ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2408】 中華そば 亜雄 (東京・北府中) 中華そば

<地元に根付いて続いて欲しいーアットホーム中華そば>


 朝、 目が覚めるとなぜか泣いている。こういうことが私にはときどきある。そんな週末の朝は、天気も芳しくなく、一昨日昨日と疲れが抜けず、ちょいと遠くへ出かけてという気力も湧かず。いろいろ考えた挙句、今回は「北府中」に出没してみました。三億円事件、府中刑務所、T芝城下町・・・程度しかイメージが湧かず、「府中」と「北府中」とではかなりイメージが違ってくるかな。そんな感じだったけど、いざ訪ねてみるととっても地元に根ざした商店街があったりします。まあ、日曜日だから閑散としすぎているけど・・・・。






 それでもこの界隈は、ちょっとしたラーメン店が集結しているのです。代表格は「英二」かな。胃袋が健康状態なら、本音はここを突撃したいところだけど、日曜日は休業。数十メートル先には、「たまぞう」があって、農工大の学生らしき方で賑わう。他にもラーメン店があって、これはこれでホットスポットかもなーなんて・・・・思いつつ、「晴見商店街」を闊歩して脇道にそれると「亜雄」さんが営業中です。それでは・・・いっちょ新規開拓してみましょうかね〜。












【豚鶏のしっとり煮出しに仄かな魚介感覚!生ニンニククラッシュで一気にパワフル】


 新規オープン間なしらしい初々しい雰囲気が残ってますが、この店は一歩入ったらそのアットホームな雰囲気に魅了です。ご店主夫婦が、本当に丁寧に接客してくれるし、いかにも街に愛されるラーメン店という感じがプンプン。L字のカウンターには、地元と思しき家族連れで埋まります。数名外待ちしておられるけど、赤子を抱いたご夫婦という感じで、いつも私が訪問する店の雰囲気とはかなり違う・・・・その地元に溶け込み具合が、実にいい感じです。一人客は私だけでした(笑)。美味いものはみんなで食べる。これこそが生きるってことですか。人見知りな私もこの時ばかりは、胸が暖かです。そんな瞬間に、まさに暖かで凡庸な麺顔が提供されます。






 ラーメンの麺顔撮影に、その場の空気感を込めるのはとっても難しくて、ましてやiPhone撮影なもんで伝わりませんが、とってもハートフルなそれです。ただ・・・、日頃仕事に疲れたおっさんのハートを鷲掴みにする何かがあります。こういうのを食いたかった!







 とても馴染みが深くて目新しさがないのに、とても丁寧感があって食ってて嬉しい。老舗のレトロってのでもないのですが、新店舗なのにもっと前からあったようなプレゼンスを感じる醤油系です。しかも醤油のキレというより、私はベースストックの丁寧さを感じますかな・・・・。豚と鶏を合わせた動物系のスープが実にしみじみとしており、メインはこの味わい。そこに醤油ダレの味わいと塩気を感じさせエッジが効く。それでもビンビンとカエシが伝わる感じでもなく、子供にも安心して進められる旨味塩気がナイスなんです。しかし一方でこの落ち着き感は、やはり魚介か?。ほのかなれど存在感はあるかーってな優しい味わいです。このまま本当は突き進んで食い切るつもりでした。






 目の前にある「ニンニククラッシャー」がどうも目に入りましてね・・・・途中から使ってしまいました。業務用ニンニクすりおろしだったら絶対に今回は不使用。なれどニンニクはパックした容器に入れらてるし、また感心するのは、クラッシュした後の残骸などを掃除するバターナイフが備わってる。だから、これは安心して使おうと決めました。いざ入れるとすごく味わいがググッと響く!穏やかな味わいで終わってしまっても良かったのですが、やはり刺激も味わってみたい。そんなわがままを叶えてくれます。微かな塩気がググッとアップしますし、また一段と腹持ちがアップしそう。これは後半にはオススメです。












【馴染み覚えるストレート中加水麺!やや黄色い漆喰の地肌で啜りが楽しい】


 実にオーソドックス過ぎるほどに、こよなく愛したい感覚がする麺。特筆することはなくとも、いつまでも味わい続けたいタイプですね。ストレート細麺。スパスパと小気味よく前歯で切れ込む感覚は、何度体験しても楽しい。密度感はそれほど高くなくともも、芯を感じずとも、全体でクッシリと淡く感じさせる歯ごたえがいい感じです。風味を感じるまではいかなくとも、スープをやや染み込ませてグルテンと結合するような旨味感は、実にいい味わい。






 そして、使い古した表現だけど、漆喰のようなきめ細かい地肌感がまたいい!パツパツと言い切るまではいかなくとも、汁を淡く吸い込む。腰が弱くなることはなく、若干後半にしなやかさを覚える程度。なので口当たりが元から良いことから、ズボボボボッとすすること自体がとても容易です。この麺は勢いよく音を立ててすすり切るのがいいですね。












【肉厚でカスっとしながらも解れる柔らかさ】


 小ぶりに見えて実はそこそこ肉厚な感じ。醤油系のタレというより、ナチュラルな塩気が染み込んだようです。スープの煮出しにも貢献したようなスカッとした雰囲気もありますが、肉繊維に沿って簡単に解れます。その柔らかい繊維質の隙間には、スープが入り込むような感じで、意外にジューシー。こういうのが実に酒に合いそうな気もします。これはロース系の肉だと思うけど、実は看板メニューはどうやら「バラ肉中華そば」らしい。トロトロの厚切りバラ肉が乗っているらしく・・・・・デフォルトの中華そばではそれを封印しているまでは予測付かずで残念。次回は狙いたい次第。











 総じまして、「こよなく大切にしたい新たな商店街ラーメン」と言う感覚でしょうか?。いやー実にハートフルな店が北府中に生まれたものです。ここはいずれ何かの機会に再訪問したいもの。個人的には、私のようなラヲタよりも、地元の固定客をしっかりと掴んでいただきたいかな。ちょっとご店主夫婦の顔を覗くがてらに、軽く一杯飲んで締めのラーメン・・・という客が増えることを願います。私も遠いですがいずれまた来ますので。と言うことで・・・なので詠います!



   お疲れの
   身体引きづり
   昼下がり



   和む雰囲気
   優しきそば屋



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


   


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