ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2223】 麺屋 瑞風 (東京・田無) 煮干醤油ラーメン 〜これはストライクゾーンが広いぞ!と思わせる誰でもオススメ煮干麺!


最近、自己啓発に時間をかけなくなったなと、少し反省をしています。サラリーマンだから、まとまった時間が取れないのがそもそもなんですが、10分間の空き時間を6つ取れば1時間なんて考えてちょこちょことやっていても、全然はかどってないことに気付きます。頭がリセットされてしまうし、そもそも反復練習的なものしか当てられないので、新しいインプットや、プラクティスが全く進められない。そして、学習の後戻り工程が多すぎるような気がする。やはり、ガツンと朝か夜、週末などに学習のコアタイムを設けないとかえって効率が悪いと、感じる最近です。資格やスキル習得なら、余計にそうなんですよね〜。仕事を始める前の朝は、タスクを片付けるのに絶対に必要な時間帯出し、夜は夜で疲れるし………。全くもってだらけた生活を送っております。春がすぎる前に、生活をぱターン化したいものです。とりあえず、この一週間の生活ログをとってみて、少し動き方を考えます。



<駅近で人通りよし!でも路地裏・・・期待の新店舗!>

 ・・・・などと考えながら、週末のある日の午前中、家族が不在なのをいいことにまた一人でラーメン活動。とある社長が先日紹介していた「麺屋 瑞風」さんへとチャリこいて出かけてみました。いや〜〜春爛漫ですね〜\(^o^)/。久しぶりに上着脱いでチャリで風を浴びました。軽く汗ばんだところで丁度店に到着。スマホの地図アプリがなければ、絶対に一発では分からない路地裏にあります。田無駅とから歩いて数分というロケーションなので、便利かつ人通りも多いのですが、本当にあるのかと訝しげに路地裏に入った奥〜の方にありますからご留意を。




 店は新店舗らしきフレッシュで白を基調とした内装。それでいて庶民的かつ和やかなカウンターのお店。若い店主の応対が気持ち良いです。BGMは、00年代のJポップが気持ち良く流れており、中にはカラオケの十八番曲など流れて個人的にWELCOMEムードを勝手に高めてしまいます。今回は、社長が「鶏白湯」をレビっておられたので、では私は「煮干醤油」と参りましょう。というより、二日酔いだったので、濃厚と謳われる鶏白湯は重いと感じただけですが・・・。

   




【軽やか煮干なれどしっかりした味わい!塩気と甘みのナイスバランス!ゴクゴクいける春めき煮干!】

 先客もおりませんでしたから、意外というより、あっという間に配膳が完了。高台に乗せらて受け取るとそれは見事な麺顔! まずチャーシューの存在感が圧倒的でありながら、押し付けがましくない感じ。そして、ハイセンスを思わせる太めの姫竹?かハチク?のような筍が上品に演出。あとは、煮干と言えば薬味のネギ! これが少し多めでラーメン好きのセンスをよく汲んでるな・・・・と思わせる感じで、何気にアピールポイント満載です。




 スープは、軽やかでありながら煮干の香ばしさと、醤油ダレの優しいカエシ。煮干と言えば、ニボニボとした苦味か、香ばしい甘みかどちらかを強調するのが多いけど、何となくどちらにも属さないリベラルな煮干。煮干の苦味を連想させる香ばしさと味わいは、確かにじんわりと響くので、名称通りの納得感はあり。しかししつこくないので、これはラーメンにそれほど固執しない層にも広くウケそうな余裕を感じます。それでいて、魚介系ラーメにある甘みと旨みがあり、塩気とうまく乗かってくる味わい。端的に言えばバランスが良いね〜。



 またひとくちに「淡麗系」とは言い難い円やかさが、これまた印象的です。あっさりしているけど食べ応えのあるところは、やはり動物系のエキスでしょうか。スーパーサブと言ったスタンスで、しっかりとベースを支えているあっさり鶏豚煮出しです。鶏白湯が得意なお店ならではの技を感じますかね・・・。そして後半になって徐々に麺から滲む風合いが入り混じり味わい深くなるというベクトルに傾きます。決して重くなく、ゴクゴクと飲み干せるのが気持ち良いスープでして、全体的に明るい味わいの印象は、今の季節「春」には何となくぴったりです。




【パツパツ過ぎない加水の低さ!麺の風合いがほわほわ〜っと漂うナチュラルな感じが好印象!】

 麺の味わいが良かったと感じた・・・というのが今回の印象。とてもスープと合っていたんでしょうね。おそらく麺をすすり出してから、1分前後で食いきったのではないでしょうか・・・、もう猛烈に食いきりました。




 軽い低加水ですがパツパツ過ぎないところが、スープのニュアンスとよく合っています。それがまたクスクスっとした前歯の切れ味が快感でして、まるで過ぎたアルデンテを追い求めるような刹那を感じるような食べ始め。それから一気にスープを吸い出し始め、スープエキスとグルテンの結合と言いましょうか、旨さの合唱が始まるようです。



 きめ細かい地肌もまた私を泣かせまして、汁を含んでいるのに乾いたようなシルキー感覚。くちもとのタッチは割とはっきりしていますが、すすって舌触りと喉越しがたまりません。別に更科そばを食っているわけではないのですが、風味の良い麺は、少しだけたぐってツーーーーーーーッとすすり上げたくなるような感覚になってしまうんですよね。それはまさに、ラヲタを自覚する瞬間です。




【バラ肉の旨さが全て表現されているようなダイナミクス!されど優しきチャーシュー】

 不思議な筍(姫竹?ハチク?)は、見た目以上に柔らかくて、それでいて筍の風合いをフレッシュに感じますので好印象!一時期穂先メンマが大流行しましたが、それに劣らず質感が高い筍です。



 そして私は、この肉を「豚バラ肉チャーシューの標本」と名付けたいくらいです。大きさもちょうどいいし。あばら骨と接する部分とそれに近い部位は、割と脂が抜けていて汁をバクバクと吸い込むところ。食むとジュワーっと肉質由来の味わいを感じる部位で、粗野な旨みがいい! そしてそれを包むのは、関東ローム層のような脂肉脂肉・・・と続く部位。ここは一番の勝負どころで、肉の質感、脂の甘み、タレの浸透のバランスが一番現れるところ。中にはここに炙りを入れたりして香ばしさを足す店もあります。何にせよ、脂と肉の旨みが一番豊富なので、味わいで失敗した店を見た覚えがないくらい。さらに評価したいのは、皮に近い部位!皮を残すのが一番好きなのですが、皮の直下にある脂の層が一番ゆるゆるで甘みが豊富なところであり、コラーゲン感が高まる。これら三つの層のエッセンスがきちんと表現されていて、私はただ唸るばかりでした。ちなみに厚さに関しても満足の域を超えていましたので、これ以上は語るに過ぎるということでご容赦を。




 総じまして、「これはストライクゾーンが広いぞ!と思わせる誰でもオススメ煮干麺!」という感覚でしょうか。うん!ここは使えます!!。スープ・麺・具材ともに文句ないところだし、バランスも良いのでもう一度来週にでも食べたくなる安定感あり。それに一人オペレーションの割に、ライスの他にチャーハンまでラインナップされているのがいいね。やっぱり、ミニ丼よりサイドにはチャーハンなんだよなー(今度は食ってみよう)。プレモル缶も300円なら気持ち良く払えるし、財布の紐を緩める仕掛けもあちこちに。近くには豚魚の強豪店がありますが、こちらも負けないで頑張ってほしいと思います。それにしても、奥まっている店って旨いところ多いな・・・西東京エリアって。ということで・・・・なので詠います!



   春爛漫
   桜も過ぎて
   温さ増す


   就活横目に
   オイラはラー活



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!