ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2376】 麺屋 龍壽 (静岡・浜松) 芳醇中華そば 塩


東海道寄り道の旅の一杯 in 浜松>


 今年の夏は、いろいろ諸事情ありまして私一人で帰省することに。なんでもクルマ派な私ですので、これを逃すと一生食えんと思い、東名高速「浜松IC」にて途中で降ります。目指すは・・・・「麺屋 龍壽」さん。あの東京の名店「麺屋 一燈」で修行されたご店主(出塚さん)が開店してあの店。これは、どこか少し宿題というより義務のような気がして、はるばる訪問が叶いました。








 訪問時、ランチタイムピークちょい過ぎ。目の前の共同駐車場は、すでに埋まっている。店主ブログで第二駐車場も案内されてたのですが、ここも満杯。すでに地元客には知れ渡っており、プチ行列が発生しとります。ウロチョロしてたら運良く一台空きましたので、何とか入れられましたが、ここはコインPが皆無なので、東京とは事情が違います。さて・・・埼玉の暑さに疲弊した経験から、日傘を持参しておりましたが、ちゃんと店前に備え付けでありました。ゴルフカートによく見かけるあれ・・・。今回も重宝させていただきましたが、遠州の夏も暑い。夏はどこでも暑いものだ。


   











【溢れる鶏旨味に貝類の滋味!そしてポルチーニの明るい旨味!】


 並んでいると女性に券売機の購入と店内への誘導がされますが、ああ・・・あなたが奥様なのでしょうかと感じ入ります。最近のラーメン屋さんは、店主が若くて美味いことによく驚かされますが、その奥さんの可愛さに同じく驚かされることも多いです。今回もその通りの展開でして・・・・若くして店も人生も二人三脚というのは、ジジイの目線からすると素直に応援気分。頑張ってもらいたい! などと考えていたら、一気に4杯ロットの生産完了ということで、意外に早く配膳が完了です。今回は一番デフォルトの「芳醇中華そば 塩」とさせてもらいました。


   






 さてその麺顔・・・、鶏油というか香味油の黄金きらめきが、すでにオーラを垂れ流しです。見栄えはいかにもコンテンポラリーなラーメン。そして普通なら淡麗と分類ですが、メニュー名称が的確に表現している通り、いかにも「芳醇」そうに見えます。そしてそお味わいも、なかなか衝撃的です。この香味油の「ポルチーニ茸」エキスが琴線に触れた感じ・・・。









 ポルチーニの香りが実に芳醇に吐き出されて、その独特の明るい甘みをギラギラと感じます。旨味のエキス感は上品なバターにも匹敵するかと思えます。これで一気に洋風に傾くかという一方で、しっかりと和風の域に踏みとどまった感じがある。そこには魚介の仕業がちゃんと忍ばされているような雰囲気。一般系の煮干しとか節もありなむだろうけど、ビシッと滋味として感じる部分は、貝類のエキス感かと。ホタテとポルチーニの合唱といったところか。もちろん、鶏の煮出しも丁寧で美しい。ベースとしてもすごいと思う。それを飛び越えた塩ダレと香味油の活躍といった感じで、贔屓目なしに、わざわざここまで来て良かったと思えました。私にとっては十分な成果だと、今回の遠征機会を感じ入ります。













【風味しっかり!淡いプツリ感覚と後半のしなやかさがナイス!】


 自家製麺!若い方なのに一通りなんでもこなすと云う感じですね。さてこの麺が実に丁寧というか、綺麗なだけでなく、風味が見栄え以上にしっかりとしていて、すごく好印象。個性的なスープに負けない主張すら覚えます。何やら毎朝生産するとか・・・・、一人で全部となるとそりゃ大変。したがって昼だけ営業&売切れ御免は、本当に仕方ないね。







 前半は、淡くプツリとした感覚が印象的。それだけでグルテンから発せられる風合いがしっかりと受け止められるというもの。唸る・・・。奥歯でプレスするとクチっと千切れて軽くデンプン質を感じる程度。どうやら麺の風味と加水の低さが関係ないみたい。元々パツパツ低加水麺大好きなのですが、穏やかな麺の風味は、別ものなんだね・・・・。








 むしろ汁を吸ってからがこの麺の本領が発揮されるかというところかも。芳醇スープが染み込んだグルテンというかデンプン質というか、それがたまらん!特に今回のポルチーニエキスが滲んだとなると、これが素晴らしい。滑りがいいのはもちろんのこと。スープの持ち上げというより、吸い込みでうましと感じさせるタイプだね。







【軽やかな柑橘を連想させる鶏ムネ肉肉と、脂身じんわりーな豚!】


 レアチャーシューで腰を抜かした経験は、実は「麺屋 一燈」なのです。坂本店主が、5ー6年ほど前に大阪・寺田町(まるとら)のある店でコラボしたことがあり、並んだ時に食って衝撃。東京から大量に持ち込んだ麺が切れてしまって、まるとらの麺となった。そのお詫びと言ってレアチャーシュー三昧の一杯を いただいたのが今でも記憶。あれは、私史上最大のチャーシュー祭りであった・・・。そんなことを、この鶏胸肉低温調理の一切れを噛み締めて思い出す次第。ペッパーの軽い風味も良いが・・・どこかしら、柑橘系を連想させるさっぱり感も忍ばせた味わいが、さすがです。また、豚の肩ロースかな?・・・の肉もうまい。いや、脂とつけダレの合わせがいい感じ。肉がむしろ甘く感じる。今回はあえて特製にしなかったのですが、次回は絶対に特製で肉増しを狙います。












 総じまして、「うう!煌めきを感じてやまない華やか旨塩!」と言うそのまんま、また何も捻りない感想でごめんちゃい。コリャ流行るの当たり前ですよねー。頑張って浜松の名店として、先ずは確固たるプレゼンスを築いていただきたい次第です。かわいい奥様との二人三脚を応援しますとも! さて・・・・また来るか? うーーー正確には「来れるか?」かなー。ちょっと浜松はあまりにもハードル高すぎるってf^_^;) 。 それに実は、浜松にもう一軒、宿題がありましてね。でも、またいつかロングドライブすると思うので、引き続きブックマークをしたままにいたします。 ということで・・・なので詠います!



   焼け焦がす
   直射日光
   うなぎ街



   遠路汗だく
   食らう塩麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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