ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2413】 中華そば 葵 (埼玉・川口) 塩そば+味玉

<日本一人口密集地で穏やか気分・・・塩そば>


 昔、南浦和に住んでいた頃、週末は殆どクルマを活用しませんでした。何せどこへ行っても渋滞ばかりのイメージでしたので。JR使って、赤羽や池袋でラーメン食ったり映画観たり、本屋やカフェ・・・・そうだ、専門学校に通ってたりしてた。どこに行っても人混みが半端なくて、ふと思いついて調べたら埼玉南部あたりは、人口密度がこのあたりはすごいことを知りました。まだ回線がISDNでモデムを経由してインターネットを活用して調べてた頃の話。いや懐かしい・・・。公私共に色々あったあの頃です。





 感慨に耽る余裕があるのは渋滞だったから。戸田、外環浦和、川口あたりで半端ない渋滞に辟易しながら、たまらずハンドルを右に切って脇道を右往左往。途中で「狼煙〜桜」を偶然発見して、そこでもいいかと思いつつ、なんとか目的地に着きました。今回の目的地・・・・それは「中華そば 葵」さん。何せ、先日に川口駅前にある2号店「竜葵」さんがとても美味かったもので、どうせなら1号店も行かねばと思い立ってのことです。私のラ活って、何か引っかかると拘るところが多いんで、・・・・とてもシツコイよね。






【明るい鶏のコク豊か!魚介の滋味深く!塩はじっとり感覚!・・・貝??】


 店の前の対面に丁度こじんまりした駐車場があって、運良く1台空いてたスペースに駐車。コインP代が浮いたので、今回は味玉プラスでいこうかと考えつつ入店。入って左手の奥に券売機があります。券売機ボタンのポールポジションは、「塩そば+味玉」だったので、迷わずそれをチョイスです。ランチタイムなのに意外に空いてて、客入り6割程度。休日だったから家族連れやカップルなど、いかにも地元民の方が多いです。それだけ地元に浸透してると伺い知ります。





 バイト君なのか・・・食券なかなか気づいてくれないし、心中あたふたしてたんですが、ちゃんと認識してくれてました。座ってなんと5分後には配膳が完了ですよ。いやはやて早いお仕事です。さてその麺顔・・・なかなかエキス感を感じつつも淡麗なお姿。現代のラーメン・・・という感覚の塩スープが煌めいております。レンゲを差して味わいますが、最初の印象は、「めっさ芳醇やんか!」というもの。まず動物系のコクが明るく広がるのでアピール感が抜群です。鶏ガラが丸鶏と思えるほどに「芳醇」さを醸し出します。ああ・・・・鶏そばってええなぁ・・・と思っていましたが、別メニューに「鶏そば」がありまして、慌てて別のエキス感を探し出します(駄舌ゆえ)。





 落ち着いてもう一度味わいますと、落ち着き感を醸し出すのは魚介でしょうね・・・。ふくよかな甘みには中華そばたる落ち着きを与えております。煮干し系と節系のどちらかも実は判別ができず(駄舌ゆえ)、個人的には節系の方が印象的。しかし、淡麗系とは決して言いきれず、キレと言うよりコク深さをアピるタイプですね。


 味はどちらかというと濃ゆい系の一歩手前。塩気がしっかりと効いておりそしてまろやか。塩気のエッジングというより、旨味の輪郭という感じで・・・・ここが難しいところですが、滋味深さに魚貝のエキスも感じたりしてね。貝類のエキスか?などと推測してしまいましたが、実態は不明。昔、南浦和で独身やってた頃・・・興味半分で自分で干し貝柱でスープ作ったことがあり、それとオーバーラップしてしまったかも。いずれにせよ、これは旨塩系というより、芳醇なるエキス系という塩ダレと受け止めてしまいました。こういうの好きなんです・・・・。






【きめ細かさ含むクッシリ感覚!漆喰の様なスベスベ感覚!汁吸ってより滑らか!】


 麺がまたうまし。スープに完璧に合います。芯はなくとも全体的にクッシリと感じさせるタイプで、角が丸まった角麺という感じかと。熟成を感じるほどに質感があって、前歯で千切る瞬間からグルテンの風合いが醸し出されます。そこにスープが後追いでいり混じる感覚が素晴らしい。奥歯でプレスする際には、端から順列にプツプツプツプツっと潰れ込む感じで、そこがまた上品。





 地肌は漆喰を連想するほどにきめ細かい感じ。それがまた歯ごたえに共通しているかも。口当たりも良くてスルスルと軽く啜りあげられます。しかし後半は汁をゆっくりと吸い出して、しなやかさに拍車がかかるかと。前半と後半ではニュアンスの違いが楽しめますので、これは面白いかも。後から券売機の写真を見て・・・「和え玉」があったことに気づきましたが、これは大盛りよりも「和え玉」で対処すべきかと。胃腸の調子が最近悪いので、今回は遠慮してしまったが、まだ余裕があったため激しく後悔ですよ。






【淡麗でほぼ半レア状態の上質肩ロース!味玉は薄味でも深い浸透でナイス!】


 チャーシューがまた好み!半レアな状態で薄味。しかし、とても柔らかくて柔らかく熱の通った部分が甘くすら感じます。淡いタレの浸透の深さを感じますし、肉自体の味わいの良さを猛烈にアピール!。これは特製か肉増しにして酒と食したです。こちらは、ホッピーセットもあるのでいいかも。クルマでしか来れないのに・・・。





 味玉は、外が温もりを感じる反面、中心部は絵に描いたように冷たかったりする(笑)。これはある程度仕方がないよね・・・・。味わいとしては薄味の出汁が時間をかけて浸透させている感じで、白身がとてもフルフルしていて、卵黄はジュレ状に成っていて、甘みを感じる作り込み。やはり、味玉が一つ入るだけで贅沢感が増します!。






 総じまして、「王道のコンテンポラリー崇高塩そば」と言う感覚でしょうか。いやー、いいですよ、私の好みにはピッタンコ。2号店(竜葵)は、場所柄広くアンテナのように受け入れられると思います。一方、1号店(葵)はロケーションも厳しいながらも、地元に受け入れられる店。そういう二面性で川口から埼玉、ひいては東京北エリアまで名を轟かせて欲しいと思います。赤羽エリアも強豪揃いですが・・・。ともあれ来て良かったとしみじみ思う次第です。・・・・また来るか?と問われれば、次回は醤油未食ですので是非それを食いに伺う!と申しましょう。近隣になる「狼煙」も気になるので、すぐにとはいかないと思いますが(苦笑)。ということで・・・なので詠います!



   夏日差し
   のろい渋滞
   重い風



   暑さ忘れる
   清涼塩そば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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