ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2082】 平和軒 (東京・大崎広小路) マーボーラーメン

 先日、唐突に思いついて訪問した大崎広小路の近くの「平和軒」。あれから妙に気になってまた訪問してみたくなりました。あの昭和から抜け出したような店舗の雰囲気が好き〜。唯一つ、テレビが液晶テレビだったのは仕方ないにしても、流れる時間は昭和のリズム感です。そんな思いで扉を開けて「こんばんわ〜、まだやってますか?」って感じで、こそっと入店しました。







 あ、今日は一人だけ先客がいるやん!前回は一人ぼっちだったので、気楽な反面少しさびしかったんです。すると、その一人客と思しき男から、「はい、いらっしゃ〜い!」と振り返りざまに声が返ってくる。なんだ、テレビ見てた客は、この店の大将の後ろ姿だったのか・・・。おトイレ借りたあと、今回もまた同じ席に陣取って落ち着きます。さてと・・・・何を食うか。調理麺に決まっている!となれば、あれがあるならあれにしよう!最近個人的にはまっているあれを!ということで、今回は「マーボーラーメン」を食することとしました。












【懐かしさ滲む家庭的マーボーの余韻!スパイスのエッジングを辣油追加で味わう】


 配膳の瞬間、まことに柔らかい色合いのマーボーブラウンに、心からホッとしますね。これでもか!的な痺れなど感じさせず、また辣油のパンチやシャープさとも無縁な、やわらかい色合い。少し濃ゆいすすきの穂といった和な色合いかも。餡はところどころ固まりみたいな部分もありますがノープロブレム。緩い餡がスープに溶け込む様は、いつもの通りです。







 味わい的には、本当に優しい家庭的なマーボーな雰囲気。でもしっかりとスパイス的なアクセルも効いていて、辛い調理麺たるセンスは光ります。しかし柔らかい味わい。昔むかし、子供のころに街中華で食ったマーボーに近いか、はたまた家庭で出てきたそれに近いものがあります。昔は、家族でレストランや中華屋に食べに行ったら、お袋がよくその味を参考にして家で出してくれたっけ。微妙に本格的なものとは違うのだけど。僕らはそういうものを食べて成長し、大人になり、また同じように家庭を築いて暮らしているのだ。この味わいから、そんな憧憬を思わず受け止めてしまった・・・。







 山椒や、刻みネギの風合いも混じるしスパイス感も効いている。それが、淡い醤油スープに溶け出して一体化すれば、かなりしっかりしたカエシの風味になる。なかなか懐かしさを含む旨さで泣ける。












【中華屋らしくないボソッとした自家製麺が実に良い!】


 この麺はいいね!今回は前回のTOMATO MISOよりも、かなり麺の風合いがダイレクトに響く感覚。ボソボソっと少ししていて、一般の中華屋でよく遭遇する中華麺とは、かなりニュアンスが違う。ちゃんとグルテンの風合いを受け止めるタイプだし、前歯で千切る仕草でクスクスっとした密度感ある切れ込みも感じられるし!







 何気なく某グルメ系SNSで調べてみたら自家製麺!なるほどこれは合点がいく。ストレートっぽくて少しボコボコした形とか、多少ざらついた地肌感など、すすり上げや喉奥に落とし込むシルエット感もなかなか。豆腐のフルフルつるつる感とはものすごくコントラストを感じる分、個性が光るという感覚ですね。












【隠れた挽肉と豆腐をサルベージ!見た目も素朴なマーボー!】


 見た目は餡と具が少し少なめですが、沈んでいるだけです。豆腐も半丁程度あった印象だし、挽肉は意外と粒が大きく、最後に溜まったのをひと浚えで味わうと、残り福のような旨さを感じます。そしてよくよく見れば、しっかりとキクラゲも入っているし、また千切り竹の子もそこそこ浮遊している。歯ごたえの点でも後半はそれなりに楽しめる一品であります。














 総じまして、「まさに昭和の家庭的マーボー!懐古で泣ける素朴さ!」という、腹一杯!胸一杯!なイメージです。これは、採点的な要素は度外視して頂きたい次第。既に、また訪問機会を作ろうと考えている自分がおります。さて次は何を食おうか・・・・。閉店間際だったから、滅多にしないのだけど、灰皿があったのでゆっくりとタバコを燻らせながら、メニューを空想します。個人的には、「平和ちゃんぽん」のオリジナリティに期待が膨らむかな。ゆれる煙に見つめながらぼんやりと、ただ1日の最後に心温まる・・・。なので詠います!



   夜のかや
   路地裏深く
   暗がりに



   ぼんやり灯す
   平和の灯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  


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