ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2783】 麺屋 さくら井 (東京・武蔵野西久保) 煮干らぁ麺+日本酒(雪鶴ブラック大辛口+10)

<素敵な晩酌と極上の煮干そば>


 災い転じて・・・ではないけど、丁度外出の午後3時に、港区田町にて業務解放。こんなに早くてはオフィスに戻るしかないねと、腹を決めて山手線か京浜東北線に乗り込もうとするが、不幸なことに電事故発生。しかも、復旧のめどが立たず。イライラしながら追加情報を待つも進捗不明。諦めて・・・・近くのカフェに潜り込んで、モバイルオフィスワークを慣行いたしました。ところがこんな時に神風が吹いたように、すいすいと仕事がはかどるではないか。何とメールボックスの未読サインが無くなったではないか!。これは実に気持ちが晴れる!ゆっくりと、JR田町駅に戻れば、山手線だけ動き始めたのを確認し、少し早めにフレックス退社を慣行しました。これぞライフ・ワーク・バランスってやつですよ。








 ここで妙に遠征してまでラーメン食おうとしなかったのが良かった。最寄の三鷹駅からてくてく歩いて、夜の部開店間無の「麺処 さくら井」に着くことができました。この店はお気に入りで、完璧にローテーションに入っている店。醤油→塩→煮干→醤油・・・という順番に食い続けているお店です。今回は、「煮干」の順番でした。












酒:「田原酒造 雪鶴ブラック 本醸造 大辛口+10 瓶燗火入れ」


 「今宵の酒」という券売機ボタンがあります。定期的に入れ替えてくれてるのだけど、今回は「辛口はない?」って訊くと、「雪鶴」をすすめてくれた。新潟の酒らしいっす。さてこの雪鶴、辛口期待で味わうと確かに確かに辛口!。キリリとした感覚が気持ち良いですし、重くないので毎日の晩酌にはもってこいの味わいです。しかも、辛口っていい酒なら必ず独特の風味を持ち合わせており、辛さを突き詰めればどうしても、奥にある仄かな甘味が感じられてくる。日本酒の妙というやつか、実に楽しませてくれます。1/3程度残しておいて、煮干らぁ麺のトッピングにあるレアチャーシューを味わうときに備えます。旨し!!。


     











汁:「煮干しの旨みを引き出したところに苦みが混じる・・・・そんなライトなニボ感覚」


 実に心地よい食前冷酒の後に、それは恭しく配膳されます。見慣れた麺顔は、もはや完成度すら感じる麗しさ。過去、かなり語りつくしているので、今回はあっさりと述べますが、「煮干の旨みをストレスなく引き出している」感覚が素晴らしいです。甘味重視でもなく、ニボニボ風味絞り出しでもなく、苦み香ばしさを煮出すでもない感じ。煮干し旨みの抽出に、苦みと風味が少し混じった・・・というような風合いでして、味わいたいと自然に思える濃度です。







 そこに醤油ダレの輪郭はあまり意識できません。ベースの豚骨とか鶏出汁の風味も煮干の下支えに徹していて仄かです。煮干ならではの銀の欠片も無い。岩海苔の風味がふわっと感じられますが、私はもしこの岩海苔がなければ、もっとすっきりした煮干感になるのでは?とひそかに感じてます。一方で、感覚が薄くなるかという危惧もあるのですが。













麺:「加水の低さが心地よいストレート細麺が、ゆっくりとスープを含んでゆく展開」


 ご存知、三河製麺らしいパツパツとした低い加水率のストレート細麺。前歯を差し込んで、奥歯で潰す際に感じる麺の風合いがいつも楽しいと感じています。しかも、食べ進めるにつれて若干のスープ浸透を許すので、後半にややしなやかさを楽しめる。あえて少し放置して、レアチャーシューで冷酒を味わい、間をおいてから食い進めるのも面白いです。ほのかにしなやかになった麺のコシと変化した風合いが、また楽しくておいしい。煮干らぁ麺だけ、ほかのと麺の種類を変えているそうなので、スープとの相性とかこだわりを強く感じます。















具:「レアチャーシューがまるで極上刺身のように酒に合うのだ」


 これも語りつくした旨い肉。繊維質とか筋とか一切感じさせない。タレの味が濃ゆいわけでもない。ナチュラルに肉の味がするんだが、やっぱりタレの仄かさが上手に浸ってる感じです。まるで極上の刺身でも味わているかのような感覚にもなり、それが余計に酒を進めさせます。













 総じまして、「平日夜の愉快極まれりな極上晩酌&崇高煮干麺」と言う、いつもながら捻りの全くないまとめでごめんちゃい。しかし生活習慣にもし余裕ってのがあったら、このタイミングで、こんな風にいい酒といい煮干そばを食ってもありがたみがあるのだろうか。日常的なありがたみは、非日常的な生活をしてないと分からないものかもね。そんな日常と非日常のギャップ最大のタイミングで飲み食いした一杯とその酒は旨かった・・・。だから明日も頑張ろうと思える。そんな感謝と希望の気持ちを込めて、さらーっと詠います!。




   多忙時期
   神の与えし
   ご褒美か



   春の宵刻
   まどろむ酔時



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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