ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2518】 Noodle Maker 貴 (東京・十条) 醤油らーめん

<捨てる神ありゃ拾う神ありー、十条で拾われた一杯>


 嗚呼・・・数日前までは、草津の湯に浸りながら、我が人生の回顧ししみじみと、酒と薔薇の日々を送っていたというのに・・・。今はいきなりの日常生活の日々です。中の下という中間管理職と言えども、相談のようで爆弾処理のようなトラブルを始末したり、殿上人と接して我は茶坊主かと思われるほどの圧迫感を体験しつつ、現場からは文句を言われる。あの温泉体験は・・・・、例えると、広大な砂漠でたまたまアラビアのロレンスに出会い、そこで一本だけオレンジジュースをもらったような気分。感動とその後のギャップが激しいのです。休暇のぶり返しが、今になってきつい。

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 そこで気分転換ということで、ラーメンバカな私は、やることはラー活しかないのです。このタイミングでは、気分的に「昭和ノスタルジーなラーメン」に浸りたい。要するに癒されたいということね。そこで自分としては珍しく有言実行ということで、塩系のお大尽にあやかって「十条」の「玉屋」へ向かいました。それは『東京都北区重要文化財指定第18号』みたいなラーメン店。ここで信じられないこととに、ありへん・・・・「臨時休業」とのハメに遭いました(大号泣)。あまりにの悲しみに、私は閉店シャッターの画像を撮影し、膝まつきます。そのシャッターはまるで嘆きの壁。その後、我に帰って、「十条銀座商店街」をさまよい歩くのです。








 でも「十条」はいいところ。気軽な商店街の中に色々他にもいいラーメン店あります。まずは「燦燦斗」・・・・昼やってない。「雨ニモマケズ」は、たまたま天気だったから気分じゃない、行くなら雨の日だ。・・・ということで、今回は「Noodle Maker 貴」さんへとやってまいりました。もう相当に、トランプショックならぬ、玉屋ショックでしたからね。何も考えることなく、一番デフォルトの「醤油らーめん」にターゲット絞らさせていただきました。


   











【まろやか煮出しの鶏豚エキスに、じっとり醤油ダレの甘み!腹持ち良さげな半濁りスープ】


 まあ、ここに来るまで色々あって、辿り着いた「Noodle Maker 貴」さん。ほぼおやつタイム前だというのに、客入りが五割強。カウンターメインで、家族やカップル客用にはテーブル席があるという感じです。若手のご夫婦が、キリッと明るく厨房でオペレーションという感じが実に良いです。隣の常連客さんとも、今の旬と言えるラーメン屋の情報交換なんぞしておられて、思わず名刺交換したくなる(笑)。いかにも不自然なので、どうしようかと思って躊躇していたところに、ズドンと配膳が完了です。







 ここからは、この一杯に集中!。まずその第一印象は、「スープの半濁」です。店前のメニュー写真からすると、東映度合いがアピールっぽいのですが、実物はキレよりも「コク重視」というようなイメージ。鶏エキスのガラ煮出しは十分に感じますが、それだけでない腹に貯まるようなコクは、豚ですかねー。それを、丁寧に煮出しただけでは物足りない部分を、補強したかのような濁りとその味わい。実に動物感覚が円やかです。ライト系とも言い切れず、こってりとも程遠いです。表層の香味オイルよりは、明らかにベースストックの出来栄えが映えます。







 醤油ダレは、塩気も含むけど全体的に円やかなアピール。感じ方によっては、甘みとも映るエッジングで、動物系エキスとの一体感が素晴らしいと感じていますが、どこかで魚介が忍ばせてあるのかな・・・・?この甘みの中には。とまあ、そんな感じで、見た目以上に複雑な印象を与える醤油ダレがナイスです。












【もっつりモチモチっとしたストレート細麺、しなやかな腰つきとヌルツク地肌感覚!】


 麺は、薄っすらと黄色味がかったストレート麺で、冒頭から物腰がしなやかな印象。そして歯ごたえがモツモツっとして風味を感じさせるような、前歯での千切れ方でしょうか。やがてスープを吸い込み出して、優しいモチモチっとした弾力にゆっくりと変化していく感じです。個人的には、後半の方が旨く感じておりました。







 また軽く表面が滑るような印象もあって、スープの絡みがよく、また麺同士が貼りつくイメージで、スープの持ち上げもかなり良いです。熱々でもダレないようで、火傷に注意しながらズボッとすすっては咀嚼を繰り返す。割としっかりとしたボリューム感があって、150g以上はあるなという腹感覚です。












【炙りバラ肉チャーシューがナイス!!デフォルトでボリューミー!】


 バラ肉ぼ炙りで、麺顔全体が華やぐ。肉厚でしっかりと焦げ目で主張しているチャーシュー。香ばしさもさることながら、脂部分の甘みも蕩けるように美味いし、また肉質部分は意外にしっかりとした歯ごたえを醸し出し、スープとタレの浸透を感じます。これは特製にして肉増しをお勧めみたいですねー。どうも最近、財布の締め付け感があって、そういう勇気が持てない私ですが・・・。







 またメンマも太めで、きめ細かい繊維質。あっさり味わいがスープとも相性よしです。海苔はインパクトは薄めですが悪くもなし。薬味ネギは、甘くて白い部分は、スープに散らばっていて、青く香り高い部分は、飾りトッピングとして分けて使っている。細かい部分にもこだわりがありますねー。












 総じまして、「実に優しくもどっしりした質感が漂う醤油麺」という感覚で、ガッツリと食いたい人でも、さらっと食いたい人でも、妙に調和する極上麺です。本当は、濃厚スープが得意そうな感じが、そこはかとなくいたします。それが淡麗好きな私にとっては、やや重く感じられたのかもしれない。しかしその一方で、隣客の「油そば」が妙にそそります。この店は、そこそこ実力度はあると思うので、一発メインな限定麺とか開発できれば、すごく流行るような気がするんだけど・・・・。その開発が一番難しいんだけどね。それでもどこか期待したいと思えるご店主です。引き続き頑張っていただきたい次第。そして私は、とっとと詠います!。



   緩やかに
   年の瀬迫る
   商店街



   買い物ついでに
   ラーメンランチ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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