ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2126】 らーめん 田 (東京・西大井) 鶏塩


 28日・・・本当はいやいや出勤したのですが、いざ来てみるとみんな午前中は外回りで職場は閑散としたものです。かく言う私もなんですが、簡単な挨拶まわりでただまったりと時間が過ぎ行くだけのような感覚。こういう日って、何か新しいことをはじめる気にならないんだけど、もう既に来年の計画の種まきなんぞをやっている。こうやってると何だか年明けに強い気持ちが保てるか心配になってきます。いやいや、ただノンビリと過ごすだけじゃないから、まだ前向きだよなと、いつもとは違う年末締日に、どこか気持ちよい緊張感も漂ったりしております。


 ・・・などと考えてはいるけど、今年最後のん平日ランチを楽しもうと、今回は滅多に降りない「西大井駅」に出没です。なぜかって言うと、どうせ乗り換え駅の武蔵小杉は混んでるだろうから。それに、「らーめん田」さんを久しく訪問していなかったし、気分的には鶏白湯だったし・・・。







 入店すると、さすがはピークタイムということで丁度満席です。外に出ようと思ったら丁度一席空いたので、滑り込むように着席。いや〜いつもながら、客と店の距離がとても近いという朗らかな雰囲気がナイスです。こちらのご店主のお人柄が行き渡っているという感じで、友達の店を訪ねたような気軽さがいい。そしてこの日は、この店今年最後の営業日だったらしく、お客さんのほうから食べ終わった時に、「今年一年ありがとうございます〜、来年もよろしく〜」などと言葉が発せられます。おそらく9割は常連さんのよう。中には、また夜に食べに来ますからなんてヘビー常連さんもおられたり。ああ、いい店じゃん相変わらず。







【しっかり炊き出された鶏エキスが、ナチュラルにどこか軽やか〜】


 確か前回は、「鶏黒」を食ったという記憶だったので、シンプルな「鶏塩」をチョイス。その旨伝えると、「鶏白湯の塩なんですけどよろしいですか?」と細かいところまでの心配りが伺えます。いいですよと伝えて待つ間、BGMに耳を傾けます。アメリカのいい時代だったころの古い洋楽・・・レトロな曲が流れていい気分。私より若いご店主、いいセンスしてるやん! と心の中でニタついてると、早めの配膳に少し驚きます。直接手で受け取って、いざ実食がスタートです。







 一見、よくある「鶏白湯」。しかし、レンゲのさした感じとか、すかしたトロミなどを鑑みるとこれがなかなかスッキリしてる感がありあり。とは言え薄いわけではない。ご店主いわく、「食べてる途中でもお好みで調整しますから、何でも言ってください。」「ラーメンたれを新しくしたんでよろしければぜひ」などと、爽やかに語りかけてくれます。まずは、デフォルトで試すのだが・・・これが、何の調整も必要なしと思えるほどベストな状態で驚きます。







 しっかりと炊き出された感覚がアリアリな鶏白湯。そのくせイヤミなところが全然ない。モミジのような濃厚こってり感がとっても低くて、さらさらポタージュのように貼りつきもせずゴクゴクと行けるタイプ。鶏塩という名称がぴったり合うと思える塩気のエッジングもマイルド。尖っているわけでもなく淡くもない。肉厚な塩がさらっとしていて、鶏コクと深く結びつく状態が実に圧巻ですよ!







 それに揚げニンニクのフレークが少し乗っているだけでも、香ばしさが広がり食欲を掻き立ててきます。薬味の葱もよく見れば、白と青の部分を分けて振っているようでもあり、なかなかスープに混じるとうまい。無理やりにコテコテにした鶏エキスではないため、塩が伸びやかだし、こういった薬味も主張する余裕があるというか・・・。いや〜これはなかなか、ありそうで独特な鶏白湯。こってりなのか、あっさりなのかも判別しにくいバランス感です。







【程よく締りのある角麺!滑らか地肌もスープに絡む】


 細めんが美しく伸びやかです。きれいなストレート麺でして、角ばった形状がそれを際立たせます。加水はやや多めと感じましたが、潰しこみというより全体的に締まりのあるという感じ。練り水の個性も低く、前歯で刻む口当たりもやや淡いクツクツ感。汁を吸い込むというより、後半は熱でしなやかさを増すといった風合い。それが奥歯へ運び込んでプレスすると、クチリと低反発で潰れるから実に小気味よい。







 地肌もつるつる系。しかし余計な光沢がない分だけ質感を感じます。意外にもツルツルな割にはスープとの絡みがよくて、軽いヌメリを伴った口当たりが印象的。その後、内ほほやら舌触りがとてもシルキーに流れつつ、締まったボディ感でのど越しがキッパリとしたシルエットが残る。むう・・・旨い細めんであります。












【・・・絶句するトロトロ加減!そして炙り香ばしいチャーシュー!】


 一見普通のばら肉チャーシュー。これが意外に驚いた。お土産で持ち帰るほどの名品なのか、お正月用に個別注文を受け付けるチャーシューのようです。旨し! 見栄えはハードかと思わせといて、トロトロ〜。脂身と赤身の解れる感覚がたまりません。塩味ベース?とタレか、醤油の醸造感よりも肉の甘みと焦げ目の香ばしさでグイグイと食わせる。甘みの香ばしさが交互に押し寄せてくるし、また肉に厚みもあるから、これ一個で白飯が2杯は食えそうです。スープに浸して最後にひとかけらを食いましたが・・・・これは次回は肉追加で行くしかないですな!












 総じまして「店も店主もラーメンも、和み感極まる!」と言う感覚で、とっても良い一杯で平日ランチを締めくくることができまして感謝です。私の仕事は、年末年始とか、お盆休みなどに限ってピークがやってくる内容なんですが、こうやって多忙の年末ランチを、アットホームな雰囲気で迎えられて何だか楽しい。食い終わったあとは、一人オペレーションのご店主の手を煩わせないように、客も清算に協力。英世を文鎮したに差込み、おつりを自分で掴み取って出てゆく・・・。最初から最後まで客と店の距離の短さを感じて、店を後にしました。


 見上げると、風も穏やかな冬の青空。週が変わって冷たい空気に入れ替わってしまったけれど、心は満たされてぬくぬくとしていた・・・。なので詠います!



   外周り
   今年最後の
   出勤日



   麺と店主と
   和やか過ごす



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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雪の品川区西大井駅前のポストカード 絵葉書

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