ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2421】 麺家 ぶっきら坊 (埼玉・ふじみ野) ふじみ黒漬け レディースバージョン

<めちゃ愛想がいい「ぶっきら坊」>


 平日は、いろいろな人と会ってコテンパンな毎日なので、週末くらいは人に会いたくない・・・。そんな私は、一段と「ぶっきら坊」になります。いや、人間嫌いと言った方が正しいか・・・。でもなんだかとても親近感わくお店を、先日偶然発見しまして、いつか行きたいと思っておりました。今回は、たまたまアウトレットやホームセンターに用事がありましたので、わざわざふじみ野までやってまいりました。しっかし、この界隈は、スーパーにしても、でかいところ多いね。道は広くないし、川越街道から車がどんどん押し寄せるため、着いた頃にはめっちゃ道が混んでて疲れました。私は、どんどんぶっきら坊になってゆくー。








 さてその「麺家 ぶっきら坊」さんですが、客商売で本当にぶっきら坊とまではいかんだろう・・・と思いつつ。とてもテンションの低いご店主なんかいたりするんだろうと思ってました。しかしいざ、店に入ると一人オペレーションで忙しいながらも、厨房の奥から私の入店気配を察して「いらっしゃいませー!」ととても明るいご対応。しかも、カップル後客が入ってきて、私が気を利かせて席をずらしたら、めっちゃ丁寧に店主からお礼を言われたりする。店名と裏腹でめちゃめちゃ愛想が良いです。


   






 今回のターゲットは、「ふじみ黒漬け」という限定メニュー。どうもその麺顔が脳裏に焼き付いてたので。しかも、胃袋が調子悪いので、「レディーズバージョン」とさせていただきました。ぶっきら坊にしては、お茶目なメニューです。







【熟成ががっちり深い「黒漬け」、優しく包むフワ玉子衣!このミスマッチ感が堪らん!】


 ナルトが無かったら、ほぼオムライスの風貌です。ランチタイムのOLが好きそうな麺顔で、このサイドに野菜ジュースかプリンなどもしあろうものなら、確実にOL洋食屋メニューです。しかし、皿の端にある黒たまりは、独特の雰囲気を醸し出します。







 正体は油そばでして、その上にふわっとした卵が覆いかぶさっている感じ。縦に五月雨のようにかけられたマヨネーズがとてもお洒落です。とにかくオムそばのように食うしかないわなと、玉子を破って麺を引きずり出しながら、タレの味わいを確かめる。するとよく絡まって汁気はないものの、醤油らしい香ばしさと円やかな油の甘みが広がり、とっても素直な味わい。不思議と塩気があっても、ふわふわ玉子がこれに溶けてくれるので、とってもライトに食い進められるし、またコク深く味わえる感じ。








 などと思いつつ、右端にある黒漬けを少し味わったりします。するとこれが何とも複雑な感じで、とても熟成が効いた感じがあって深い。一気に洋風などという第一印象は吹き飛んでしまいます。まるで麹でもあるかのようなカオスな味わい。でも醤油のキリリ感がいい。でも想像もつかないいろいろなものの溶け込みが感じられて、とても一言で言い表せない。ただ、麺と絡むととても食欲が進むし、また玉子のふわふわにもよく合う味わい。マヨネーズも微量ながら、箸休め的な役目を負うし、実に飽きない油そばなり。ぶっきら坊という店名とミスマッチですがうまし。












【馴染みある多加水系の細麺!タレの絡みと玉子のジュルジュル感で、意外にズボボっと食える】


フワフワ玉子を突き破って、引きづり出したその麺は、丸い形状でオーディナリーなサイズの細麺。縮れではなく多少のボコつきあれど、軽いうねりと捩れが印象的です。既にタレがかかっていて表情は艶やか。クルマで来ていなかったら、ビールを欲するところです。ここから最寄りの駅までは、徒歩でどれだけかかるか不明ですが、完全な陸の孤島ですから、諦めるしかない私です。







 醤油系のタレがとても嬉しい。武蔵野系とはまた違った油のマッタリさがありますね。このままでも、醤油ダレの香ばしさがほんのりあってそこそこうまい。でもポイントは「黒漬け」なるタレでして、こいつと絡めると一段と風味がアップ!。黒漬けは、単体で味わうよりも数段マイルドに感じられ、心なしか麹の風味さえ感じ取ることができますよ!。コレうま!!。もうぐっちゃぐっちゃに一気にかき回してしまいます。すると必然的に「フワフワ玉子」もこれに攪拌されまして、フワフワと黒漬け風味のミスマッチが、最高な融合となります。ズドンと来る黒漬け風味が、一気に上品さ含む「まろ味」に変化です。黒漬けだけなら、ぶっきら坊な味わいなんだけど、玉子との融合で一気にお茶目な味わいー。








 また、かき混ぜるとフワフワ玉子のジュルジュルした部分も麺に絡むので、すりあげが一気に艶かしきゆるゆる感になり、とても食べやすいかも。すすり上げが一気に軽くなるのも、効果的ですね。ここまでくると、面白さで頭の中が一杯です。







【玉子と鶏肉の上にマヨの雨が降る?ぶっきらぼうより、器用な感覚】


 鶏肉のササミ??部分かの削ぎ切りしたような、斜め切りしたようなのがトッピング。これは実にあっさりとした味わいで、黒漬けと玉子の味わいで、食い進めます。思ったよりも歯ごたえがしっかりしてます。また、五月雨て降りかかるマヨネーズは、見た目もいいけど、味にも効果を発揮です。黒漬けに混じると風味が緩和される。少しクセが気になる方がおられるとしたら、少し余計にマヨネーズをもらうかかけてもらうと、いいかもしれません。








<番外編:家族ラーメン>


 この店は、カウンターがコの字になっていて、ちょうどお向かいさんが3人のご家族さん。子供を挟んでご夫婦がご着席。子供も大人一人前を食べたいけど食べきれるか不安という感じだね。案の定な結果になるんだけど、子供が食い切るのを見守るというか待つというか。満席になって待ちが発生しようとも、こういうのはイライラせずに待てますねー。店の空気感もあるのだろうけど。ショッピングセンターに囲まれた店の週末ならではの光景なんでしょうか。本当に楽しそうな家族の食事光景でした。うちも久しぶりに今夜は中華で外食だーと思いつつ店を出ました。結局、また回転寿司になっちまって。体力と財力がとても疲れた1日だったがー。







 総じまして、「アイデアと地元愛と生真面目・・・・そしてセンスが光る創作混ぜそば」と言う感覚でしょうか。ぶっきら坊どころか、確実に地元固定客をつかんでいるような感じでしたし、客とのやりとりも楽しそうです。さてさて、それでなんでこんな店名になっているのか・・・。開店当初の店主が、ぶっきら坊だったのか? はたまた、私のように、「ぶっきら坊」の人に集まってほしいというメッセージなのか。いずれにせよ、今回の一杯と屋号に最後まで、素敵なミスマッチ感がありまして、印象深い今回の訪問でした。ここはまた買い物ついでにまた来たいな。次回は汁系ということで。とういことで・・・なので詠います!



   ドライブで
   買い物タウン
   めちゃ混んで



   人に疲れて
   ぶっきらぼう



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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