ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2765】 ラーメン 健やか (東京・三鷹) ラーメン


三鷹駅界隈のラーメン地図が面白くなってきた>


 私が、日夜「大勝軒巡り」に没頭しているうちに、我がホームグラウンドに新しい店が出来とりまして、ようやく訪問することができました。それが「ラーメン 健やか」さん。三鷹駅の北口エリアの外れに位置します。なんと私が好きそうな・・崇高な感じがする淡麗系のラーメンをご提供とのことです。「中華そば 向日葵」の関係者となれば放っておけるはずがありません。さてこの三鷹駅エリアは、この一年で随分と個人的にはイメージが嬉しい状況になっております。昨年のツツジが咲く頃に、突然三鷹の南エリアに現れた「向日葵」。そして秋が深まる頃に出てきたのが「さくら(麺屋さくら井)」。駅を挟んで南北に、向日葵と桜が咲き乱れておったところに、割り込んできたのが「健やか」さんと言う感じです。向日葵が北に進出してきたと言えなくもないですが・・・。







 そんな感じでワクワクモードでやってきた店先。とってもシンプルで素っ気ないところが結構、本格的なオーラを醸し出しております。入店時、先客1名。夜飯ピーク時で大丈夫か!?と心配してたら、後から客が来るわっ来るわ・・・・。たちまち席が埋まります。メニューは基本的に醤油系一本で酒がない(!)。味玉とチャーシューとご飯系のバリエーションのみと言うのに、これだけ客を引きつけるとは、恐れ入ります。まずは「ラーメン」から手始めとしていただきますが、780円と言う価格設定は、半分強気ですなー。












汁:「トリュフオイルが分かりやすい!醤油味の輪郭と貝出汁が、これほど共鳴する仕上がりになるとは!」


 配膳の瞬間は、今風な鋭角的なフォルムに、和の質感を取り入れたような流行りの丼が、本音のところ小さく思えてしまう。そして奥ゆかしきボリュームですから、これで外したらただでは置かないと腹を括ります。しかし実際に味わうと、これが疑念を一気に振り払う。トリュフオイルの効果おそるべし。いやー、これまでちょこっとはトリュフオイル入りラーメンって食って来たつもりだったけど、これほどまでに鮮やかなのは知らん。そのため少しだけ強気な価格設定なのかもと思えば合点がいきます。







 最初は醤油の美しいブラウンの見栄えが素晴らしく、熟成醤油を味わう気分でスープをすすり出します。そうすると、確かに醤油の熟成からくる円やかさが、舌を支配し鼻腔には香りを運び、魅了する。そして貝類のじんわりした旨味。ああ熟成された醤油をうまいことまとめてるなーーーーって、感じ始めたところで、トリュフオイルの群を抜く甘みのようで旨味の香りが、ブワーーーーーッと全体を駆け巡るわー。これは、若い人の優れた才能が作り出すラーメンですよ。最近まで、東京中の大勝軒を食い続けて来た身としては、同じラーメンでもDNAが明らかに違う感じと思う。古風な醤油ラーメンを、現代的感覚でトリュフオイルを使い、「ネオ・ジャポネスク」にまとめあげたような作品。どんな人が作ってる?・・・と思って、厨房の店主とその相棒さんを見てみると、掛け声確認がちょっぴりファンキーで、楽しそうな若者約2名。グルービーなポップで育った私とは、別世界な感じがしたが、ラーメンのうまさでは繋がってる。









 うまいので、スープを一滴残さず飲み干します。その寸前で残るスープを見ると、味を構成するエキスのカケラや細かい残存が一切見受けられない。まるで濾過し尽くされたような、さらっさらスープです。エキスの残存のカケラって、結構スープの味の確認に役立つのにな・・・・。今回はそれが一切できず。












麺:「いわゆるパツ麺!加水の低さに封じ込まれた小麦の香りが、スープに負けず劣らずコラボする香りの共演!」


 これ以上、喜ばせんといてほしいわーっと思いつつ、麺をすすって前歯を麺に差し込んだ瞬間、頭の中では「!」ってな記号が大きく浮かび上がります。うまいがな!スープに感動したけど、それとマッチする質感が見事。形状は角。立派な正方形であったはずだが、茹で上げである程度膨らんでぼやけた形状になってる。しかしそこが、舌触りの良いところで、滑らかなようできっぱりとした滑り心地を生み出すようです。汁の吸い込みがしそうな低加水麺。ストレートが美しく、よじれなどは一切ない。







 前歯でちぎり刻むほどに、乾いたグルテンを思い起こさせるような風合いが広がる。そこにスープの醤油感と、トリュフ系の旨味が染み込むようにコラボするのが、実にうまい。







 すすり上げに関する滑りの良さとか悪さとかは、一切記憶にとどまらず。なんたって、スープの良さが麺の風合いにどれだけ浸透してゆくのかに注視してて、観察を忘れましたので。科学者としては失格。







具:「シンプルさの中に華やぐ切り落としレアロース豚肉、あとは少しばかりの薬味ネギと穂先メンマのみ!」


 ロース肉のレアを切り落としたようなサイズと形状、そして質感です。こりゃうまいに決まってる。ラーメンの上でなくとも、成立る完成度は認めます。ただ・・・もう少しくれ・・・。あとで腹が空きそうだから。












 総じまして、「素ラーメンでも通用するトリュフ醤油の一品」と言う感覚で、非常によくできた一杯だと感じました。トリュフと言うのは、実は結構先人が扱ったことのある素材でして、限定などでもたまに見られます。しかしこれまで頂いてきたけど、ほんわかと薫る程度の崇高さが魅力的だったものの・・・、今回のきっぱりとしたトリュフオイルの味わいは、結構アピール感あり。シンプルなメニュー設定と、多少強気な価格設定ですが、これにいいチャーシューもあると来たら、是非とも日本酒か焼酎を置いていただきたい次第!。これからのメニュー展開も期待して良いと思いますし、いずれ煮干しでも出て来るのかなと思えば、ツイッターもチェックせねばと盛り上がってます。また来ます。次回は腹空かして、駆け込み乗車もいただきます。いや違った、炊き込みご飯だ・・・(中川家のパクリ)。今後の期待を込めて詠います!。



   桜散り
   菜の花咲いて
   ツツジ咲く



   向日葵なびく
   トリュフの風に



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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