ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2546】 らーめん 楓家 (東京・東中野) 醤油ラーメン


<腰の低さは日本一!?妙に癒されていいなー>


 一年でも師走は、忙しいのに決まっているんだが、どうも気分がもやもやとして晴れません。今までのように、「潰されるか!」と気合を入れては萎んだりと過ごせないというかー。ま、いいかと気持ちを切り替えよう!。今日はガッツリと攻めようと東中野の「大盛軒」へ。しかし、微妙に席が埋まってて、気がそがれてそのまま後ずさりして退店してしまいました。この時間なら、「好日」は営業終わってるしー・・・・と言う流れで、また移動するのも邪魔臭い。なので近場の「楓家」さんへと向かいます。








 しかし正直申して、この夜の第一印象は微妙だった(苦笑)。と言うのも先客がゼロ、全く居ない。そういう状態で初訪問というのは、ちょっと入るの躊躇するよねー。どうするかなーーって思って居たらちょっと迷ってると、気配を感じたのか「いらっしゃいませー」と声が飛んできた。「見つかった!」って言う感じで、背中を押されたような感じで入店です。







 ところが、ここからが流れるようにテーブル席へとご案内だ。その腰の低さは日本一と思えるほどで、「お疲れ様でございました」と言う労いやら、麦茶の給仕やら、各種新聞を持ってきてくれて「どれになさいますか?」「何なら朝刊をお持ちした方が・・・・」など他にも色々あり、まるで「今は飛行機の旅か」と思ってしまうほどです。とても丁寧接客で、少しだけ元気になったのが自分でもよく分かる。まさにサービス業の鏡です!(笑)。私は単純な男なので、すぐ気分を良くしたところで、いっちょビールでも!と思ったんだが・・・・、お付き合い忘年会続きだったので、今回はお酒はご遠慮します。許せ・・・今回はデフォルトメニューの「醤油ラーメン」とさせていただきました。620円也。めちゃ安いやん!!













汁:「まさに優しく霞んだ豚鶏煮出しエキス、角がなく緩やかな塩気と旨味」


 単純でアホな私は、調子に乗って、ファーストクラスの乗客気分で座席で足を組み、新聞を広げてラーメンを待つのです。昔海外出張やってた頃は、飛行機が到着する前に、決まってカップうどんを頼んでた。そう言う「自分のいい時代」を少しだけ思い出しましたわー。今のオレは、東中野の楓家で、帰りの黄色い総武・中央線に乗る前に、醤油ラーメン。そういう落ちぶれを知ってか知らないでか、店主の接客はまるでパーサーのごとく、非常に丁寧な所作。スルスルっと醤油ラーメンを配膳してくれます。そして、その麺顔を見た途端、私はこの数分間の自分のちっぽけな卑屈を、一瞬で吹き飛んでしまいます。







 これは「穏やか」以外何者でもないね。この霞みがかった醤油ブラウンのスープカラーは極上。それはまるで、イトーヨーカドーがいつも2月あたりに定番で売り出す、「春先のカーディガン」のような柔らかさではありませぬか!。ギトギト感がまるでなし。スープの粒子が細かいと言う感覚でとにかく嫌味がない。実際に味わうと、豚鶏の動物感がじわじわっと広がる感じ。しかしパンチはなく、染みるような優しいアプローチが印象的ですよん。その塩気もマイルドで、角が一切ありませぬし、塩気と旨味が区別つきにくいような一体感。魚介の感覚は、濃いようで優しい「カツオ出汁」の感覚。また微妙に昆布や椎茸系の旨味出汁が潜んでいるような感覚あるが、それは勝手な私の推測か妄想です。しかし、甘みも加わって旨味を引き上げているのがよくわかります。








 唯一、味の強目のアピールがあるとしたら、チャーシューから滲み出る辛めの醤油味くらい。それほど醤油ダレ自身も下支えに徹しているような存在感です、これなら子供でも安心して勧められると言う感じですが・・・子供と来るには少しだけディープな雰囲気。夜はね。












麺:「艶やかで穏やかな光沢、多加水でストレートな平麺がボリューミィーで満足!」


麺もこのスープにとても合うし、印象も良いねー。多加水とすぐ見て取れる表面の光沢です。ねり水の個性か、引き締まりと密度感がほどほどあって、腰のしっかりした麺です。モチモチ度合いもあるけど、少しだけハードな感覚。ストレートがきっぱりとしたフォルムで、途中で捩れたりして、絡むところがうまそうにも思えます。前歯でクツクツと千切るのが楽しい。奥歯へ運び込んでプレスして潰す低反発感も、風味が若干感じられそうでうまい。また適当にスープを吸い込む後半も、味わいが深いですね。







見ての通り、ツルツルなので、すすりあげはしやすい。ライトな口当たりと、滑らかな舌触りは、すすること自体を楽しく思わせてくれます。そして、デフォルトでも結構な麺量なのがいいです。150gは超えていそう。ただ大盛りは、プラス150円なので少し躊躇してしまう設定です。













具:「肉質繊維の柔らかい解れと脂身のとろみ!しっかり味付けで食欲そそる」


 メンマは、このあっさりスープに非常にマッチした薄味タイプ。フレッシュ気味にシャクリシャクリと心地よさを誘う歯応え。サイズも量も中の上といったイメージ。海苔も大きめだけど、少し溶け気味な傾向かな。


 チャーシューがいいね。スープ生成にも十分に貢献していると思うけど、スカスカしている中に、汁を吸い込んだジューシーさがいっぱいと言う感じ。しかも、醤油ダレがほんのり強目に染み込んでいるため、香ばしい塩気が堪らん!。肉繊維部分は、ほぐれる柔らかさでビーフシチューになんか入っていたら悶絶するかも。味は醤油ダレだけど。また、脂身が蕩けるうまさだ!。歳を重ねるほど、脂身がの旨さが堪らんのだが、良いのか悪いのか、食いたくて堪らないこの頃。












 総じまして、「お疲れ癒しまくりのホスピタリティも味のうち!」と言う感覚でして、ここはまた来たいなーって本当に思えます。いや飲みによっても良いんハーフサイズラーメンもあるようだし、また中華風のツマミも多そう。そのうちまたね。きっとこれから仕事が荒れて、疲れまくると思うのでー^^。と言うことで、なので詠います!。



   早一年
   高いノルマの
   しわ寄せに



   安らぎ沁みる
   師走の一杯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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