ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2715】 町田 大勝軒 (東京・町田)油そば 〜二郎寄りな大勝軒!そのままオリジナリティの道を行けよ!行けばわかるさ!!

<豚骨醤油がウリの大勝軒!?>


 所詮私はそういう男。・・・・良心が裏目に出る。先日、少し寝坊して、いつもより混んでいる満員な中央線快速に乗って出勤したのだが、春休みのシーズンなのでいつもとは違う客層がいたりする。それは、コロコロキャスター付きのカバンを持った子供とお母さん。車両出入り口の角っこを必死に死守しておられる。停車駅毎に一旦出て出入りの妨げを少なくすることも、思いつかない様子。なので、その付近にいた私が、コロコロカバンを跨いで出入りし、スムースな乗り降りに協力をしていたわけ。そしたら、今度は新宿駅に着いた途端、私が足をかけてコロコロカバンを跨いでスペースを譲ろうとした途端・・・・・背中を押されてブザマにホームと出入り口のところでコケた!!!

 ところがだ・・・・・そのコロコロカバンの持ち主は、毎回オレに跨がれて迷惑だったお返しのように、こけた私を睨みつける。そして背中を押したと思われる30代そこそこの男は、あざ笑うかのように一瞥して立ち去る・・・・。新宿駅のホームで待ってた客は、鈍臭い男を見るような白けた目線を浴びせる。・・・・一体誰が一番悪いのか。責任者出てこいと思ったけれど、ヘタレな私はそのまま言い返したり説明するタイミングもなく、また同じ車両に乗り込んだ。せめて、違う車両に移動すれば良かったと、機転のきかない自分にがっかりしたりするー。







 まーそんなこともあって、鬱憤を晴らすべく週末は町田へ。ちょっと親戚へ用事があったもので、訪問と食事時をずらすのもあって「町田大勝軒」さんへと向かいました。町田もラーメン激戦区!ありとあらゆるジャンルが密集していると思えるのですが、町田のラーメンご隠居も元気でおられるかなどと考えてるとガッツリ行きたくなってきた!。そんな感じで「油そば」。一応予習してきたつもりだったんだが・・・・。









タレ:「背脂チャッチャ系のギトギト感!卵黄と背脂のダブルビームでフルアーマーなコクの仕上げ!」


 一言で言えば、「背脂の重装備」といった汁なし系です。いつもの大勝軒らしさはあまり見られず。なぜか・・・・それは背脂だけはなくて、魚介の感じられない部分が、いつもの大勝軒と違うと思うポイントでしょうか。







 まずアツアツの麺に背脂の投入が始まります。あの一世を風靡した「背脂チャッチャ」をダイレクトに放り込みます。その上に醤油ダレ等の秘伝をまわしかけて、トッピングを施して出来上がり。配膳されてまぜまぜしてから、一度食ってみる。そうすると背脂の卵黄のコクが実に融合しており、動物系の深みを感じてしまいます。その後追いで醤油だれが染み渡るちう感じ・マイ大勝軒のイメージとは少しずれますが、本来的にはこ言うの好き。







 それにしてもコクが厚いわーと思えるのは、後半残すところあと三分の一と言ったところ。多少単調に思えだしたところに当たりますが、そこで定番の「酢」と「辣油」を入れようか入れまいか悩む。個人的には、この味なら「ブラックペッパー」が合うはずと感じ、神の啓示かのように素直にしたがってみます。するとそれはカルボナーラの方程式に近いかも・・・・。実際に投入したら、ビビッと旨味のリズムが一気に変化し、新たな食欲を生み出したかのように、食い続けることができてしまう。そんな感じで一気に食いまくったかも。










麺:「アツアツなのに締まりを覚える弾力!モチモチさが重装備されてる上に、にゅるにゅるした滑りが楽しい!」


 多加水のストレート麺。中太でやや正方形が押されたような形状でして、大勝軒としてはイメージがしやすいタイプかと思います。個人的には、「弾力」と「滑り」とても印象的で、さらに付け加えると「ボリューム感」もなかなかでして300gはゆうに超えるため、並でも腹パンになること間違いありません。







 まず「弾力」については、一度冷水でしめてから、温め直すと言う段取りが嬉しい。確かに食券渡すときに、「温かいのか冷たいのか」と聞いてきます。つけそばならいざ知らず、油そばではあまり聞かれたことない。ここの油そばは、一旦茹で上がってから、流水に投下してしめる。そしてもう一度麺釜へ入れて温め直してから湯切りし、調理へと入るのです。このステップがあればこそ、弾力にコシが生まれ、歯応えもモチモチ感覚とクッシリ感覚が生まれるのでしょうね。確かにうまい。








 それに「背脂チャッチャ」と「卵黄」が、タレに混じってドロドロになりますので、それが麺全体に絡みまくりです。ニュルニュルの極致。刻みネギ等薬味を絡みまくり、ズボボボボボボボーーーーっと啜り上げる抵抗感の重みはすごいです。それでもすすり切れるのだが・・・。






具:「スカッとしたロース肉の歯ごたえが王道!そしてノスタルジー!!」


 このチャーシューは、個人的には東池袋系のイメージなのですが、実際はどうなんでしょう。ロース肉がさらに脂分が抜けて、スカッとして一部分がスポンジのような感じになる・・・そんな肉繊維質。そこにスープが吸い込まれるのが通常なのですが、今回は汁なし。ヌメヌメとしたものが、吸い込むと言うより、全体に張り付く感じになります。前歯から奥歯にかけて、歯型をつけるかのように、文字通りがぶりと噛み、あとは通常の咀嚼へと移行。噛みしめるほどに、適度な歯ごたえと肉味の残存を感じて・・・いい感じ。まさにノスタルジー感じるような大衆チャーシュー。











他:「セットのスープが実に気が利いてる・・・ぶっかけてもよし!そのまま味合うもよし!」


 さて、後半の味変ですが、「酢と辣油」は今回は封印しました。きっとそれでも旨いと思う。だけど油そばはいつもそれだと、印象が同じになってしまうからね・・・・。それに、この店では「スープ」がつくわけだから、それで後半の味変気分を盛り上げることとしました。

 一つ目の選択肢として、「スープを丼に投入して汁系風に仕上げてみる」こと。そして二つ目の選択肢は、「スープは口休め、それ単独で味わいつつ、残った麺と交互に楽しむ」こと。今回は、後者を選択。理由としては・・・・以下二つ。

 ①スープそのものが旨かったので大切にしたかった。
  あっさりタイプですが、動物系のコクがしっかりと出てた。
  また、どこかしら魚介風な落ち着きもある。
  そしてそれが混ぜて消えるのが惜しい。

 ②すでに卵黄が全体に広がってまったり感を崩したくない。
  背脂と卵黄のコラボが、せっかくいい感じだったのに、崩れない保証がない。


 結果には納得してます。最後は口直し的に、残ったスープをグビッと飲み干しました。







 総じまして、「二郎寄りな大勝軒!そのままオリジナリティの道を行けよ!行けばわかるさ!!」と言う感覚でして、これはちょっと面白い大勝軒をいただいた気分で、久しぶりな新鮮な味わいでした。しかし食ってから、なぜか新宿駅のブザマさをなぜか急に思い出して、情けなく思った・・・。せめて猪木のように強い身体はなくとも、不屈の精神があれば、あの時余裕の対応ができたかもしれない。男はもっと肉とか背脂を摂取して、肉食系に回帰しないといけないのかもね。今回の背脂は、久しぶりに脂の甘さを知った次第だけど、男らしく次回はどこかで肉でもくいたかも。ちょっと探してみるー。いきなりステーキが手頃だったりするかもな。と言うことで肉食男子目指して詠います!。



   穏やかに
   季節移ろう
   春の海



   町田の麺は
   背脂の海



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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日本の特別地域 特別編集56 これでいいのか 東京都 町田市

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