ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2199】 ラーメン二郎 環七新新代田店 (東京・新代田) 小豚・麺半分・ヤサイニンニクカラメ

 先日、ラーメンの絆で結ばれた異業種交流会に参加したのですが、私の週末の家庭サービス不足が気がかりだと緊急提議が出されてしまいました。具体的には、月に一度の家族外食は、私にはありえないとのこと。証拠提出物として、直近の画像データを以下に添付いたします。


   



   


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<豚を味わいたく突撃!>

 ・・・・などと考えながら提出物を済ませると、正午前に私のラーメン師匠である方が、久しぶりに東京に遊学に来られたという情報あり。慌てて何かご案内せねばと私は焦ります。しかしこのタイミングでは困ったな・・・・、前夜の酒がまだ朝になっても残って頭が痛い。急いで吉祥寺のホテルにハイヤーで駆けつけます。ホテルから移動した師匠は、アトレのブックファーストの前で腕組みをして私を待ち構えます。その存在感は、モーゼのごとし。仰せを伺う弟子のように私はその言葉を待ち構えます、すると「もやしのシナイ山を制覇せよ」と宣う。このときの私の体調には、誠に残酷な天使のようなテーゼです。これは居を構える関西にはない二郎を食したいとの意味にちがいない。となれば、井の頭線一本で迎え撃つことができるここしかないでしょう。「新新代田店」の二郎しか頭に浮かびません。クリーム色の電車に乗り込み、粗相のないようにご案内いたしました。







 来店時、私と師匠は満席の店内で、背後霊スタイルで待ちを構えようとすると、店主に進言されてしまいます。弟子は券売機の前で待機。師匠は入り口で待機。でもそんな厳しさはなくてむしろ迎えいれてくれるようなフレンドリーさ。その店内は、信徒が集まる休日の教会のように静かに穏やかな雰囲気。やっぱり、休日の二郎はいいね! ここは、並んでいるときから、麺の量を先にチェックされるので、考えを整理していなかった私は焦る。いろいろ考えあぐねた挙句、今回は「麺半分」とさせていただきました。でも豚をこよなく味わいたく、今回は「小豚」ベースです。












【乳化抑えめでしっかりしたカエシ感!アブラバランスもナイス!】


 今回は、「ヤサイニンニクカラメ」というコール。麺半分というヘタレは白い丼と他とは区別。剛柔流空手道の基準で言うなら緑帯(四級正)くらいか。それでも、配膳の瞬間は興奮します。私の心を配慮してくれたのか、ヤサイマウンテンな風貌を演出してくれます。これは、底に小豚の肉が敷き詰められて、ナチュラルに底上げに成ってるという寸法でして嬉しいです。本当は、小豚のはずなのに裏切られたのかと邪心が働いてしまいましたが、それが自分の心の弱さ。







 カラメコールをしたスープ。それはどこか乳化が抑えめでありながら、カネシ醤油のブラウンの色合いが濃ゆく、わざわざカラメにした必要があったかとプチ後悔します。しかし、味わうと「塩気とニンニクの刺激」が痛快。乳化控えめであるところが、とても救われる感じで、スルスルと飲めてしまいます。アブラも投入されてますが、表面に軽く浮遊する程度。カエシのエッジングと、白い粉の融合が、非常にバランスしておりどこか麻薬的な旨さの刺激です。







 二郎では、トッピングのヤサイの甘みが後から滲み出るということを期待できません。なので、「玉ねぎ」というみじん切りでナチュラルな甘さを後追いでチューニングする手法もこの店ではあり。なんと初訪問のはずなのに、師匠は、ちゃんと玉ねぎを注文し投入しておられる。後日談ではうまかったと・・・・さすがです。












【出た〜〜〜デロデロとした平打ち縮れ!ニュルリとワシワシ感】


 久しぶりに二郎らしいワイルドな麺に遭遇したような気持ち。そこから引きずり出すと、デロデロデロデロ〜〜〜〜っとした平打ち縮れ麺が現れます。最近訪問した二郎は綺麗な太麺だったから、いつもより余計に興奮。表面の細かいひだに、カネシの効いたタレが入り込むように深く染まリます。まさに褐色。オーションの色合いを超え、それはどこか近代抽象派の画風を彷彿とさせます。いや・・・、コテで塗りつけたようなアルル以降のゴッホのワイルドさ。色彩はそれ以前のオランダ時代。







 この麺がとっても美味!グルテンの風合いを如実に感じますし、表面は時間経過とともに薄く汁を吸い込み、にゅるにゅるとほのかに滑る。前歯で千切ろうとすると、サクリサクリと刺さるように切れる。その割に奥歯へ束になったそれを運び込むと、ヌチヌチと元気を取り戻したような元気さがあり。もやしやキャベツを巻き込むと、シャキッとした感覚につられて歯ごたえが鮮やか。これはいい・・・・。麺半分で控えた自分が恨めしいです。二日酔いの胃袋でも、400gは食えたはず。







【埋もれた神豚!キャベツも旨い!】


 ジロリアンの真似をし続けて・・・ようやく神豚に出会ったような気持ちです。小さいカーブを描いたバラ肉の厚めカット。深くカネシ系のタレが染み込んで、香ばしくて塩気が効く。そして肉汁の甘みと旨さを滲み出す感覚。サイズの都合か、6ブロックも肉が投入されて、気持ち的にはウハウハでした。これは・・・別腹で食えるかも。







 またヤサイの質感にも一言添えたい気分。とってもキャベツ割合が大きくて泣かせてくれます。ヤサイがカラメのスープによく合いまして、これも麺半分にせっかくしたならば、「ヤサイマシマシ」にしておくべきかと大後悔です。








 



 総じまして、「カエシがクッキリ!するするデロデロと食らう麺!タイプかも!」と言う感じで意外にすっきり負担なく食わせるウマウマ二郎かも! 一緒に食した師匠より早めに退店して、その感想を伺うと「うまいやん!」と興奮気味。私の課題はクリアーしたようです。ああ・・・・お仕えの肩荷が下りた。そのあと、中央線沿線に戻り、もうラーメンは食えんと、高円寺・吉祥寺界隈でエチルアルコールをはしごして、デロデロ麺以上にベロベロな状態。そのまま、師匠はホテル、私は最寄駅へと向かいました。酒と麺を濃厚に味わったこの二日間。これも修行と思ってますが、さすがに疲れました。そして色々面白かった。また食いに行く事でしょう。師匠がとておお気に入りになったようですから。ということで・・・なので詠います!



   二連チャン
   二日酔いでも
   二郎なり



   気力半分
   麺玉半分



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!








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ムーンウォーク(LIVE ver.@新代田FEVER)

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