ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2545】 麺LABOひろ (東京・学芸大学) LABO鶏そば・醤油

<旨いけど高い、高いけど美味い、美味いから混むかも>


 以前狙って休業で撃沈した「麺LABOひろ」さんへようやく訪問が叶いました。何せ前のめりだったので営業開始時間を読み間違え、15分前に到着。たまたま小春日和だったから良かったものの、普通なら凍えていたところです。しかし、開店時間にはどこからわいてきたかと思う行列が発生しておりまして、徐々に注目が高まっているようです。


   






 で入店してみてまずは「醤油の日」との触れ込みあり。鶏そばとくれば塩から攻めてみたかったのですが、日によって醤油と塩を切り替えているとのこと。まだ立ち上がったばっかりですから、軌道に乗ればそのうちということでしょうね。そして驚いたことは価格。デフォルトが900円!・・・・。ちょっと銀行でお金を下すの忘れてたからビビったけど、英世が2枚あったので良かった良かったと一安心です。なんとフォアグラそばが1800円ですぜ。これを食うと帰れなくなるので(銀行カード忘れ)、これは除外。しかし900円もするなら・・・思い切って特製っぽい「LABOそば」いっとけーってなことで、1200円のそれをチョイスいたしました。日高屋だったら3杯食っておつりをもらえる計算ですね。強気やなー・・・さすが東急東横線ってな感じ?。


   












汁:「単なる鶏清湯とは別格?と思えそうなエキス感覚!醤油のキレ!麺の風味の映り込みがナイス!」


 何たって1200円の一杯でありますから、期待が高まります。肉まみれの麺顔か、変わったトッピングをあしらったものかと、かなりハードルを上げてしまった私。正直配膳の瞬間は、デフォルトと配膳ミスしたかと思ってしまった。それほど最近良く見かける「ネオ・またおま」な醤油清湯の一杯。確かに二種チャーシューの質感はかなりの上質なんだが・・・と思いつつも食べ始める。すると「味玉入れ忘れました」ということで後からサーブされました。何より何よりと一定の安堵感を得ます。








 しかし一旦スープをすするとこれが半端ない芳醇さ!。鶏のエキス感覚が濃ゆいのだわ。神奈川淡麗系でよくあるあの色気ある鶏油とはちょっとちがったすっきり後味の鶏油風味が印象的。しかし薄いわけではなく、むしろ濃い。ブランド鶏のガラをかなりぶち込んだんでしょうね・・このプライスから察すると原価が相当高そうだから。でもそれだけでなく、醤油感が見た目以上にキリリとしている感じ。なにやらこちらもいろいろな醤油をぶちこんで火入れしたような作りこみ感じますねー。塩気がキッパリとしていそうで輪郭は丸い。風味もしっかりしていて、パンチというよりキレがある後味。そんな醤油ダレのフィーリングを楽しめます。このあたりで、値ごろ感覚が少し芽生えだすかも。







 また麺から吐き出される粉の甘味というか、グルテンの風味というか、でんぷんの糖質というか、・・・そんなのも食いだしていくうちにスープに混じるので、少しづつ色合いが霞だし、味わいが段々と複雑に変わってゆく感じ。薬味の柚子もじわじわっと響くしネギの風味とコラボして広がる。うー・・・美味いと感じ入ってしまうー。












麺:「実にきめ細かくて熟成度を感じる高品質!淡麗で上品なストレート細麺!」


 麺が異様に旨い。カウンターから麺箱が見えませんえしたー。上質な漆喰のようなきめ細かい地肌。美しく揃いまとまる細麺のストレートさ。束になって汁を持ち上げる感覚。ゆっくりと汁を吸い込むしなやかさ。歯切れのリズミカルさや啜りの軽さなど、どこを見ても満足のいくものです。券売機に大盛りボタンはありませんでした。








 特に、前半に前歯で切る瞬間の風味がたまりません。後半はスープとのコラボで楽しめますが、前半の麺主体の味わいを感じると、淡麗系のつけめんでも相当美味いのではと思えてなりません!。今後限定が出てくるようになれば期待ですね。












具:「本職の実力高さをふんだんに発揮!酒に最高にあうはず!」


 もともと美味い焼き鳥屋ご出身とのことで、肉の扱いはプロ中のプロ。この二種チャーシューはとにかく絶品だったなー。1200円という価格をここではっきりと意識したかも。特に鶏チャーシューは、レアっぽい鶏本来の味わいと、ふわふわした塩気、そして実山椒の爽快感が見事なコラボです。2きれなんだが・・・もう一枚くれと心の中で叫んだ次第。また豚肉の低温調理もこれまた引っかかりがまるでない肉味。完全にスープ熱が入りきる前に食いきってしまいましたが、これもせっかくだから、もう一枚くれと言いたいほど、美味かった。食ったあとに残る寂しい刹那が長く感じてしまう。







 また後出しででてきた味玉も、なかなかの旨み。薄めのタレがじっくりと染み込んだ感覚があり、白身も風味よく、黄身のねっとりとした味わいも塩気の中に甘味を感じるほど。ただ・・・中は冷たかった。













 総じまして、「美味い!年末ジャンボ当てて買い占めたい鶏そば」という感覚でしょうか。確かに美味いんだけど、電車賃とこの価格では通うこともつらいという個人的財布事情によります。なのでお金持ちにはハマるはず。それにこの肉をつまみセットにして食えるような身分になりたいーっと感じて、帰り道少し切なくなりました。ともあれ、定点観測はしたいみせ。ボーナス毎に通う店かも。また来ます。次回は塩でお願いします。ということで、なので詠います!



   LABOの肉
   とことん食うぞ
   夢みたい



   年末ジャンボに
   期待を高め



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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