ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2526】 とと麺 耕 (東京・荻窪) とと麺

<鮮魚系の新店舗 荻窪に進出>


 何気にネットをチェックしておりましたら、私の活動エリアに新店舗オープンとのことで、慌てて訪問してきましたー。なんせ、「麺屋 正路」と「二葉」の中間地点にありまして・・・・、個人的には、複雑な気持ちなんですが(苦笑)。そんな感じでお店に訪問しようとしたら、おもむろに「どこへ行くんですか!」と見知らぬ男に制止される・・・。「え!?ラーメン屋で悪い??」と思わずムッとして答えたら、「どうぞどうぞ・・・・」とそのヘルメット男はニヤリと微笑む。その先で道路工事してて、通り抜けできないとのことで、軽い営業妨害を乗り越えて、やってきた「とと麺 耕」さんです。








 テーブルとカウンターのスペースが充実。これは家族連れからひとり客まで、受け入れフレキシビリティが高そう。そしてスキッとしている店内と、荷物置き場のラックもとても考えられていて使いやすい。この準備の良さ、さすがに資本系の総合力と言う感じがしないでもないですが、まあ好印象には違いありません。まだメインメニューのみご提供ということで、汁系の「とと麺」をいただきました。700円というてごろ価格です。












スープ:「確かに鮮魚アラのエキス抽出度がありありだけど嫌味なし!」


 いかにも流行りのやや鋭角的な丼。そしてこの時勢ではジャイアンツしか使わないであろう・・・鮮やかなオレンジ色。懇意のデザイン事務所考案の屋号ロゴのプリント。マーケティング部門の存在すら感じる準備の徹底ぶり。配膳の瞬間、そんなところばかり気になって仕方がないオレです。もはや職業病か・・・。さて、その麺顔は、丼も華やかながら、麺顔自体も華やか。菊を散らすなんぞは、今時和風ハイセンスを感じます。しかし、スープは華やかというよりは、ズドンと染み入る系統で、いかにも鮮魚のアラを炊きましたーって感じがして海の野趣を感じます。







 その日に準備できたアラで炊き上げるので、いつも同じ味とは限らないとのこと。海神とか五ノ神とかパッと思い浮かびますが、いつも前の味を覚えていないので、その変化にいつも追いつけないんですがー(笑)。で、今回のアラの味わいは、ブリとかタラっぽい系統の魚の出汁加減が芳醇!。鯛もちょびっと入っているのか不明ですが、ダメ舌ゆえそれ以上は解析不能・・。見た目以上に魚の風味がブワッとしている脂加減でして、ベースの鶏も決して軽んじられることなく、濃ゆい旨味エキス噛んであふれます。オレは好きだけど、息子はどう思うかなーって感じかな。大人のラーメンかもしれません。








 しかしここで、柚子胡椒を投入すると、すごく食べやすくなる。そういう感覚が、どこか塩ラーメンっぽい風合いなんだけど、どうも分類には迷うなー。「その他」っていうジャンルー。












麺:「やや濃厚なアラコクに負けない、密度感としなやかさがええねー!」


麺は特注品らしいウンチクあり。そりゃそうでしょう・・・これだけ個性的なスープですから。だから相性バッチリ!。平打ちと標準の真ん中という感じの、長方形した麺で、膨れて角丸まったような感じ。きめ細かくて漆喰のようなツルツル感覚があって、口当たりはとてもライト!。軽い麺ではありません。密度感もしっかりとしていて、風味をしっかりと感じさせるクニクニっとした弾力が印象的。スープが後半になると吸い込み出しまして、奥歯で潰すと旨味が広がる感じがいいですねー。今回は、並盛りでしたがそれでも食べ応えもあり、この風合いなら「つけ麺」にも通じるものがあります。12月中旬からつけ麺提供かいしとのこと。これは期待ですかな!。














具:「鰯つみれは無限に食えそうなほどー、もっとくれー」


 よく見ればとても彩良いトッピングの演出。とびっこに菊の派が散らばり、水菜とねぎがふわっと飾れている感じです。そこに肉厚な海苔がしっかり2枚。つみれ団子とチャーシュー一枚。配慮と試行錯誤の後が見受けられます。








 つみれは、鰯なのかな・・・。これはうまい。無条件にうまい。無限大に食える。チャーシューとつみれを選べたらいいのに・・・、全部つみれで埋め尽くしてみたい気分。帰り際、券売機を確認したら、「つみれ」ボタンがないのね・・・・号泣。また、一方のチャーシューは、今回は少し硬めで塩っぱかったようなイメージ。スープ生成にも貢献したようなスカスカっとした部分を、一気にスープに沈めて吸い込んだところを味わったのだが・・・。たまたまなのか、次回に期待といったところかな。












 総じまして、「新規開店とは思えぬ、いきなり整った鮮魚系オープン!」と言う感覚でして、荻窪ラーメン界がまた面白くなってきたかと!。まあいきなりこの、オペレーションや、店はこ、ホームページの準備など・・・個人レベルでは手が回らないところをきっちりとオープンに合わせるなど、さすがといったところ。それでも、資本系のどこでもある感覚がなく、実にしっかりしてると思えますよほんと。こうなれば、早くサイドメニューやつけ麺系の充実が待たれるといったところ。期待大かもしれません。激戦区ですが、頑張っていただきたいと思います。ということで、なので詠います!



   商店も
   売出し準備の
   師走前



   寒風漂う
   アラ旨の出汁



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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