ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2242】 コハクノトキ (神奈川・元住吉) 中華そば


 大型連休しかできないこと。それは部屋の整理整頓。会社のデスクは何も置かない主義なので、よく空き机と間違われて知らない人が座ってたりするけど(笑)、自分の家のマイスペースは・・・そうではないのですよ(私の部屋とか、書斎とか絶対に言えないので「マイスペース」)。日頃意識はしているんだけどダメになる。それが本来の私で、整理好きでもなんでもない。その一方で、整理ができてないと思わせておいて、実は自分の中では整理されている人もいる。会社でも、いかにも仕事できなさそうな乱雑な机なのに・・・バリバリできてる人。また細かいグッズをあちこちに配置している人。いろいろいるけど・・・怠けクセというより、整理の仕方を知らないのだろうね、そもそも。ちょっと連休中に整理術など本を読んでみたいかも。


【図解】誰からも「仕事ができる」と言われる! すごい整理術

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はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

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<きびしいロケーションで孤軍奮闘!>


 ・・・・などと考えながら、今回もGW中にしかできないお蔵入りのレビュー整理。この日も午前中からすでに疲れきっていて、外出昼飯をどうしようかと悩みます。以前なら武蔵小杉で乗り換えついでに一杯食っていたのですが、一駅ずれた元住吉が人も少なくて気が楽。ということでこの界隈でネット検索したところ、「コハクノトキ」というなんとまあ、洒落た名前の店があったのでそこに決めました。駅前の商店街から外れて、住宅街やお寺の脇をウネウネと移動するのですが、10分少々で目的地に到着。あらら、洒落た店かなと思ってたら、典型的なロードサイドラーメン店ではありませんか! カウンターだけの手狭な店ですが、覗き込んだら丁寧で明るい店主から「いらっしゃいませ」と声をかけられたから、そのまま入店です。周りに競合がいないとはいえ、プチ陸の孤島状態。まじめな店主が一人気を吐くという感じで、気楽さと落ち着きも感じる店です。今回は、「中華そば」という普通のオーダー。たて看板の「本枯 追い節」という触れ文句に反応しただけ。


   











【本枯追い鰹節の塩気と焦がしネギ香味のしっかりした味構成】


 高台から受け取ったその「中華そば」ですが、表の看板麺顔は「特選」だから違って当然なんですが、随分と別物のようなシンプルなものです。チャーシュー、アサリ剥き身、さやえんどう、かまぼこ。葱なないぞ葱が!と不満げに感じると、そこには茶色に焦げた浮遊物が漂います。ああ、焦がし葱があるのかと・・・。一応葱はインなわけね。そんなマイナススタートではあったものの、実は尻上がりな評価となります。







 ハマグリ剥き身があるけど、貝出汁は感じません。醤油ダレのまろやかさとマイルドな塩気というのがファーストインプレッション。崇高というより庶民的なタッチの味わいが広がります。中でも焦がし葱は、とても香味としては芳醇に感じさせて、香ばしさがとても働くと共に塩気を甘さと感じさせるような魔力を持ち合わせる感覚。また温度もすごく高めなのでアチアチアチアチ・・・と感じつつ啜ると油の味の厚みも感じます。







 ベースは、豚鶏の動物系と思われてあれ・・・追い節はどこへと思い出しますが、焦がし葱の香ばしさの陰に隠れているような存在です。考え直すと、先ほど感じた塩気の輪郭で甘みを連想したのは、追い節の仕業だったのかもしれません。それなりにじっとり感がありつつ、清いブラウンをしており、見た目もなかなか旨そう。トッピング次第では、評価が化けるポテンシャルを持っているかとは思います。













【蓄熱感じる多加水細縮れ麺!ヌチヌチ感じて明るい歯応え】


 熱いのはいいことなんだけど、この細めんも熱を保つ力があるかのように熱々でありました。前歯でスパスパと小気味良く切れるのですが、その断面から歯の裏側へ熱が伝導するような錯覚すら覚えます。いわゆる、多加水の細縮れ麺。切りクチは丸くて口当たりなどスベリ全体は良いです。ただ、熱々の香味油が貼り付いてくるような感覚なので、ちゅるちゅるちゅるちゅるとは啜り切れないジレンマを抱えてしまった。けどこういうジレンマはWelcomeですが。







 一見練り水の個性で量産的な見栄えですが、写真の映りよりはずっと質感はありまして、そのモチモチ高反発が明るい気持ちにさせます。前歯でちぎったあとは奥歯でプレスし、ヌチヌチヌチヌチとすりつぶしていく様は快感。そして熱ダレもしにくく、最後まで一定の反発感で食いきれます。でも替玉には向きそうにもないタイプだと思うので、今回は止めときましたが、どちらかと言うと豚骨が推しの店らしいので、言えばやってくれるかは不明(きっと麺もタイプが別かな)。












【オーディナリーな肩ロースと不思議な剥き身アサリ】


 決して悪くはないのだが、全体的にどこか凡庸に思えてしまったというのが本音。でも一つひとつ区切ってよく見ていく。チャーシューは、脂と肉質のバランスが良いロースっぽい部位で、レアチャーシュー全盛の昨今ではどちらかというとシブイ位置にあるような肉。定番の醤油ダレの浸透も比較的ライトで、スープに浸してその塩気で味わうと丁度よい。その時に脂が少し溶けて甘みが増して、柔らかめの肉質にまとわりついて旨し!ただ少し薄く感じたというのは、こちらが贅沢なのかもしれません。








 さやえんどうは、少しだけハードな歯応えで個人的には悪くはなかった。でも飾り程度の箸休め。それ以上でもそれ以下でもなしですかな・・・。あと、アサリ剥き身ですが、これはあればあったで良いけど、わざわざ要らないという間隔かな。それよりは、どさっともやしを入れて欲しかったというのが本音かも。たて看板のサンプル写真を見てしまったから、余計にそう思うのかも。












 総じまして、「熱血感じるオーディナリーな中華そば」と言う感覚でしょうか。目新しさはなくとも、しっかりと丁寧な仕事ぶりはいい感じがいたします。一円単位でメニュー表記されてるので、一見違和感がありますが、消費税を足すと数字が丸まるということね。680円払って退散です。ここは、地元の工場とか地元の方が、ちょいと酒と飯食うという使われ方がメインなのかな。夜限定のみそラーメンが気になるし、主力の豚骨も未食なのでまた来たいですかな。そろそろ新しい本業も佳境に入るので、ちょっと全体的なラ活がしんどくなるかも・・・。ま、気にしないで行きましょう。悩んだってひとつもいいことないんだから。ということで・・・・なので詠います!



   混雑の
   人を避けたい
   ランチ時



   ロードサイドの
   落ち着く麺屋



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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