多めで嬉しい! まず食う前にブレスケア粒を飲み込み、そこから実食がスタートです。







 なんとオイリーなことか!と言うのが第一印象。カネシのブラウンが見えないほどのラード層の分厚さでして、透明度がまるで塩ラーメンかと思うほど。しかし食い進めると湧き起こるように底から醤油ブラウンが滲み出ると言う算段です。いわゆる醤二郎とも言い難いほど淡くておとなし目のカネシの塩気でして、そこへヤサイの甘みも滲むから、ワイルドどころか「マイルド」と感じます。そして油断をしていたら、ニンニクがジリジリと襲いかかる。優しいのか、厳しいのか・・・・「ツンデレ二郎」と名付けてしまいましょうか?。








 そしてオイリーだけに止まらず、脂がプカプカ浮いているのが、味の決め手かもしれません。脂の甘みを知れば止まらなくなる・・・・・ともあれ、今回はスープが確かに旨いと感じてしまい、私としては珍しくも汁まで完飲してしまいました。それも無理せず飲み干せてしまったから、誠に罪な奴です。皮下脂肪銀行の貯金残高がまた増えてしまいました。










<圧迫感の少なさも魅力的なオーション麺!スパスパ切れる柔らかさ!>


 見かけによらず、ワシワシではなく、スパスパと小気味好く歯切れが良い麺。しかも、重く感じることなくナチュラルな柔らかさがあるので、決してダレた柔らかさではないことを再認識いたしました。メグジの麺は個性的だと思います。それも無骨そうで優しいところがまた裏腹で楽しめる。







 これだけ毎日ラーメン食ってても発見することが多いのね(単に私がアホだからかも)。加水が低かったり、つぶ仕込みが高かったりした方が、粉の風合いが強めと感じて来たけど、こう言う密度感が少なくてしなやかでも、風合いを高く感じるわけです。オーションの風味をかぐたびに、二郎らしさを確かめる味わい。胃袋に負担も少なく、これなら次回は大ラーメンか、小豚で様子をみようかしら・・・・それほど圧迫感なく楽しめる麺です。











<豚がトロトロジューシーで嬉しくて泣いた>


 500円のラーメンである。それでもこの豚の盛りである。逆に食う方の頭が下がる。肉厚で、柔らかくて、脂と肉質の両方がバランスよく味わえ、しかも薄味傾向で、まとめると「旨い」の一言。部分的にトロトロな感じになってたし、また汁と脂でジューシーな味わい感覚もあって、すごく楽しめた次第!。次回は豚を増したいなー。










<久しぶりにクタリ系のヤサイを食ってうまかった!>


 キャベツが多めのが当たって嬉しい!それともやしも半透明でシャキ度合いは飛んだ感じですが、それがむしろ甘みを生んで旨いかも。スープのオイリーさともマッチングを感じるし、何といってもスープの味わいへの甘み影響は良い仕事ぶりと評価致します。これなら・・・ヤサイマシでも食えたはず。次回は、大ラーメンを控えて、小で全マシにする手もあるなと・・・ちょっと思案しています。











 総じまして、「最強のワンコイン! そして最高に優しいJ直系!ツンデレな二郎!」と言う感覚でしょうか?。私ごときがグダグダいう必要もなく、認められたJ直系の質感!。夏までに再訪問を決意しました。店主の南海ホークスの帽子も似合ってましたから、私は実家に眠っている阪急ブレーブスの赤黒帽子を引っ張り出してみようかと(笑)。つまらんことを思い出したが、疲れたのでとっとと詠って締めくくります。



   仕事終え
   トボトボ下る
   権之助



   ニンニク補給し
   登る坂道



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!