ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2809】 らぁめん 山と樹 (東京・高円寺) つけめん

<ますます本領発揮で「つけめん」提供!>


 この店は今後通うだろうなー・・・と思いつつ、春先に「大勝軒制覇計画」を遂行したものだから、すっかりと足が遠のいておりました。久しぶりに行ってみようかという気になって、先人のレビュー・コメントなどをSNSやブログでチェックしていたところ、『つけめん』がレギュラー化したことを今更ながら知りました。これ、結構私個人としては衝撃的でして、確信的にうまいと直感してしまいました。もうこうなれば、残務は持ち帰りで対応することに決め、直帰のご連絡をボス様にメール入れて、黄色い方の中央線に乗り込みましたわー。代々木から高円寺に着くまでの時間がとても長く感じてしまった。








 この店は夜の部は夕方5時からスタートなのね。少し早い時間帯だったので、先客後客なしの独占状態。しかし、もう少し流行ってもいいはずで、少し心配を覚えます。もう少し私も宣伝活動をせねばと感じ入ります。それにしても、直感は当たっていた。結論から言うと・・・「つけめん」は傑作です。突飛なところはなくとも、質実さがピカイチ!












<絶対に次こそは大盛り!引き締まった縮れ感と風味の良さが格別過ぎるー>


 麺から褒めたい。汁系でも美味いのは間違いないのですが、つけめん提供前から絶対にそれに合うと確信してましたから。2ー3本箸で手繰り寄せて、そのままを味わうと、小麦粉の風合いと言うか、グルテンの風味というか、めっちゃくちゃ清々しい!。余計なことかもしれませんが、ここは「水もうまい」ので、茹で上げから締めるまでの水工程も抜かりがないと言う感覚です。








 しっかりとした「ヌチリ!」としたハードさがある。そのくせ奥歯でプレスすると、あまり横ずれせずにガッシリと潰れこんで、麺の風合いをめいいっぱい放つ感覚が、咀嚼のたびに面白いです。全粒のまじりっ気が、見栄えだけでなく風合いの良さにも寄与してますねー。また、つけだれとの絡みも大変よろしく、サラサラの醤油つけだれに軽く濡れるだけのようで、しっかりと表面積の広さで受け止めている感覚あり。さっぱりしつつも、しっかりと受け止めたツユの味です。







 こちらの大盛りは、2玉になるのでしたっけ。汁系の時にそう記憶したので、つけめんで大盛は厳しいと思って控えたが、実に悔しい・・・・ここのつけめんは、大盛りにすべき!たった100円なのに、何をみみっちいことを考えてしまったオレなのだ!。途中から替え玉をお願いしようかと、迷ったりもしたのだけど、スープ割りもあるのでやめといた。つけめんの替え玉って・・・・なんだかルール違反って気がしません??

















<醤油の塩気と酸味と風味感覚がナイス過ぎる!鶏豚エキスも美しく!美化された丸長系のような妄想!>


 つけだれがまた「泣かせるうまさ」なのです。個人的には丸長系をすごく洗練させて美化したようなイメージですが、丸長荻窪本店のような胡椒ワイルドさは皆無。スパイスは上品な一味唐辛子のみと言うシンプル&ハイセンスが泣かせます。







 動物系のうまいコクは鶏豚の仕業か?鶏系の明るさが光る気もする。そこにまろやかな甘みを含むところに、味醂のようでもあり微かに魚介風味の落ち着きも感じます。それだけでも確実に美味い。しかしそこで昇華する部分を更に感じるのは「醤油系の味わい」です。酢も少し滲んでいると思いますが、それが醤油の酸味とすごくマッチしていて、気持ちが良すぎます。甘酸っぱいと表現するとドきつく感じるけど、そこまでは行かない控えめなところが「上品」と思えてなりません。それらをトータルで考えると・・・「美化された丸長系」と言う雰囲気です。丸長との関係性は全くないと思いますがー・・・とあるラヲタの戯言としてあしからずです。













<思い出した!ここはチャーシューが美味すぎる店だった!!>


 忘れていた!この店のチャーシューは絶品!。昨今のレアチャーシューブームに、背を向けるような「ボイル系」のチャーシューですが、実に丁寧な仕事ぶりを感じるし、肉厚で大判で、しかも適度に柔らかい!。スープ生成にも貢献したと思われる適度の脂の抜け。そこに逆輸入したようなスープの吸い込み。酒のつまみにも、ミニ丼のトッピングにも威力を遺憾なく発揮することでしょう。青ネギと合わせて食うととてもうまかった・・・・関西オリジンの血が騒ぐ。ネギ大好きネギ星人としての宿命も感じる。次は特製大盛するしかないかー・・・・一杯で英世超えは痛いのだが。












<最後は生姜の風味も感じてサッパリさを演出!抜け目ナシ!>


 割りスープの楽しみは、「味変」だと思っています。単に薄まってピントが合ったと言うのも良いのだけど、味変して最後に物語が変わるところが面白いです。実はラヲタにハマったきっかけは、松戸とみ田の「つけ麺」なのですが、当時、関西転勤中に東京出張のついでに食った時は衝撃的でした。過去、とみ田のスープ割の歴史だけをレビューで語ったこともあるくらい好きでしてねー・・・「スープ割」はすごくこだわるオレです。








 こちらのスープ割りの評価ポイントは「生姜の風味」が加わり、「華やかさ」と「口のさっぱりさ」を両方演出できているところです。最後にさっぱりと気分良く・・・と言う、心配りすら思える展開とは思いませんか?。最後にラーメンと同じでしたーって言う「タネあかし的」なスープ割も好きですが、今回のスープ割りは、食する一連の流れをも汲み取った繊細さが伺えてナイスなのです・・・。それこそ、オ・モ・テ・ナ・シ!(もう古すぎるか)。












 総じまして、「素朴さ美しさが織りなす極上つけめん!またすぐ食べたい!!」と言う感動モノの一杯でして、ここは何を食っても、何をトッピングしても、美味い店だと確信しました。残念なところがひとつもないねー。早くも、塩つけめんが、食べたくて食べたくて収まりがつかない私の心情ー。美味さに参った宵の口でありました。おかげで少々帰りで雨に濡れようとも、全くイラつきもせず悠々と駅までたどり着けました。途中、一軒目酒場で寄り道したけどー・・・。と言うことでほろ酔い気分でさらっと詠ってみます!。



   足早に
   雨降る前で
   慌たゞし



   憩い求めて
   質実つけめん



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





東京都杉並区高円寺南5-21-7 高円寺マンション107


さんぽガール ナマダメタボさん 高円寺編

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さんぽガール 風莉さん 高円寺編

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