ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2078】 青島食堂 秋葉原店 (東京・秋葉原) 青島チャーシュー麺大盛+茹でホウレン草+薬味刻みネギ


この店は、いつ通りかかっても行列ばかりで、いつも素通りしています。しかし、妙に今回は生姜のじわっと効いた醤油が突然食いたくなった! 行列覚悟で突撃した午後3時でした。店に近づいて行くと、シャッターが閉まっているようで、いつも一見閉店してるみたいに見えます。この時、ハラハラさせるんだよね。ところが表へ回るとちゃんと営業しているわけで、先客2名のみと言う信じられない状況。心の中で小さくガッツポーズです。そして2〜3分経過した頃から、後客が続々とやって来て、まさに絶好のタイミングで入店を果たします。








ちょくちょく来てるつもりでしたが、調べてみると、どうやら「青島」つながりで「踊る大捜査線」の映画公開に合わせて、私は訪問を繰り返していたようです。やはり私はミーハー(死語…)さは抜けていないようす。でも今回だけは違っていて、忙しすぎて朝昼食えず、午後3時に突入してしまったということ。こうなればどこでも良いので店に飛び込みたいのですが、通し営業の店が本当に少なくて………、わざわざ神田から移動して食いに来たという顛末。初めてこの日、口にするものだから、もうテンションが上がりまくりでして、「青島チャーシュー」の「麺大盛」!「茹でホウレン草」追加!「薬味刻みネギ」追加!というお祭り状態で臨んでみました。いや、お祭り状態といか、厚化粧というか、何というか………。


  






【どこか馴染みやすい醤油の濃ゆさ!ライトな様で芳醇な豚コクの出汁濃ゆさ!】


麺釜の前に着席。目の前で自分の一杯が手に取るように、調理が進むのが分かるのでこれは特等席かも。大きな麺釜は、お湯も移し替えられたのか非常に透明で茹でわたっており、そこに伸び伸びと麺が泳ぎながら、茹で上がるのを待っているようです。ヒラざるの手さばき鮮やかで、丼に添えられてからパパッとトッピングがこんもりと盛り付けられて、意外にあっという間に配膳が完了。配膳と同時に、自分の食券を所定の場所に入れるのが、この店の流儀みたいね。いやー、具が多くてスープが見えにくいが、色濃い醤油のブラウンが鮮やかで、すっきりと透明感もうかがえる。今、一番自分がハマっている醤油のニュアンスにドンピシャ!もう後は、食欲の赴くままに、食らい啜るのみです!








啜ると、期待通りのくっきり感ある醤油味!醤油の塩気がややジリジリと反応していて、そこに生姜のエッジングを淡く感じる。これまで食ってきた中では、生姜の雰囲気は低めだった!? 意外に円やかイメージだったけど、これはトッピングと麺の量が多いため、生姜が淡くなったのか?? 。そかしそれでも全体的な味わいは色濃いもので、ライトっぽいスープ感だけど、腹持ちの良さそうなニュアンスは健在です。









そして、いつもより豚コクの豊かさが印象的でもあり。煮出しが丁寧な上に、しっかりと煮だされているのがよく分かります。もちろん、チャーシューの脂身が後追いで溶け込んだのもあるけれど、醤油と生姜が印象深い一杯の中で、ベーススープの豊かさが光る一杯です。こういうスープ感って…………薬味のネギが合うんです。フレッシュ感ある苦味と甘みのネギエキス。それが豚コクをすっきり方向へ生かすと言う感じで、いつまでもグビグビと食わせるところが良いね!








【多加水のチュルピチっとした歯ごたえと滑りが崇高にも思え・・・】


素朴さ溢れる多加水麺。基本的にストレートですが、ところどころ並行でなくて、薄っすらとボコボコしているようなニュアンス。落ち着いた黄色と言う発色と、色濃ゆい醤油スープとのコントラストが見事です。当初、食券を見せる時に、麺カタメと言うかとても迷ったんだけど、デフォルトのままで通しました。本道を追求したくて。


塩気が強めな一杯でも穏やか雰囲気で食う。それがこの一杯が成立するポイントだとしたら、麺はやや柔らかめであったほうが、バランスが良いはずですねー。柔らかめとは言え、モチモチ感の中にボソッとした千切れ感もある雰囲気。表面がツルツルなので口当たりよく、すすり始めからズボボボボボボーっと高速に啜れるタイプ。前歯の切れ味も軽やか。ただスパスパと切れる中に、どこかしらボソッとした残像残る感覚で、そこがどこかしら素朴と感じる部分か?。麺の密度感は控えめでグルテンの風味は淡く、どちらかというとスープの浸透で旨しと思わせてくれます。奥歯でのプレスの感覚は、短いタッチでクチッ!と感じるニュアンスに。この柔らかさだと、トッピングの茹でホウレン草とすごくマッチする感覚。絡めて一緒に食うと個人的にはとても旨しと感じます。








【肉と野菜を思いつくまま増量してストレス発散!】


京都人なら、ネギましでお金払うのに抵抗あるんだけど……50円ならまあ払えるかと考えた次第。因みに、立ち食いそばでは、小諸そばしか食わないのだけど、その大きな理由は「無料ネギポット」があるからと言うこと。ケチなんだろうね、結局私は^_^。 とにかく弾けたい気分だったから、今回はケチケチしなかったわけだわ。柔らかい麺に絡まってザクザクと鮮烈な歯応えのネギアピール。個人的には痛快な刺激なんです。


・・・・・ところで話は飛びますが、この10年で関東と関西のラーメン交流は目覚ましく進んだと思うのは私だけでしょうか? 関西に転勤していた数年前では、ラーメンにホウレン草が入ってたら、エポックだったかも。青ネギ文化だから「青物がかぶる」んだろうけど発想は低かったという記憶。家系ラーメンは、5年ほど前には数軒しかなかった関西で、今では家系花盛り状態? なのでホウレン草でブツブツ言うこともなかろう。だけど、今ではケチな私でも「ホウレン草万歳主義者」なんですから、ゲンキンなもんです。因みに、腎臓に結石が出来やすい体質なので、積極的に摂取しないようにドクターに言われております。それがなかったら、倍追加にするところでした。本音としては。







最後にチャーシュー。これもなぜか、個人的には京都ラーメンを彷彿とさせてくれます。薄切りでドバドバっと肉を放り込んでくれるところが、なんとなく長年慣れ親しんだ京都系に想いを馳せるかも。スープ感は全く違うんだけどね。しかし、こちらの方がやや分厚めで肉感覚が豊富。そして脂部位の比率が高めなので、肉のコクが深く味わえるようです。味付けも醤油ダレにも丸みがあるように、こちらの肉も丸みがある塩気。そして見栄えはより素朴感があるかなー。これは、チャーシュー麺にする甲斐というものがあります。








総じまして、「大衆系醤油で…ひとつの行き着くところ」と言う感覚。麺をカタメにするとか、味を濃くする淡くするなど、微調整が必要なスキマを感じさせつつも、ところがドッコイ!もはや完成形ですねこれは。今風でないところが、一周回って斬新感もありますし。まさしく老若男女に万遍なく愛されそうな一杯です。事実、客層が見事にバラバラー。食った先から、また食べに着たくなる魔力もちゃっかりと潜んでますし、思い起こすほど見事な一杯でした。なので詠います!



忙殺で
朝昼抜いて
死ぬ寸前



踊る気分で
大盛り三昧



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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