ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2644】 一圓 井の頭通り店 (東京・吉祥寺) 手前味噌らーめん

<実に閉店が惜しまれる・・・吉祥寺の青春的ラーメン店>


 「一圓」は、吉祥寺・三鷹界隈では知られているブランド。本店は吉祥寺駅西口から延びる中通りにあるんだけど、こちら井の頭通りの店も馴染みある感じ。昨年末、親戚(40代?)と飲んでラーメン談義してたら、学校帰りにここでよくラーメン食ってたとか言う話を聞いたばかり。ふとしたことから、この井の頭通り店が【2/12をもって閉店】と言うことを知りまして、慌てて訪問した次第です。寂しいねー・・・と思っていたら、実は餃子専門店でリニューアルするとのことでした。このブランドは、ジャンボ餃子も有名なので、ポートフォリオ見直して、そちらにシフトするってことですね。







 ロケーション的には、吉祥寺の華やかさとは無縁。中央線の高架下近くにあるこの店は、いつも暗がりにあるイメージです。しかも今日は氷雨降る中「手前味噌らーめん」を目指して突撃して見ました。ここの支店でも、必ずあるメニューなんじゃないかな。実は初めて食う。


   











汁:「ライトな白味噌ベースに、ほんのりチゲ?オロチョン?エッセンスを感じさせる絶妙バランス感覚??」


 メニュー見て630円とのこと。三鷹北口より20円安いことを今更知りました。メニュー表の写真がイマイチ美味しそうに思えないのですが(笑)、「手前味噌」という名称が心をくすぐるって感覚です。実は定番メニューのはずなのに・・・どこかおちゃらけてる。一圓とはそういう店なのだ。







 各支店毎にオリジナルらーめんがあり、例えば「井の頭通り店」なら「吉祥寺らーめん」。メジャーな地名なのは分かる。三鷹北口店になると、「三鷹らーめん」は良しとしても、「西久保らーめん」。三鷹南口店となると、「中央通りらーめん」。上荻店では「上荻らーめん」などと、その近辺の住人にしかわからない「ローカルらーめん」をくりなしている。それが一圓に惹かれるところです。それたので話を「手前味噌」に戻します。







 配膳の瞬間は、どこか量産的、あるある系な味噌ラーメンという風貌。ちゃんと丁寧かつ豪快に調理中に鍋をふるっている音を聞いているのに、見栄えはサービスエリア的。しかし一口味わって、かなり侮れずでした。ライト味噌。さらさら系のさっぱり白味噌を鶏ガラ豚骨で溶いたベーススープの感覚。しかし、そこにはオレンジ色の正体が隠されていたわけで・・・・。実は、軽くチゲっぽいんですよ。あまりにもほのかにオロチョンかチゲっぽい。いや・・・担々麺に似せているのか?。とにかく、じわじわっとくるピリ辛が忍ばされており、その成分がオレンジ色の正体なわけです。







 味噌パンチはないけど、味噌風味という視点ならかなりグッド。そこに、淡い辛さの羽衣着せた感覚が、実はハイセンスかも?。そう思えば「手前味噌」というダジャレはなくとも、そのままで成立するうまさですよ、これは。







麺:「茹で上げタイミングぴったりのクチリ!とした噛み心地と潰れ感覚!汁吸って滑らかささらにアップ!」


 あまり特徴のない麺ですが、外したわけでは決してないです。一圓は、麺にこだわりあり。湯でがま&平ざるスタイルですから、昔ながらの分類ですよね。テボより平ざるの方がなぜか美味く感じる。







 あまり特徴のない茹で上げですが、それだけに絶妙のタイミングかと。それだけ実は絶妙なのかも。芯は決して残さず、スープよりは風味で出しゃ張ることはなし。ただナチュラルな歯ごたえ感覚で、前歯ではスパスパっと、奥歯ではクチっと・・・切断されたり、プレスされたり、すり潰されたりして、それでも全く不満はなしです。







 あまり特徴のないスベリですが、後半はじわじわっと汁を吸い込んで、物腰は柔らかくなります。そこを狙って、ズボボボボボボボーーーっと勢いよく啜り上げるところがまた快感。実は満足度が高いです。







具:「ボリュームよりバランス!モヤシ以外の野菜の風味と挽肉多めで嬉しい!」


 一圓にしては、具材はおとなしい部類ですかね。このブランドは、少しぶっ飛んでる感覚があって、それが名物「ジャンボ餃子」を生み出す母体なんです。例えば、麺類なら「もやしてんこ」という、二郎とはまた別感覚の山盛りモヤシらーめんがあったりする。ホウレンソウらーめんも実に個性的。それなのに・・・・実に一般的なボリューム感とその構成物です。







 でも、野菜といってもモヤシばかりで肩透かしすることを思えば、人参、ニラ、たまねぎなど・・バランスは良い。特にひき肉がイメージよりも多めで個人的には嬉しい!。おかげで丼の底に溜まったひき肉欲しさに、スープを全部平らげる直前に、ひき肉を全て回収するわけですが。







 総じまして、「手前味噌と言いつつ、遠慮がちな辛さアピールがむしろナイスバランス味噌麺」と言う感覚でしょうか。見映えと想像以上に旨かったのが実に皮肉です。こう言うことなら、もっと訪問をしておけばよかったかも。寂しい限りですが、三鷹北口店でこれからは、この味を引き続き堪能させていただきます。表の擦り切れてボロボロの暖簾も、あと数日で見れなくなる。立派な勲章ですねー。と言うことで、涙を堪えながら、詠います!。



   氷雨避け
   襟立て進む
   高架下



   これで最後の
   味噌麺侘し



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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懐かしの吉祥寺 昭和29・40年

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