ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2540】 中華徳大 (東京・荻窪) らーめん

<今でも「時代はパーシャル!」なオレは・・・>


 菅原文太が生前行きつけであったという「中華徳大」に表敬訪問してみました。こちらは、前を通り過ぎるだけだったのですが、とある番組の紹介がきっかけでつい反応してしまう自分。もはや死語だが、いかにもミーハーであります。「すずらん通り商店街」は、荻窪駅南口すぐにあるんだけど、整備されている割にはちょっと寂しげ。家路を急ぐ人たちが足早に店前を駆け抜けてゆきます。晩飯的には、「ぎょうざの満州」があるためそちらに客層が吸い寄せられがちですが、「中華徳大」には渋い常連のご年配たちがしっかり着席。晩飯には遅い時間なれど結構な客入りです。夜でも定食系のセットメニューがいい感じで出て「中華料理屋」みたいですが、こちら食券制なのでどこか「ラーメン屋」的な雰囲気もあります。


   



   






 さて、菅原文太。私にとってヤクザ映画よりは、「トラック野郎」の方が馴染み深いんですが、後追いで「仁義なき戦い」シリーズを観てハマったクチです。とにかく迫力がすごい俳優ですね。そして「北の国から」の、「誠意って何かね・・・・」というセリフが今でも耳に残っています。そんな回想をあれこれとしているとあっという間に配膳が完了。いざらーめんと対峙です。

 <時代はパーシャル>
 

 <トラック野郎>
 

 <仁義なき戦い
 

 <誠意て何かね> 
 

 <おまけ> 
 






スープ:意外に濃ゆい豚骨風味と背脂コクで野趣があふれる醤油系!


 見ようによっては昔関西でよく出会った中華屋のラーメンに似ているかも。透明のような半濁りの醤油ベースに、背脂が浮き少しオイリー。そしてモヤシが少し多めで少しだけ盛り上がり、すごく薄めのチャーシューが並ぶ姿。個人的には懐かしさがチョッピリこみ上げるが、やはり豚骨のパワーで一気に、「中華徳大」の世界に引き戻されます。このスープは見た目よりも野趣が濃いかもしれません。動物系の煮出しがググッと主張してます。







 それでもサッパリはしているのですが、塩気はそこそこ緩やかで醤油の味わいを利かせます。そこには酸味も見え隠れして、そこに豚骨煮出しエキスががっしりと結びついた味わい。ここが野趣と感じるポイントかと個人的には思っています。そしてここがくせになるところで、この店を愛した菅原文太もハマったんでしょうかね。塩気×酸味・・・そしてどこか甘味を感じるベーススープ。それは魚介なのか、野菜のエキスなのか??は不明なれど、全体的には動物系で押し切った感覚があります。いやいや、背脂の甘味一辺倒だったりしてね・・・。









 





麺:細くてボコボコとした捩れが印象的な多加水麺、オイリーなスープに濡れてすべりよし!


 麺はむやみにモチモチしていなくて良い感じ。縮れとまではいかないボコボコっとした麺で、捩れがやや強いかという程度。スパスパと小気味よく前歯で千切れて、それでいて表面はツルツルしている上に、背脂で濡れるからすべりが異様に良い。文字通りズボボボボボーーーっと啜り食えるタイプで、モヤシが絡もうともあっと言う間に啜りあげられる。密度感はそこそこで、量産的な雰囲気もなくはないけど、スープの野趣な風合いとのバランスはあっていると感じます。これで丁度良いという感覚。







 意外に汁の吸いこみが進まないタイプなので、ゆっくり食べた方が良いかもしれません。背脂&ラードで冷め難いのもあるし、本来なら餃子かチャーハンとともに食うのが正解です。















具:中華定番の食紅縁取りのチャーシュー・・・ちょっとペラいところがノスタルジー


 意外に語るイメージが少ない具なんですよねー。しかし、チャーシューの縁取りにあった食紅がいかにも、中華料理屋的な感じがして、主の修行系譜がうかがい知れるような感じがして良いねー。スープ生成に貢献しつくした肉の薄いスライスが、追加で味付けされて、さらにスープを吸い込んで別の旨さに変化する感じ。これは、ライスや酒よりも、麺と一緒に味わいたいノスタルジー系な肉ですわ。ちょっと最後に好印象。





 








 総じまして、「私にとって今でも時代はパーシャル!・・・・いつでも美味しさ長持ち!!」という感覚でして、時が流れようが当時のままの旨さを閉じ込めているところが、まさしくパーシャル冷蔵って感じであります。いやしかし。個人的には、「春木屋よりも、中華徳大」という文太スタンスがとても素直に心地よさを感じるかも。ちょっとズレているようで、王道大衆中華な味わい。ものの価値なんて自分が決めればいいのさと、言われているような気みして、じっくり味わったあとは、ゆったりとした足取りで荻窪駅へと向かいました。これからも、好きなものを食いたいわー、なんてね。という懐かしさと助言をもらったような感覚の一日にエンディングでした。と言うことで、なので詠います!




   仁義なき
   戦い疲れて
   癒す麺




   野趣な味わい
   パーシャル保存




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  


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