ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2231】 ラーメン PARADE (東京・都立大前) あっさり飯野・塩

 この季節が一番着る物に困るんですよね。通勤用スーツですが、上にコートは着ないにしても、冬物は暑いし、かといって春夏物では、まだ出勤中の自転車移動では辛すぎる。みんなどうしているんでしょうと、混んでいる人の服装をチェックするけど、中には今だにダウンジャケットを着ていたり、マフラーまでしている人もいる。通勤距離とも関連がありそうです。


 そうだ!いいジャケットがあったはずだとタンスから引き出してみると、これが明らかに時代遅れのシルエット・・・。結局、タンスの肥やしの整理をする羽目に。ユニクロが、「通勤用」とか「ゴルフ用」など作ってしまえば、楽なんだけど、なんだか庶民ファッションの全てが、それで終わってしまいそうで怖い。










<ハートフルなBARにミスマッチな質実潮煮干>


 ・・・・などと考えながら非常に中途半端な時間に放り出された自由が丘。歯の治療してたら飯食う時間もズレた。これも幸いなり!ピークを避けて気になる店に行けるから!ということで一駅移動して都立大。そこで、かねてから狙っていた「ラーメンPARADE」さんへ突撃してみました。さすがに2時になたら閑古鳥かもなと思いきや・・・先客2名。寂しくもないいい状況かも。明るくお姉さんが厨房からまわって出てきて気持ちよく対応してくれる。いい店というのは、注文のときに何かワクワクさせてくれるもんです。シンプルなメニュー展開なんですが、迷っていると塩煮干と海老醤油とがあり、他にも柚子こしょうおろしというのもあると、さらっと流れるように紹介してくれます。本当にハートフルな雰囲気の店っぽい。夜のBARタイムもいい感じだろうね〜。結局、一番ふつうの「あっさり飯野」の塩に決定。僕の知っている飯野さんもどこかあっさりしていていい男。しばらく会ってないけど頑張ってるんだろう。












【エッジの効いた塩気に寄り添う煮干しの香ばしさ!さらりとしていてシッカリ味】


 間借り営業スタイルのため前金制です。支払っている間にも次々とご近所の常連さんが続々入店。ランチタイムを過ぎても盛況ぶりを見ると、早くも根付いて感じがあります。都立大というのは案外穴場なのかもしれません。さてその一杯は、お姉さんが恭しく配膳してくれます。丼はさすがにBARだと感じる背が高い鋭角的な器。そしてその麺顔は、奇をてらわない質実とした安定感。なんともキュービィーな絹ごし豆腐が投入されてて、気もほぐれる見栄えです。







 暗がりで撮影に苦労するもののようやく終えていざすすりますと、これがまたシッカリとした塩煮干しであり、「あっさり飯野」と言う名称とは裏腹です。ポイントは塩気の凛々しさかな。ひと啜りしたとたんに塩の甘みがカツン!と響くみたいな感覚。その塩気独特の尖がりはなく、かといって動物系で丸められたようなイメージもなく、塩気と甘みの境目が付かないような味わい。塩も旨いと甘みを感じるようなあの不可思議な感覚に似ています。そこに、煮干の香ばしさが軽やかにのっかって来ますので、淡い苦味のようでもあり香ばしい香りのようでもあり、複雑な甘みに昇華するようです。







 スープの色合いとしては照明の加減もあるけど、濃ゆい霞がかった茶色。明るい茶色か渋めのオレンジといったもの。甘みが深いので淡く鶏豚が煮込み仕込んであるのかなという勝手な駄舌の想像です。あっさりの中に食べ応えがあるナイスな濃ゆさ!温度も高めで熱々なのも塩気が鮮やかに立ってよい印象であったと思います。これは良いですね〜。












【密度感高めの多加水ツルツルストレート麺!かなり上品なスベリ】


 非常に良いスープの印象でして、冒頭は「これなら加水低めのパツ麺だったら面白いな」と思っていたところを軽く期待を交わされてしまいます。細い麺の中でもスリム系と思われるストレート麺。加水は高めでいかにもツルツルとしている地肌の白さと艶めきです。そんな感じでロースタートで食い進めた麺ですが、これがなかなか尻上がりの評価。







 見た目通りのツルツルなので口当たりは最高。透明感も全体にあって非常に軽い啜り心地です。しかしこれがスープの熱を保ちながら高速にすべるから、慌てると少々焼けどしそうになるかもしれません。ふくれっつらしたような形状なのですが、これが意外と前歯でスパスパと切れ込むかと思えば、中のモチモチ感と共にクニクニとした弾力を感じます。これが奥歯でのプレスとなると、口に入れる束が多いときは、ヌチッヌチッと淡く弾む。意外に密度感があるのだと、不思議な思いで食い続けました。







 今思えば全体的に上品な麺であったと理解してます。単なるツルツルではなく、スベリにしなやかさもあったようだし、スープを少し吸い込んでからは物腰柔らかでグルテンの味わいと混じって旨かったし!







【スポンジのようなロースか!?食んでジュワーとくる一体感ある旨味】

 さて具材は中央に鎮座するチャーシューが迫力。しかし意外に迫力というよりあっさりとした仕上がりで、煮出したあとのスカッとしたところにスープが逆輸入されて、むしろジューシー。スライスがやや薄いかな・・・と思うところがありましたが、これは単独より麺を巻いて一緒に食うのが合っているかなと感じました。肉自体はあっさりとしたシンプルな味わいで、タレの補強を感じませんがそれでよいと思います。







 またサイコロを思わせる豆腐が良いね〜。これ最後まで半分取っておいて最後に残ったスープと共にズルズルと食うもの楽しいよね〜。妙に全体的にこの豆腐があるだけで、最初から最後まで、チャーシューや麺を食い終わってからも寂しくなく、いい存在感でした。












 総じまして、「BARの片手間でない本格派の塩煮干し」と言うそのまんまの感想しか浮かんできませんが、これは独立店舗でも行けそうな質感の高さです。でもこのミスマッチな雰囲気がまたいいのかもしれず、当面はこのままの方がよろしいかも。またバリエーションが増える頃には再訪問したいです。次は醤油を頂くつもり。たしか海老醤油味だったっけ・・・。混んでくるとソファー席?で啜り食うことになるこのお店が楽しい。夜は全く違う空気感になるんだろうけど、酒と音楽とラーメンがあれば無人島でも暮らしていける方ならハマる店だと思いますのでご推薦させていただきます。ということで・・・・なので詠います!


   昼飯に
   春も爛漫
   緩い坂


   急ぎ歩いて
   額汗哉


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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