【今週のラーメン２５５５】ナルトもメンマもあるけれど。（川崎・元住吉）中華そば

＜元住吉に新星誕生！しかもいきなり二毛作！＞

　この前の昼間、病院帰りに偶然発見した「メンマもナルトもないけれど。」。あの塩らーめん美味かったなー・・ってその感動を噛み締め、記録に残さんとレビュー整理をしていて、これまた今度は偶然ネットで新情報を見つけてしまった。なんと、この店、夜は「メンマもナルトもあるけれど。」として、醤油の中華そば専門で別ブランドで二毛作営業しているとな！！。これは、行かないと行けないでしょ！っと辛抱しきれず、仕事帰りにまた行ってしまった次第。

　気になってたのは、看板。「・・・・ないけれど。」の看板表示はどうするのかと思っていたら、大看板はそのままで（当たり前か）、立て看板だけ夜用の「・・・あるけれど。」担っていた次第。ご店主も顔を覚えてくれてて、毎日ありがとうございますーっだって（笑）。夜のBGMは、奥田民生ですなこれは。私も好きなんですよー。よくカラオケで歌ってたんですが、最近忘れてました。今度歌っとこうかな。

汁：「明るい醤油感覚にキリリと光るカエシのエッジ！香味豊かな鶏コクのキレ！」

　昼間の塩ラーメンの感動も冷めやらぬ状態で、夜の醤油系中華そばを拝顔致しますが、いやー・・夜の雰囲気と照明のせいかもしれませんが、ビカビカに光り輝いているように見えて、醤油の透明度も素晴らしい！。これ絶対にうまいに決まってるやん！と瞬時に確信に変わります。写真メモも適当に済ませ、慌てるようにレンゲでスープを啜り上げますが、これがまた、醤油のキレがあって明るく澄み渡る感覚！。とにかく醤油の塩気が気持ちよく広がり、熟成感じる部分と若干軽い酸味があるのが秀逸です。

　そして鶏ガラのコク深く、スッキリの中に重厚さを感じさせるような動物感。神奈川系のような鶏油の色気とは別ベクトルで、動物系の甘さコクより、スッキリ塩味が伸びるような感覚。薬味の味わいもうまくバランス取っていて、チャーシューにかかっているザラザラした液体が、実に香ばしく響きます。

　全体的には鶏ガラ主体の明るい感覚で、魚介系は裏方に徹したような全体感。節系の下支えがあればこそ、こういう明るい醤油とスッキリ鶏ガラのバランスが映えるという感じでしょうかねー。

麺：「風味と歯応えのしっかりさ！上品なストレートフォルムに麺の味わい豊か！」

　麺は前回の塩のレビューで語り尽くした感がありますが、やはりここは麺も美味い！。質感はいうに及ばず、そこそこボリュームを感じさせる密度感が高く、腹持ちが良いところがいいね。グルテンの風味が気持ち良いし、スープを若干吸い込んでも柔らかさにあまり傾かず、熱ダレがしにくい。上品な麺だけど噛み締めてこそ、素地の味がわかるというものです。そんな多少意地悪な分析を働かせたような食い方をしても、すぐに魅了され麺に取り込まれてしまい、あとは無心に食うのみ。

具：「本来アンチテーゼのメンマとナルトが輝くが、やっぱりチャーシューが定番的でうまし！」

　骨のあった部位かな？。軽くUの字に見えるようで、オーストラリア大陸にも見えるような形状。ちゃんとした横浜の中華屋で吊るしてある叉焼に似た感じがします。周囲の香ばしさと塩気、そして適度の歯ごたえがビールを誘います。う・・今回は液体で胃袋を埋めるならスープオンリーと決めたのだー。

　そして、今回はありますあります・・・「ナルト」と「メンマ」。ま、店名がこれだから注目してしまいますが、特別な点もなく、一定の評価にしときましょう。それより海苔は肉厚で香りが高い。こっちの方が驚いたかも。

　総じまして、「ひょっとして来年の今頃、TRYに載ってるかもー＾＾」な期待を個人的には感じます。塩もうまかったけど、醤油もうまく、どちらかと言えばこちらが好みに近かった。年明けくらいに再訪問確実です。それにしても、元住吉と言えば、ラヲタとしては「豚星」が真っ先にピンと来ますが、他にもいい家系ラーメンが２店舗ほどあるイメージ。そして今回、こちらが開店してちょっと面白くなってきたではありませんか！。豚星（J系）とのハシゴは辛そうだけど・・・並ぶ店になってしまわぬうちに、足を運んでおかなくちゃ・・・。ということで、今後の発展期待を込めて、詠います！

　　　見上げれば
　　　高層マンション
　　　冬星座

　　　元住吉に
　　　新星現る

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！