ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2450】 大勝軒 まるいち 新大久保店 (東京・新大久保) ラーメン

<アジアンな街で食らう大勝軒


 新宿を起点に、山手線(新大久保)と中央・総武線(大久保)で別れて、Yの字になるエリア。このデルタ地帯は日本であって日本でない。リトルコリアのイメージが強いのですが、中国語も飛び交うし、東南アジア系の顔立ちの方や食材商店もポツポツと見受けられます。まさにアジアンな空気感でして・・・、なんでここに大勝軒が存在する必然性があるのか不可思議です。今回は・・・久しぶりに「まるいち」の味わいを確かめたくて、新大久保店までやってまいりました。ちなみに新宿店は結構好きなんですよねー。








 確かにこの界隈らしいと言えばそうなのですが、日本語勉強中といった娘さんが一所懸命に接客をされています。多少のギクシャクは、むしろ好印象。私の入店を視認した途端に「いちーーー!」と叫ぶ(きっとお一人様ご来店という合図)。そしておぼつかない日本語で、厨房スタフと「きょうはひとすくないですね」と営業成績を会話しているのも面白いです。片言でも接客業で働こうと言うマインドの強さが眩しい・・・・。今の我が国に足りないスピリッツかもしれんですね。今回は「ラーメン」とさせていただきましたが、細麺と太麺を選べるシステムになっておりまして、これを娘さんスタフに「細麺」と理解してもらうのに、ちょっと時間がかかった(笑)。


   











【ちょいとこってり系の大勝軒豚魚!煮干し甘さと薬味の変化で飽きずに食い切る旨さ】


 店箱は意外に広く、カウンターメイン。2名テーブル席もあって、昼飯どきの混雑も受け止められそうです。新大久保駅からすぐで、交差点そばという好立地。他の店の中国語、ハングル語の看板の下に「大勝軒」という大きな文字看板が印象的です。今回のラーメンは配膳されるまでに、そう待つことなく進むのがいい感じ。食券を取りに来たスタフはたどたどしかったけれど、配膳そのものは丁寧な感じです。さてその麺顔は・・・私が思い描いていたちょっと濃ゆい感じがする豚魚の「大勝軒まるいち」とイメージがドンピシャ。ふんだんな動物系のエキス感覚がいい感じです。








 コラーゲンを感じるような豚魚。しっかりと炊き出された豚骨がコク深く、豚骨独特の個性ある匂いも特に気にならない。腹持ちしそうなエキス感覚が晩飯的にはナイスです。そしてなんとなく感じるのは鶏系のフィーリング。モミジに通じるようなコラーゲンを感じるのだが・・・・実際はどうなんだろう。そして香ばしさと甘さ。定番の煮干し系のコクがそれなんですが、しっかりと魚介系の代表として煮出しを感じます。醤油ダレの印象と結びついて塩気と結びついているようにも思えました。







 また薬味がとても良い。刻みネギの苦味がとても鮮烈で、濃厚スープにはマッチしていたし、テーブルセットも試すとおもしろい。今回は、ニンニクを少し溶かしてみてビビビッとするパンチを効かせてみたり、また唐辛子を軽くかけてホットなインパクトを与えてみたりと・・・少し味で遊んでみた。濃厚スープなれど、結構機敏に反応してくれ、ちょっと遊びすぎて最後は不思議な味にしてしまったかも。反省・・・。














【細麺でも大勝軒らしいモチモチーなフィーリングがナイス!ボリュームも納得できるデフォルト量!】


 たとえ細麺でも、あ!大勝軒だと思えるから不思議。多加水なんだけど、少し引き締まりがあり、表面の薄皮一枚が透明度を感じる。意外に引き締まりを覚えるけどモチモチさが映えるねー。前歯で千切るたびにプツプツっと擬音が聞こえるような感覚。奥歯でもヌチヌチしたような潰れ感。







 それにしても、最近稀に見るほどにスープの持ち上げがすごい。麺と麺の隙間にコペコペコペコペッっとスープが入り込む。そして纏まる。なので気持ち良く滑るような感覚で啜り切れるのが快感!。例のごとく・・・・ズボボボボボボーーーーっと、音を立てて啜り込むのではなく、多少重みを感じながらニュルルルルルルルルーーーっとすすり食う感じ。この若干の重みの差が味わいの濃ゆさに結びつきます。








 なおボリュームは大勝軒らしい多目の感覚。180gはあったんではないでしょうか・・・デフォルトだけど。最近胃腸の調子が悪いのもあって、結構腹を膨れさせてくれました。







【スカスカッとしていそうで旨味ジューシー!脂の甘さもくっきりして旨し】


 私の個人的なイメージでは、この厚さとスカスカっとしたような赤身が、大勝軒のイメージ。見た目よりは薄味ですがしっかりと肉の味がします。しかし意外にエキスが保たれていて・・・・普通に美味く食えたというところが本音。というか汁を吸いこでかジューシーとすら感じてしまった次第。また脂身のピュアな部分が残っていて、この部分だけでも肉甘くておいしい。満足。








 またメンマがいかにも定番という感じでいいね。薄めの短冊タイプで小ぶり。馴染みのある味わい。しゃくりとした柔らかい歯ごたえがまた快感。












 総じまして、「濃ゆさが楽しい大勝軒汁そば!腹パンの充実感!」と言う感じですかね。「まるいち」らしい少しこってりした感覚は、新宿店を同じです(だと思う)。東池袋系譜でも、醤油ガチなのも多い中、個人的には久々のこってり大勝軒だったのが、いつもより満足感を高める。「また来るか?」と問われれば「もちろん!」です。次回はつけ麺なんだろうけど、妙に「カレーつけ麺」が気にかかる。すでにライス割をすると心に決めています。それにしても、若い人が頑張っているのを見ると、最近は本当に嬉しくなってくるが、いよいよ目線がジジイになってきた私。いつまで食べ続けられるんでしょうね・・・・・。ということで、なので詠います!



   ガヤガヤと
   アジアンパワー
   炸裂で



   人混み愉し
   週末汁そば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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