ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2730】 築地 大勝軒 (東京・築地) 特製らぁめん

<ラーメン銀座な築地界隈>


 所詮私はそういう男。・・・・運動神経劣化オヤジ。今回は、午後から出社ということで半日休暇をいただきました。本当にエアポケットにでも入ったかのように、何もスケジュールが入って来なかったので。あなのでゆっくり起きてのんびり散歩気分で都内へ。新橋でQBハウスへ行って散髪。ちょっと散歩気分で築地まで足を伸ばしました。でもちょっとゆっくりし過ぎて、お昼前の時間になってしまい、目的の築地大勝軒で行列が発生するかもと焦る。焦ったオレは馬鹿だった。歩行者用の青信号が点滅しだして、急いで渡ろうと少々歩道からショートカットしてダッシュしたところに、消火栓があって腿の左側面を強打。その反動で次は腿の右側を欄干でぶつけてしまい・・・・悶絶してしまいました。こんなの軽くすり抜けられるはずだったのに。自分が思っているよりも、体の老化が進んでいるらしい。








 それにしても物凄く痛くて、歩道で軽く蹲ってしまい、1分は動けなかった・・・。すると「お兄さん大丈夫かい?」なんておっちゃんが声かけてくれるから、かえって恥ずかしい反面、心配してくれる人がいてくれてうれしい。どうもこのおっチャンは、私がぶつけて倒れるまでの一部始終を見ていたらしく、気になってみてたらしい。あまり大丈夫じゃないけど、どうしようもないので痛みが峠を越えたあたりで、おっちゃんに礼を伝え、痺れてぎこちない足で、再び目指す大勝軒です。築地の人情にも触れたようで、思い返すといい街に思えてきた。







 それにしても、ずらーっとラーメン屋があるねー晴海通り界隈は。ラーメン銀座かい!?という感じ。途中で、もう歩くのが嫌になったらどこかで適当にすませようとも少しだけ思ったけど。初志貫徹。やっぱり行列が少し発生しており、そのまま連結。食券買ってから並べと言われて言葉にしたがう・・・。今回は「特製らぁめん」。













汁:「オイリーな豚骨ボディとザラつきある魚介! 加えて醤油のきっぱり感響く、築地アレンジ!」


 店箱は2階まであるというのに満席&行列だから、すごいね。なので麺を次から次へと茹でながら回転させていくので、座る前に食券を確認するのには意味があるのがよく分かりました。そのおかげで座ったら5分程度で配膳が進むから、オペレーション的には満足。そしてその配膳されたそれがこの麺顔。「特製安い!」と一旦喜んだが、720円なりのそれは麺顔でした。







 でもスープは私がイメージする東池袋系を強く感じるところがある一方で、少し醤油の色合いの主張が効いているような感覚。築地なれではのアレンジを感じるスープの見栄えです。そして味わいはと言うと、見た目よりもかなり軽やかに食える。見栄えよりもオイリーな感じがして、ライトにしては腹もちのよさそうな気もする。







 豚骨感覚は、髄の煮出しやコラーゲンの抽出という感じはあまりせず、出汁感覚でさらりと仕上げた風合い。そこに香味オイルかラードのコクが表面を覆う感じで、脂コーティングという舌の纏わりつきがある。そして魚介はというと、あえてざらつきを残したような感じで、ワイルド感を少しだけ醸し出しつう、甘みを表現。豚骨と魚介のバランスも均等でよい感じ。そこに醤油のキッパリしたタレが混じっているのか、塩気というよりもカエシの風味を軽く感じさせるような風合い。








 惜しむらくは、少々熱が足らなかったことかな。せっかくのオイリー効果が少しだけ残念に思えた。しかし、テーブルセットの一味は良い。これも味変化には有効的(いつもなら辣油なのだがなかった)。







麺:「王道の東池袋系を感じるモチモチ太麺!もりそば感覚で食らう!」


 麺は、つけそばと同じものを使用。さらっとオイリー系なスープ感によくからみ、汁系を食っていてもどこか「つけそばを食ってる」感覚に思えるほど。密度感少な目でモチモチな明るい弾力。前歯を当てるとぷっちりと千切れて、奥歯でプレスするとモチモチモツモツっと横ずれしながら潰れこむ。汁と淡泊なグルテンの融合した旨みも、大勝軒の特徴を感じさせます。







 スープに絡みつくような地肌感覚で、舌に貼りつくような感覚も若干あり。加えてスープのサラサラ感と相まってのど越しもよく、心地よいシルエット感を与えます。並盛で150g、大盛りで225g、どちらも同一料金。ここは大盛りを頼むべき店です。













具:「特製だからと期待してはいけないシステム」


 デフォルトでもかなり隙のないトッピングの一杯もあれば、デフォルトを「特製」と呼んでいるシステムもある(魁力屋なんてのもそうだね)。正直、期待しちゃってたから自分が一度上げたハードルは、なかなか下しにくい。チャーシューはばらのロール肉。それなりの厚さで蕩けるような柔らかさ。ライスとよく合うと思う。なのだけど、ちょっと大勝軒のイメージとは違っていたし、口に入れるとすぐに溶けてなくなってしまった。







 意外とメンマはしっかりとしていて、こちらの方が印象に残る。繊維質が細かくて凛としてながら薄味。歯を繊維方向と垂直にして千切っても、小気味よく避けるように食える。風味もいい方。







 総じまして、「香ばしき、ザラつきオイリー豚魚」と言う感覚でして、何のひねりもない感想でごめんちゃい。それいしても、ここに来る途中で強打した腿だが、ラーメン食ってるときはそれに集中してたので何も感じない。しかし、食べ終えたあとで立とうとすると、また痛みが蘇ります。オレにとってはラーメンはモルヒネにも勝るのか・・・。恐るべしだな(何がじゃ)。ともあれ、とんだ春の散歩になってしまった。この日は午後からデスクワークばかりだったのが、本当に救われた。ちょっと週末はラーメンばかり食っていないで、運動もしなければいけないと痛感した次第です。そんな反省を感じながら春気分で詠います!。



   爽やかな
   春うららかな
   晴海にて



   豚魚の香り
   海風乗せて



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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