<久しぶりに濃厚民族の血がたぎる〜>
ちょっと病院の付き添いで一日だけ休暇をいただきました。いろいろあって朝から飯が食えず、飲食店は夜準備で中休みに入ろうかと言う時間帯まで何も食えずな状態。プチ解放時間をいただきまして、一番近場の武蔵境駅近辺で遅いランチラーメンです。駅まで歩きますが……湿気がすごいのなんのって、汗が止まりません。こりゃスタミナ付けないといけないと思い、実に久しぶりに「きら星」へと向かいます。やはり、凹んだ時やいざという時はスタミナ勝負。肉をがっつり食うとか、濃厚エキスをすすりたいしね! クルマがあれば小金井二郎でも行くのだが、それはさすがに病院に戻るとヒンシュクを買いましょう〜;^_^A。
【ほんまに東京一濃厚豚骨かもしれへん〜!ケモノ感満載!スープと言うよりもはや「タレ」】
それにしても、店に近寄るだけで豚骨のエキスが香りますな。暑苦しい湿気の風に乗って運ばれる豚骨の匂い。特に濃厚に感じるのだけど、男客の汗の匂いと混じると、これまた何とも言えない〜〜。想像通り、店内は男性客でぎっしりですが、みな学生とも思えず、どんな仕事をした人たちなのだろう。今回は、はじけたい気分だったので、限定の「和歌山風中華そば」にさせていただきました。
しかし、私の知っている和歌山系とはまた違い、きら星オリジナルがかなり効いていますな。まず濃度が半端ない!ひょっとして、レンゲが立つのではと思えるほどのドロドロ濃厚豚骨で、シルキーさのかけらもございませんψ(`∇´)ψ。もはやスープと言うより「タレ」の感覚。実際にレンゲですくって味わうと、豚骨エキスでザラつきを覚えます。それと同時に、豚骨の命とも言うべきクサ旨味がとっても濃厚。これは、確実に食べ手を選びますかな。
和歌山系と言えば醤油豚骨なんですが、この醤油ダレもかなり個性的です。濃厚豚骨に引っかけて、カエシを香ばしく効かせる醤油か?と思ったのですが、これは意外に甘い感じがします。このちょい甘いフレーバーと、濃厚でワイルドな豚骨の組み合わせが、ちょいと苦手だったかも〜〜。かなり昆布酢を投入してしまいました〜〜;^_^A。
きら星……と言えば試験管。酢でも調整効かない部分は、この試験管調味料を駆使するんですが、これ以上のチューニングはバランスを痛めつけそうな気がしてしまい、止めておきました。通常のラーメンなら、これらを駆使すると楽しいです〜〜。
【キッパリした歯応え印象的でクッシリ風味感!スープを巻き取るパワーがすげぇ!】
麺は好みです。細麺でややよじれたり、ボコッとしておりますが、加水が低めで明確なクッシリさがあります。そのためグルテンの風味は濃厚スープをすり抜けてしっかりと感じます。ただ異様にスープを絡め取るので、口の中は豚骨エキスだらけ。また結構コシがしっかりとしているため、リフト時に箸からずれ落ちてもそのままの形をキープ。スープが糊になっているような^o^。
今回は、いつもの麺吸い込むでズボボボボボボーーーーという風にはいきません。カレーライスを飲み込むような感じで吸い込む感じ? 吸い込みに合いの手のような咀嚼のタイミングを入れて、巻き込むようなすすり上げ………だんだん自分で書いててわからなくなってきた。
【蕩ける豚バラの脂肪が旨し!メンマもちょい焦げでナイスな香ばしさ!】
とにかくヘビーな味わいだったので、本音としてはフレッシュ玉ねぎみじんが欲しかったかも。でもメンマが普通以上にうめえ!さっぱりさにコリコリした歯ごたえ。それに醤油の香ばしさが加わり、焦げ目もあったりしていい感じ。これならビールがすすむと言ったタイプ。豚肉は定番のバラ肉。サイズ感そこそこの肉が二切れ。これが結構分厚くて脂身が甘い!これもビールがすすむタイプ。
そして・・・そうそう、和歌山系にはなぜかカマボコが載っているんだったよね。すっかり忘れてました。
総じまして、「武蔵野男系の濃厚重厚豚骨エキス感は健在!」と言う感覚でしょうか! しかし私には重すぎたかもー。歳をとったのだと痛感した一杯でした。これからちょくちょくと病院に通うので、 もう一回近いうちに食うかもー。ということで、なので詠います!
蒸し暑く
流れる汗に
雲厚く
七夕近き
濃厚きら星
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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