【今週のラーメン２４１９】川越大勝軒（埼玉・本川越）かけ中華麺　〜朝ぼらけのなか腹はち切れる一杯！

＜灼熱のワンコイン・グッモーニン・ラーメン！＞

　夏のある休日朝早く、目的もなくクルマを流した「ふり」をして、すごすごと本川越へ。川越富士見道路も順調でして窓全開にして走るといい気分です。そして時刻が昼に近づくとともに、そして川越に近づくとともに、気温が上がり、空気を重く感じて、太陽の日差しが徐々に痛く感じます。埼玉内陸部の灼熱を感じますねー。そして・・・あー来てしまった・・・という感じで「川越大勝軒」の朝ラーメンを狙ってみました。川越は、小江戸という愛称のごとく、市内の道は細いのね。それとメインストリートでもコインパーキングが異様に多いので、すごく助かりました。はなっから「かけ中華麺・５００円」狙いです。

　到着し入店すると、チャリライダーの方がすでに大きい丼を平らげようとしておられます。その他、いかにも大食漢という方２名程度。替玉できますか？などとこの店で聞いておられます。・・なんという胃袋！。

【王道のクラシカル煮干し出汁！味変で気分転換！】

　ここでは「通常」が２玉。小盛が１玉。天邪鬼な私は、１．５玉とさせていただきました。どれも５００円均一ですから嬉しいサービス。手を洗いに行って戻って来た時には、まさに配膳がなされようというタイミングでした。永福町系のシンボル「シルバーのトレイ」に乗った「洗面器サイズの丼」が配膳。かけ蕎麦大盛りとはわけが違う迫力です。まさにシンプルな麺顔。

　まずはスープからですが、色合いはきつね色した透明感。醤油ダレのほのかな存在感と、ラードの香味油がいかにも大勝軒という感覚ですね。煌めいた表層は鏡のようでして、天井の蛍光灯を写し込みます。その味わいはというと、やはり永福町系の穏やかな煮干し感覚。とっても軽やかでさっぱりした甘みと、煮干しの香ばしさが、実にクラシカルでいい感じです。豚骨の出汁感もうっすらで、まさにあっさりを絵にしたような味風景。朝には合うかもしれません。

　しかし、後半から少し飽きてきた感じがしてきますね・・・・。少し醤油でもあったら足そうかと思ってしまいました。そこで目に入るのは、「おいしい召し上がり方、２例」というPOP。次の通りに指南してます。

　１）生卵に付けて食す！
　２）レンゲに少しスープを入れ、ラー油もしくは酢を数滴入れてその上に一口分の麺を乗せて食す！

　１）は時期を逸したと感じたため、２）をトライです。確かに・・・後半の食が進むこと偽りなし！。しかしね・・・この食べ方だと日が暮れそうだ。２ー３回忠実に守ったところで、途中で丼の中へダイレクトに酢とかラー油を調整しながら入れてみました。ここからは一気に箸が進み、あっという間に麺をフィニッシュ。当初スープを余らせるつもりだったけど、勢いの方が余ってしまってスープも完全に飲みきってしまいました。いやー朝から死にそうになりましたわ。

【意外にも淡めの風味良く、熱ダレせずくえる麺！永福町系の王道！】

　これもこの系列ならよく遭遇する麺ですね。ストレートで加水は多いタイプの細麺。もちもち感も多少あるんだけど、クチリと潰れ込みやすいタイプで、熱々のスープに浸っていても熱ダレに強いタイプかと感じます。そして意外にグルテンの風合いを感じさせるタイプで、これはスープがあっさり系なゆえにそう感じたのかもしれません。

　ともあれスープに絡むと言うより、軽く行水のように浸ってからリフトし、あっさりと食うイメージ。なのでズボボボボボボーーっと勢い良くすすり食いたいのですが、口の中を軽く火傷してしまいます。それでも勢い良く食いたいのがこの系統。まさしく王道の永福町の風合いを感じますかな。

　総じまして、「朝ぼらけのなか腹はち切れる一杯！」と言うそのままでして、もうこの日は晩飯まで何も食いたくないかも・・・と言う感覚でしょうか？。スープは少し残すべきだったなと後悔してしまいました。もう少し腹ごなしか休んでから、２軒目狙ってみようか？「頑者」も近いぜ・・・・とも思いましたが、無理無理、絶対無理！これ以上食えないので退散しました。・・・・また来るか？と問われれば、今度はちゃんと昼飯としてチャーシュー麺なら！ということで。ここを毎日朝飯として活用している方もおられるのでしょうか？大食いの方にはパラダイスな店ですね。ということで・・・・なので詠います！

　　　陽が昇り
　　　日差し最強
　　　川越の

　　　熱さ最強
　　　朝のラーメン

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！