【今週のラーメン２０７３】つけ麺一燈（東京・新小岩）サバカレーつけ麺＋小ライス

この界隈に４店舗、どれも行列！特に本店舗の行列は異様でして、暗がりに群がる人人人人・・・迫力すら感じます。２日続けて……新小岩の一燈系列に来てしまった。昼飯を忙しくて抜いてしまいましたので、この夜はがっつりといきたかったので「燈郎」へでもと思ったのですが、まだ訪問できていない新店舗の方が気になりました。なので「つけ麺一燈」さんへ。

「どのくらい並ぶのかなー」と覚悟をしておりましたが、なななんと先客３名！速攻で座って食えますやん！ここまでハッキリと空いているとちょっと不安になってきますが、その後後客が続いてぴったり満席です。２名体制で回す一番こじんまりした一燈。個人的にはナイスなサイズ感。先日の「煮干し中華そば一燈」よりは、気軽な暖かさがあっていいね。

今回は、「サバカレーつけ麺」と「小ライス」とさせて頂きました。昔、お袋の得意料理に「サバのカレームニエル」と言う独創的なメニューがあったものですから、なんとなくそれに惹かれてね〜。今度帰省したら食ってみたいものです。つけ麺だから１０分以上待ったけど、小さい店舗ゆえに製造過程がうかがえるため、ストレスにならないアイドリングタイムでございました。

【かなり本格派なカレーの仕上がり！サバの仄かな風合いと、ガラムマサラが最高のコラボ感！】

先につけダレから配膳を受けますが、もう高品位な質感が食う前からビシビシと伝わりますやん！つけダレライクなどろっとした粘りに、濃厚な味わいとスパイスの濃ゆさを香りからも感じます。レンゲを投入すると、サバは溶け込んでいる模様。メンマがゴロッとある程度……。と思っていたら、底からキーマのような挽肉とねぎ類の粒子がゴロゴロと浮かび上がります。実は、この時点から、〆のご飯割に想いを馳せるのです。

味わいは、カレー専門店か！と言うほどのなかなかの本格派。しっかりとガラムマサラが効いていて、異国情緒にスパイシー。そこにサバの柔らかさと甘みも加わり、微かに懐かしさも感じるというコラボ感。そこが、麺が絡んだ時の一体感に貢献しているのかもしれません。一方でヒリヒリし過ぎることのないのは、野菜の溶け込みが若干あったか！？

食うほどに、底に溜まってた挽肉が存在感を増して、薬味のねぎの歯応えと風味も相まって、旨さが加速するばかり。飲みきってしまいそうになるカレーつけダレでございました。うまし！

【強い物腰と風味感が最高レベル！これぞ私のイメージするつけ麺！】

美しいほどの薄く褐色めいた中太ストレート麺！密度感が非常に高くて、冷水にシメられたのもあって、引き締まり度合いを強く感じます。まさにみっちりとした力強いコシ。これが濃厚なカレーにマッチいたします。前歯を差し込もうと千切るとヌツリとハードな弾力感。奥歯へ運び込むと、それはもうヌッチリヌッチリというハードな低反発を感じます。加水がやや低めなのが、とても良く表現されてますねー。

つけダレに投入しても、麺の風味は埋没しないところが良い！また太麺の割に絡むわ絡むわ〜カレーのつけダレが〜。はねないように注意して、上半身の前傾姿勢を強めて、ずぼぼぼぼーーーと啜る。嗚呼至極の瞬間ですねー。カレー味と炭水化物が融合の旨さは、実に宇宙のように広がります。

【まさに最高の「ご飯割り」がここにある……と言う満足感】

その広がった宇宙に想いを寄せつつ、いよいよ麺が無くなり、つけダレにライスをドバッと一気に投入です。カレーの雲に突き出るライスが、こんもりと山のような状態。あとは、石焼ビビンバのごとく、レンゲでグッチャグチャにして一気に完成へと仕上げます。

またこれの完成度に、更に気づかされるー。ライスの粒の隙間に入り込む挽肉やら、薬味やら、スパイスやらで、味わいだけでなく粒子の食感が複雑になり、異様に美味い！これなら何杯でも食えそうというか、飲み物のようにアオリ続けられるかも知れないー。

総じまして、「並ばず食えるのが不思議過ぎるぜ、最高カレーつけ麺」と言うそのままの感想でごめんちゃい。最後に触れるとしたら、コスパも光るところ。この質感でデフォルトで７８０円と言うのは、値ごろ感以上に感じてしまう。小ライスで＋５０円。このご時世では、味玉ラーメンが普通に８５０円しますからね。それと相対比較すると、安さを感じて貰えるでしょうか。お腹の張り具合が最高に心地よく………最高の憂さ晴らしができて満足。なので詠います！

週末の
ひと山越えて
よろよろと

鬱憤爆発
連続一燈

お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！