ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2435】 青梅街道 大勝軒 杉並 (東京・荻窪) 支那そば 〜価格削って魂削らず、あっさり&食べ応えの支那そば!

コスパ重視の大勝軒支那そば!550円とはお見事!>


 期末の追い込みキツイのに、連休&飛び石連休がありますので、そのしわ寄せは平日に来るだけなのですなー。先日の研修なんか行かずに仕事しときゃよかったと、ブーたれても後の祭りです。もう気分も体調もボロボロですよ。おまけに、8月遊びすぎたので財布にまでしわ寄せが・・・・。懐もボロボロなのです。そんな中、偶然に先人の「青梅街道 大勝軒 杉並」のレビューを発見し、強く惹かれてしまいました。今回は、大勝軒で、支那そばです。支那そばというより、「550円」と言う価格に惹かれたと言うのが本音かも。








 移転する前は、ここで「野菜もり」を食ったような記憶。悪い印象は全くないけど、覚えていない(¬_¬)。入店すると割と空いていて先客三名。皆つけそばをうまそうにテレビ見ながらすすってるー。こう言う無防備になれる店内って結構好きです。奥のテーブル席を占拠して、座って深く・・・・1日の溜まった鬱憤が、ため息として自然に漏れます。タバコ吸えないから、ぼーっと半瞑想気分になっていたら、配膳の合図で急に現実に呼び戻されます。


   











【あっさりなれど味わいシッカリした鶏豚煮出し!煮干ほのかに軽やか風味】


 ちなみにデフォルトの中華そばが、700円。この支那そばが、550円。この価格差で、さぞかし引き算感覚が残る一杯かと思ったこも「支那そば」は、配膳の瞬間から、その疑念を打ちはらいます。全然質感があるし、またどちらかと言うとキレイではないか!。トッピング、スープ感、麺の質感等・・・看板メニュー級の安定感溢れます。大勝軒と言う感じはしないんだけど。







 さてそのスープですが、丼の周囲にスープのエキス残存が貼り付きます。それほど濃ゆくはないけど、レンゲでゆっくりと味わうと、とっても優しくとってもあっさりなニュアンスが嬉しい。仕事疲れの親父の傷んだ胃袋に染み入ります。それでいて香味油のニュアンスも、動物感のコクを引き立てます。鶏ガラと豚コクのエキスは、とても引っ掛かりなく、スルスルと一気に飲み干せるほど。醤油の主張とか、塩気の輪郭は薄めで、バックアップに適している立ち位置です。








 そこに野菜のナチュラルな甘みなのか、それとも仄かな煮干しの風味なのか・・・・、あっさりさの中に、深みと落ち着きを与えるような味わいが、後口とか食っている後半に、じわじわときますかね。こりゃいい! 。麺の風合いも徐々に染み出す感覚です。












【細くとも・・・直感的に感じる大勝軒風ー・・・麺量180gが素晴らし!】


 大勝軒らしからぬ、細麺!。そしてキレイなストレートで、角ばった部分が流れとして流麗に目に映ります。表面はツルツルしているけど、太麺の多加水に見る艶やかさとは別みたいに、漆喰のような滑らかさ。







 ところが食うと、前歯で千切りだすと、理屈じゃなくてなぜか大勝軒の麺を彷彿としてしまうから面白い。どこがどうと言う共通項はないんだけど。細麺にしては明るい千切れの反発なのか。奥歯での食感がモチモチっとした感覚を呼び覚ますのか・・・・。面白いように、麺が箸の上で揃うのも面白いです。








 啜り上げは言うに及ばず、口当たりから舌触り、喉奥へと落ち込むシルエット感に至るまで滑らか。スープが麺の隙間に入り込むような持ち上げ効果もさすが。スルスルと抵抗なく食えるとはこの事かもしれません。風味もすするたびに鼻孔を駆け抜けるようだし・・・すごく良い。







【教科書のような豚ロースチャーシュー!歯応えとスカスカさが、安寧を誘う】


 トッピングは、やはり大勝軒のオリジンを感じます。カスったチャーシュー。スープの煮出しに大いに貢献した跡が伺い知れます。そこにスープを逆輸入して吸い込む味わい。薄味がいい。そして、昔ながらの歯ごたえがあるところが、肉を食っている感覚がして、非常によろしい。







 メンマは柔らかくて、クニャリとした歯ごたえ。意外に見た目以上に投入されとりますのも嬉しい限り。







 総じまして、「価格削って魂削らず、あっさり&食べ応えの支那そば!」と言う感覚でしょうか?。これは、よく出来た一杯だわ。500円台で最近ちょくちょくと、いい一杯に遭遇してますが、そう言うブームならウェルカム。と言うか、これが本来のラーメンだったりするのではないだろうか・・・。なんてね。ここは、また必ず来ると思うけど、近くの味噌の店もしばらく顔を出してないなー。荻窪界隈は、そこそこ訪問し尽くした感はあるけど、それでもこう言う発見があるのがこの日の収穫だったか。結局良き一日ではないか!と自分を鼓舞しつつ、荻窪駅へと向かいましたー。と言うことで、なので詠います!



   ヨロヨロと
   連休前の
   残業で



   味と財布に
   優しさ求めて



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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