ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2217】 楽観 NISHIAZABU GOLD (東京・六本木) 琥珀


 花冷えが続く昨今、桜を眺めているとふと刹那的に世話になった人のことを思い出して(まだ生きています)。それは、部下だった人。その当時は会話をしているだけで、係長なりたての私は、いろんな局面で勇気をもらってた気がします。自分の思いの熱さや激しさを自分でコントロールできないときに、上の方から言われると火に油を注いだのだろう。しかし、部下からボソッとした本音の言葉で気が抜けたりして、妙に助けてもらった。小さいときから海外に住んでた帰国子女だったんだけど、その分考え方が柔軟でエネルギッシュなところもあって、大変刺激になった。あのころは、青二才なりに組織を変えてやろうというちっぽけな活動に随分と彼を巻き込んでしまったものだが、いつも笑って付き合ってくれた。一番しんどいときに、貴重な出会いの巡り合わせでした。

 この季節、人事異動がすべてオープンになって、リストからいつも探してしまうのは彼だ。また異動になって活躍の場を広げているようで何より。みなそれぞれ頑張っているようであります。




SAKURA SONG ALBUM

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<いい城って感じ落ち着く大人の店舗>

 ・・・・などと考えながら、今回は滅多にない青山一丁目界隈での仕事がありましたので、狙い定めた「楽観」さんを訪問すべく、六本木まで少し寄り道してしまいました。前回訪問は、関西転勤が解けたばかりのだったっけ。もう5年前になりますが、よく覚えている旨さと店のロケーションです。入り口は以前と変わりませんが、手前のスペースに移っていて広くなり、少し暗めの照明ですごく落ち着く空間に変化してますね。まさに西麻布の飲食店といったセンスぶりです。さてご店主もなんだか久しぶりに顔を見るけど、相変わらず若くてかっこよいですね〜。5年前に思いを馳せるとよく頑張って来られたなと感心しきりです。












【醤油のピッチリ感!塩気と香り、そして遠くの酸味がナイス!】


 さて久しぶりの配膳ですが、いや〜何と言っても名作「琥珀」は、六本木/西麻布のほうが似合う気がします。その透明なオーラ感は、昔ながらでありながら今風のハイセンス感覚を垂れ流し。所謂オーラというものを再度感じるほかありません。その醤油ブラウンは、まさに琥珀色。楽観の原点の一杯を、原点の土地で味わうと、気持ち的にも一味違うようなレベルアップを感じます。







 何と言っても、醤油のキレ。味の透明度がすばらしい・・・。鋭いほどに、醤油味のピントが合っているという感覚。醤油由来の塩気とがピッチリと研ぎ澄まされたようであり、香りはふんわりと言うより凛としたフィーリング。そして最後にかすかな酸味を施し、醤油の醸造感にもちょっぴり通じるかも。まさに、醤油のエッセンスがどれもピッチリしていて、味のピントが合っているという全体感がすばらしいです。








 スープ熱もやや熱め。ここも好印象で醤油のキレを高めます。また鶏豚のベースも実に緩やかであるようでしっかりとキマッている。見た目があっさりタイプなんですが、味わったその感覚はボディの豊かさを感じます。まさしく芳醇。魚介はなしかあまり感じず。とは言え、この落ち着き感は少しばかりあるのか駄舌ゆえに測れず。更に、たまねぎの微塵もいいですね!5年前は、まだ八王子系など知らない自分でしたから、本当に興味深かったのが思い出されます。たまねぎのフレッシュな甘みもスープに磨きをかけている一因でしょう。








【すべすべして密度感しっかりなストレート麺!風味も豊か〜】


 麺は以前のイメージ通りだったのがまた嬉しい(微妙に変化させても気が付かないだけかもですが)。きれいなストレートが印象的な細麺。きめ細かい地肌とやや白っぽいクリーム色した肌が、琥珀スープとコントラストを感じてより映えるかも。口当たりが非常に良くてするすると容易く啜れ上げられるのがいい。勢いあまってクチを焼けどしてしまいそうになっても、箸がとまりません。







 やや加水を抑えたような麺で、すべすべしていながらも、クッシリとした歯応えが鮮やか。パツパツとしたものではないけれど、しっかりとした密度を感じるため、麺の風味も生きる感じ。別に芯があるわけではないけれど、アルデンテを丁度超えたようなグルテンの旨さが、スープと良く会うか・・・。これは、折角来たのだから大盛りにしておけば良かったとまた後悔してしまいました。








【少し懐かしいようで新しいようなチャーシュー】


 これも昔のままかな・・・。脂部分が少ない引き締まった肉質ですが、必要十分な薄味ながらもしっかりとした肉味を滲ませます。適度な歯応えありつつ、柔らかもキープ。最近レアチャーシューが全盛の中で、こういう少し懐かしみもありつつ、ワインや酒と合わせても通用するようなハイセンスな肉もいい感じ。ごてごてしてないのがまたいいね。スープに沈めてスポンジのように吸わせてから、一気に3口で頂きました。











 総じまして、「ピントが決まったハイセンス醤油そばと言う感覚でしょうか。相変わらず旨かった・・・。流行ってもまた原点に返ってひっそりと営業しているという店主の姿勢も嬉しい。味も全く衰えていないし、何度食ってもまた食いたくなる。醤油そばの美しさを再認識した一杯でした。平日と土曜日昼間だけの営業というハードル高い店ゆえ、今度いつ来るか不明ですが、恐らく立川でまた食うでしょう。まさに何度出会ってもまぶしい名作「琥珀」でした。ということで・・・・なので詠います!

   
   ひっそりと
   ビルの谷間の
   隠れ家に



   原点回帰で
   旨さ鋭く


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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