ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2587】 金久右衛門 京都祇園店 (京都・祇園四条) 祇園ブラック

<靴を脱いでお上品にいただくブラックラーメン!おこしやすー!>


 今回は、年末ラーメンのレビューです。京都帰省中に泥酔気味の後の訪問。なぜか三条京阪近くで九州料理屋でトン鍋と焼酎に舌鼓。そこで軽い酒の頭痛を覚えつつ、カラオケ屋になだれ込んで、声ガラ熱唱。そうして辿り着いたのがこちら「金久右衛門」の京都祇園店です。せっかく京都に帰ってきたのだから、ラーメンで爪痕のこそうと企んだわけですー。年末も最後の最後までラーメンでバカやってたという次第です。








 この「金久右衛門」と言うブランドは、関西転勤時代にかなりお世話になったのでして、主に梅田店で食いまくったという記憶です。それが時が経って今や京都祇園に、店を構えるようになったとは隔世の感を覚えます。いざ辿り着いてみるとなんじゃこりゃ・・・いかにも「コンテンポラリー京様式」「ネオ・ジャポネ」を思わせるような店の造り。わざわざ大きく店奥へと入りこんで、ターンバックして店内に入ります。そして靴を脱ぐ。この一見でとても不便なところが、ラーメン別世界へと意識を切り替える動作なのでしょう。中に入るととても和風でハイセンスな店内。カウンターの中に「藤原紀香」か「仲間由紀恵」が月桂冠のパック酒を持って立っていても、何ら違和感がない様相です。


   



   






 今回は「祇園ブラック」なるものを初体験させてもらいました。「大阪ブラック」「なにわブラック」という名作の系譜を受け継いだ「祇園ブラック」。三匹めのドジョウ狙いな気もしなでもないですが、そこは素直に「しっかりした醤油を食いたかった」からそうしだ次第です。


   












汁:「庶民的な高井田醤油が、よそ行きみたいに上品!しかしキレある塩気と淡い酸味は健在!」


 とても馴染みのある麺顔に少し化粧がほどこされているという印象。大阪ブラックよりもやや透明感があるような面持ちに、京都を感じさせてか「九条ネギ」と「七味唐辛子」を存在さえているのが「祇園」デコレーションなのではと直感的に理解します。鮮やかな材木メンマもすばらしい。デフォルト800円の麺顔としては、ギリで及第点ですが、場所が祇園ですから頑張っているとも感じます。







 金久右衛門の醤油は、濃口醤油でズドンと食べごたえとインパクトを与える一方で、さらっと食えるのが特徴的。しかも、濃ゆい味わいなのに、アッサリと食えるという不可思議さが魅力的です。アニマルオフなベーススープに醤油の酸味と塩気の後味が、くせになるというもの。そこに微妙に、甲殻類やら貝類のエキスが滲むところが、従来の「高井田系醤油」とは独立的な存在です。なので、そんな感じだろうと考えつつスープを啜る。







 確かにこれは「金久右衛門」とすぐ分かる味の輪郭でとてもうれしい!しかし七味唐辛子の風合いが実に新鮮で、一層かろやかに食い進められるという印象。しかも・・・完全にアニマルオフでもないだろうなと思える「落ち着き感」があるからちょいと不思議。野菜のエキスが多めに効いているだけなのか、はたまた魚介系に近いエキスが混じっているのかが、酔った頭と舌べろではわかりにくく、途中から観察するのをやめて無心に味わい飲み干した次第。もうすっかりと高井田系のジャンルを超えたような上品さと醤油のキレを感じつつ、年の瀬の京都を過ごす充実感につつまれます。













麺:「これこれこれーーーーー密度感覚ある平打ち太麺の滑らかさ!褐色に輝く美しさ」


 ブラックには太麺。これが私をはじめ店が推す選択です。この麺は相変わらずといった安定を感じます。密度感がたかめの平打ち麺で、キシメンに近いサイズの幅。潰しこみが効いている一方で表面の光沢感もすばらしく、濃口醤油ダレをまとったあとの褐色がすばらしく食欲をそそりあす。茹で上げもちょいとカタメなのがデフォルトで、グルテンの風合いと醤油の塩気との交わりが気持ち良い。前歯でプツプツと切れ込ませて、それを後で奥歯へと運び込んで、束になったそれをヌチリと押しつぶす感覚が痛快で美味い。







 また太麺をズボボボボボーーーと勢いよく啜りあげるときの、口当たり、内頬や舌触りを駆け抜ける感覚などが鮮明。酔ってて腹パン状態なのに、一気に食ってしまったから、私も相当この麺がすきだと再認識してしまいました。












具:「七味と九条ネギで化粧したバラチャーシュー!祇園ブラックのアイデンティティ?」


 具は、トロッとしたチャーシューが脂身と赤身のバランスよく、とろけるように砕けて柔らかくて旨し!。醤油ダレの染み込みもあるけど、ダイレクトにふりかかっている七味唐辛子の風味がよく移っていて、非常に香ばしいです。白飯とも当然合いますが。酒で脂を流したいきにもさせます。








 またメンマの勢い良い材木ぶりがまたいい感じ。薄くもなく濃ゆいこともなく、それでいてしっかりとメンマ自身の味わいも深し。材木上のサイズでも、キリリとした歯ごたえと柔らかさの両立がナイスで、このメンマましならとてもポテンシャルが高い!。












 総じまして、新福菜館とは別物の美しい漆黒感!京都の新たなブラック系として共存繁栄を大いに期待!!」と言う感じでして、根付いて欲しいなーと思います。ちゅーか、金久右衛門は、もう東京進出は諦めたの??と言いたくなってしまう(笑)。やっぱりたまに猛烈に食いたくなる「金久右衛門」。意をくんでくれた今回のホスト役(関東のラー友氏)にも感謝です。やはり、私にはブラックラーメンが似合うということで。


いろいろ記憶を辿ってレビューしたものの、毎年酒が弱くなってくるのを自覚します。また春か夏に帰省の機会があれば、食いたい・・・・。と言ういことで、旧友との交友を思い出しながら、さらりと詠います!




   帰省して
   鴨川はさみ
   千鳥足



   飲んで歌って
   祇園の夜宴




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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