宝くじは二度と買わないとこの1〜2年は決めています。ハズレてもいいじゃない、当たるかもしれないという夢を買ったと思えば、とよく言いますよね。それにしても100万分の1以下の確率で、何千円も投じるのは割が合わない。ハズレてから後悔するのです。とは言いつつ一方で、昔通ってた簿記の学校の講師は、1級の意思決定の授業の雑談で「それでも買う、当たればデカイから、確率という問題ではない!」と言い切る。ワタクシの理屈としては、そんな「当たるかも」という弱さにつけ込んでいるようなところが、気に入らないと思う次第。大安吉日の西銀座ラッキーセンターは今日も賑わう。みんなどんな思いで購入しているのだろう・・・。
- 作者: 安藤祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 文庫
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<地下道店舗のコンビニエンス!銀座の小洒落たハイポテンシャル!>
・・・・最近なにかがおかしいのであります。季節労働者のような職種であるのは、今に始まった事ではないので耐性があるけど、この忙しさは尋常ではありません。こんなことなら大型連休も返上してもいいかも・・・・。今回もまた昼飯を食えず、外回りと会議が続いて乗り換えポイントの有楽町で、ガス欠状態の私。真っ先に頭に浮かぶ通し営業の旨い店は「麺屋ひょっとこ」。しかし、今しかないだろうと、かねてからブックマークしていた「銀座 篝 Echika fit 銀座店」へ突撃しました。本当にメトロに続く地下道に忽然とあるお店なのね。スタバもそんな感じで営業してます。さすが銀座は地下道でも銀座たるや。
【鶏エキスと魚介出汁のナイスバランスポタポタ感!醤油のエッジも素晴らし!】
カウンター8席だけでこじんまりした店内。そこに男衆3人が待ち受けるというなかなかの固定比率の高い店構えです。接客はそこそこ良し。客層は半分が女性客でほぼ皆さん汁そば系のをご注文です。とにかく腹が減りまくってたので、値段は気にせず大盛りを注文する気でおりましたが、つけSOBAが、並も大も同一価格ということで、私は、無意識に「鶏白湯魚介つけSOBA大」を口頭で注文です。
つけ麺系は時間がかかるのが悔しいですね。腹が極度に減りまくってるのに。しかし、たまったメールをスマホで処理していたら、思いの外早々に配膳が完了いたしまして感無量!その麺顔は、まさしく銀座らしい小洒落たオーラに包まれており、見ようによってはイタリアンでも通用するような明るさと質感の高さが、印象的です。
さてつけダレ。篝といえば、クリーミィーな鶏エキスを連想しそうですが、意外にも落ち着いた茶色の泡立ち。ここだけ見てると、懐かしの関西の名店つけ麺を連想してしまいます。青ネギがそう思わせるのかも。しかし味わうと、大阪梅田の味わいを感じつつも、さすが東京銀座のゴージャスさを感じます。鶏エキスの洗練されたしとやかさ!モミジ系のこれでもか!というポタポタコラーゲン度合いも淡く、サラサラとしつつもしっかりとした鶏のエキス感がナイス! そこにサササーっと魚介のダシ汁が合わせてあります。思えば本店は煮干の使い手でもありますので、この組み合わせは不思議でもありませんね。洋風と思わせてしっかりと和風の質実さも保ちます。
加えて、醤油系のカエシの味わいが優しい輪郭をたたえて、まろやかに仕上がっているにがとっても嬉しい味わい! また、どんどんと食い進めると、麺とトッピングに絡められたドレッシング的な味と、柚子の香りがタレに移り、何とも言えない崇高な出汁に仕上がっております。食い進めても美味さレベルが変わらない。
【引き締まるハードなボソボソ感!口当たりよくスルスル食える大盛麺!】
浅草開花楼の麺箱が丸見えです。あえてそうしているのか。結論的に悪くないすよこの感覚。見るからに丸麺で中太ストレート。大勝軒系でよく見かけるサイズ感ですが、光沢は似ているけど感触は別物です。ボソッとあわ〜く感じつつも密度感もそこそこあり。多加水と思ったが、もちもち度合いは低い。何となく麺の風味も感じて、つけダレとの相性も悪くないっすねー。
かと言って重く感じることもなく、大盛りとはいえペロリと食える腹八分目のボリューム感です。前歯ではボソボソとした千切る感覚で、前歯の裏側も麺の刺さりを感じる切れ味。奥歯へ運ぶと一転してヌチヌチと湿り気を感じる低反発感です。麺の丸い形状は口当たりよく
中太麺でもするするとすすり食える微妙なライト感覚もいい。
【ハイセンスな鶏コンフィと前菜感覚の野菜トッピング!さすが銀座!】
どうやって食べましょう。鶏の胸肉のコンフィ、これは旨いよねー。文句のつけようがありません。温度、分厚さ、風合い、どれもベスト。つけダレに浸けましょうか? 何となく素材の味を味わいたくて、テーブルセットの粗塩のみでそのまま食いました。ああ、焼酎のロックか、冷酒が欲しくなる。
どうやって食べましょう。チコリ??に乗っかった野菜の小さいパーツたち。ズッキーニ、トマト、ヤングコーン……それらは軽く味ついていて、仕上げに生柚子皮のすりおろしがかかっている。私は、器になってるチコリをそのまま食らうこととしました。うまし!少し溢れたところはつけダレに投入して麺と絡めて食いましたが。この前菜的な野菜のトッピングセンスは、銀座のラーメン屋らしいね。
【昆布ダシのスープ割がまた染みる旨さ!】
願いするとポットを供せられるタイプ。昆布だしとのこと。これが実にしみる旨さ。なみなみとはっても、妙に味の薄まりを感じません。まろやかな鶏エキスの醤油系の出汁に変化。このバランスで汁系のラーメンを作っても旨そうです。
総じまして、「地下道店舗でも伊達じゃない銀座の冠」という感覚で、本当にラーメンのコンビニエンスとポテンシャルの高さを、こんな通り道の地下道でも味わえるということに感謝です。本当に、銀座で店を構えるというのは、大変なことなんだろうなと、こんな路地の質の高さからも伺えるというもの。新橋と銀座の棲み分けを感じますな。新橋も嫌いじゃないですけどね〜〜(いや、お好きですが)。ともあれ、今回も飯の難民にならずに済んで感謝です。ということで・・・なので詠います!
雨降りて
外出移動で
疲れ果て
銀座の地下飯
ゴージャスつけ麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!