ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3060】 鶏こく中華 すず喜 (東京・三鷹) こく塩 〜三鷹にいきなりハイクラスな鶏コク麺がやってきた!

三鷹駅界隈がさらに面白くなってきたラーメン事情>
 
 年末の忙しさは相変わらずで、プレッシャーで平日はヘトヘトですー。せめてこのまま、年末年始の休暇に突入させてくれ・・・と思っていたのですが、唐突にボスに呼ばれて、とあるプロジェクトに投入される身となってしまいました(号泣)。給料変わらんのに、肩書きが一つ増えたって良いこと一つもありまへん・・・・。嗚呼、胃が痛い。こんな胃袋抱えて、休日にほのぼの町中華屋へ行くつもりだったのですが、疲れて寝坊してしまい、本当に調子が狂った週末でした。
 
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 それでも、ようやく久しぶりにホームエリアでニューカマーのラーメンをいただくことといたしましょう。こう言うタイミングもあろうと、練馬区の名店のつながりがあると言う「鶏こく中華すず喜」さんに遅ればせながら訪問してみました。それにしても、なんと言う地味すぎるテナントに店を構えたのかがとっても不思議。公団アパートの地下にある古びたテナントです。駅から近いといえば近いのですが、とっても分かりにくいーー。それでも噂を聞きつけて、開店前から行列が発生しておりました。危うく一巡めを逃しそうになりましたよ。
 
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中野6番線、三鷹5番線他(JR SH?3?1)

中野6番線、三鷹5番線他(JR SH?3?1)

 

 

 こちらは、「一人オペレーション」で御店主も大変そうだから、客側も協力が必要です。まず、お冷は店前外にあるので、自分で汲んでから入店しましょう。そして店主からオーダー聞かれるまではそっと待ちましょう。そして前金制ですから支払いの準備もお忘れなく。私は忙しそうなタイミングで一万円札しか持ち合わせておらず、ご面倒をおかけしたのです。しかし、お釣りの準備も予めされておられて、生産も精算もとても手際が良いのに感心してしまいました。
 
 
<芳醇でこく深い鶏エキスに優しくよりそう煮干感覚!旨さが濃密なのだ!>
 
 しかし、オレは忙しいからと日々ブツブツと文句ばっかり言っているけど、このご店主の一人オペレーションを見ていると、わがまま言ってられれんと思えてくるよ。調理・接客・洗い・精算等全部それぞれが、パッケージ化されているようにキビキビと動かれる。ちょっと反省だなーなんて考えていると、あっという間に配膳が完了する流れです。それがこんな麺顔。
 

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 確かに名前の通りに「こく」深さを感じる濁りと、トッピングの鶏の存在感がすごいね。全体的にオーラー感も漂ってくるみたいだし、味玉は半分といえどデフォルトで投入されとります。800円と言う設置にいきなり値ごろ感がありそうな雰囲気です。

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 最初の一口から「この一杯は当たり!」と言う迫力あり。鶏白湯とはまた違った鶏エキスの芳醇さがブワッと広がりつつ、しかし重くなくて食べ応えを感じさせる厚みがあります。円やかで和やかな鶏エキス。どことなく旨味が甘味とダブルような印象です。でも重くない味わい。突き詰めてみようと二口三口と食い続けると、軽やかさと甘みの印象に魚介の風味にぶち当たるイメージなんですね。
 

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 煮干し味!と言う存在感が前に出るようなものでなく、下支え的な役割の魚介感覚。苦味を出すタイプではなく、甘味の滲ませる魚介感です。鶏煮干しと言うジャンルもあるけど、それをちょっとだけ動物系に傾けたような味わいでしょうか。塩ダレは尖りを全く見せず。塩気と言うより旨味に醤油が入っていないと言う、デフォルトな味わいと感じました。薬味の紫タマネギのフレッシュ風味と食感も会いますし、三つ葉の刻みも清涼感をふわっと感じさせる。なかなかいろんな味がハイバランスしており、計算高いスープでした。
 

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 後半は少しだけ味変化させて見ました。一味唐辛子が置いてあったので、何と無く合いそうだと思っため。これも実にナイスですよ。コショウなら一気に洋風に持っていかれそうですが、一味も鶏コクに合うんですね。
 
 
<微妙に全粒を含んだ潰し込み!風味を感じる質実中加水ストレート麺!>
 
 魚介のカケラが貼り付いているのか?と思って見ていたのですが、微妙に軽く全粒が打ち込まれたようなストレート麺です。見た目は少し風流な感じ。密度感はほどほどあり、加水的には中程度といったところでしょうか。芳醇なスープが染み込むと言うより、濡れた感覚でツルツルと滑ります。光沢感はありません。漆喰のようなきめ細かさをアピールするボディーでして、前歯でちぎると淡くクツクツと感じて潰れる程度で、奥歯でプレスするとクニクニと横ずれします。そして潰れ、最後はクチリとすり潰されてグルテンの風味を放出。
 

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 箸でリフトすると、意外と麺どうしが貼り付かないでボコッとそのまま引き上がる感じ。ズボボボボーっと勢いよくすすりあげるとちょっと汁跳ねをしてしまうかも。店前のお水が置いてあるコーナーに紙エプロンがありますので、気になる方はセルフで対応しましょう。
 

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<デフォルトのトッピングが質が高い!さらにボリューミィー!さらに塩味玉!>
 
 鶏のチャーシューが二種あります。醤油ダレで燻製したようなモモ肉と、コンフィのような胸肉。それぞれ2枚づつでこれがまた両方質感が高かったです。まずモモ肉は、日本酒か焼酎で流し込みたいくらいに、甘味があって皮に近い部分の香ばしさが魅力的です。スープに浸してやや味を移して食ってもなお旨しでして、白飯にも合いそうな仕上がりです。また胸肉は、少しだけ洋風なスパイシー感を醸し出し、ふわふわパフパフな歯ごたえ。スープを繊維の隙間に染み込ませて、スポンジのようにさせながら食うのも異様にうまい食べ方です。
 

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 味玉がハーフでも嬉しいね!塩ダレタイプの味玉で、卵黄に染み込んで熟成されたようなコク深さです。ジェル状態のトロトロ感が舌にまとわりつきまして極上の仕上がり。特製にすると味玉が丸々一つになるそうですので、次回は特製じゃなと心に決めております。

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 総じまして、三鷹にいきなりハイクラスな鶏コク麺がやってきた!」と言う驚きと感動ってやつですかねー。まだオペレーションが大変そうなので、酒飲みながらゆっくりとかできそうにないし、また夜営業はまだ辛そう・・・。週末昼間ねらいとなりましょうが、活動エリア内なので個人的には負担にならず、そこそこ通いそうな予感です。思えばこの一年間で、三鷹エリアは突然いい店が増えた。そろそろじっくりもう一度、活動エリアを足下に絞ってみようかなと考えてしまいます。そんな嬉しさを忘れないうちに、最後に詠って締めたいと思います!。
 
 
   じんわりと
   ストレス消える
   冬晴れに
 
 
   じんわり沁みる
   深き鶏こく
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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