ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2072】 煮干し中華そば 一燈 (東京・新小岩) あっさり淡麗特製煮干しつけ麺

出先の長時間予想の夕方会議が、急遽とある事情で終了。これを逃すとあの有名店に行く機会はないだろう! と言うことで平日にラーメン遠征をやっちまいました (本音は、とある記念日で自分にご褒美やねん) 。そんな感じでお茶の水から総武線に駆け込んで、着いたところが新小岩駅。もちろん、狙うは今注目の「煮干し中華そば 一燈」さんです。イヤー、勢い余って夜の部開始20分前についてしまったが、それでもポールポジションは取れず! 上には上がいる。







やはり主人が居る店と言うのは、緊張感が違うね。おられました……坂本店主の明るく優しい対応と、奥に潜む妥協を許さない様な鋭い眼光が、すごく男前です。スタフさんも結構な人数体制居るけど、どなたも隙がなく、お客様に気を配っているのが伺えます。朗らかな中に、いい緊張感っていいよね。こういう感じだから、隙がない美味いものが誕生し続けるのでありましょう。調理時間の都合から先にラーメンが運ばれた後に、つけ麺ロットが一気に流れ出す。いや〜、待ちに待った配膳の一瞬です。


  











【じっとりした煮干しエキスに、鶏等滋味深きエキスと醤油の透明感!】


まずはつけダレから。実に明るい様で深い醤油の濃ゆさが、大人びた雰囲気です。そこにすでに煮干しのエキスが表面に浮いていて、アピールの様に細かく乱反射を感じます。香味油かコクましか、高級ラードも漂っている様な様相。レンゲを指すと、結構な煮干しの成分の浮き、そして醤油が更に透明なのが分かります。







煮干しが効いている!苦いと言うより香ばしい味わい。そして何より引き際が良い。淡麗というワードは、つけダレ全体と言うより、「煮干し」にかかっている形容詞。この煮干しが引いた後には、三つ葉のさっぱりした苦味が入れ替わる様に口の中に広がり、鼻腔を駆け抜けるという流れですねー。







醤油が甘みを感じるほどにしっとりとしている!魚介系の甘みと、動物系のコクと、そこに味醂が掠った様な円やかな旨味。芳醇な香り、肉厚なまでの甘み。それでいて、しつこくなくアッサリと思わせるところがカオスだね。最後にスープ割りをするのも勿体無いほどに、このままでも完成されたバランス感は、全く隙がないですね。












【細つけ麺に開眼してしまった〜!くっきりした歯応えと風味の深さ抜群!】


参った〜!細つけ麺が、これほど美味かったとは!これほどラーメンを食い続けて、今頃感じるこの感動!麺自体の質感も高いが、細麺を〆た凛々しさが、この上なく新鮮な感覚で食えたという感動の嵐です。







角張っている訳ではないのに、すすった瞬間にから麺全体のシルエットを明確に感じるすすり心地は絶品。地肌は、きめ細かいザラつきという相反する感覚で、アピール感抜群です。前歯で千切る感覚は、やさしいクツクツとしたもの。密度が高いのにどこかしっとりとしているねー。奥歯へ運び込んでプレスとすり潰しにかかると、ヌチッとした後にクシリと潰れる。その瞬間から、麺の本来の風味感がジワジワと訪れるところで、ウマウマーーーーー!と舌ベロと脳が喜ぶような感覚です。







【美しき断面と統一感覚あるチャーシュー! 味玉の濃厚で甘くもある味わい!】


全く美しきチャーシューなり。綺麗すぎるほどに整形されて、断面のしゅう曲もハッキリとしていて美しい。表面だけ深く醤油ダレが染み込んでいて、あとはアッサリとしていながらも、肉の本来の甘さがしつこくなく芳醇。何故だか、この品質なら白ワインと合わせてみたく思ってしまいました。流石は特製の肉ですね。また、つけダレに沈み込んだブロックチャーシューも、タレとの融合が素晴らしく、ライスが欲しくなる味わい。メンマも同様にタレに浸かっていて、おつまみと言うよりご馳走的な旨さに昇華されとります。







味玉はMサイズながらも、抜かりはない。味の凝縮と思えるほど旨味が濃ゆいねー。タレの染み込みと、黄身本来のまったり感がしっかりと融合してるやん!最高レベルで「甘みの濃ゆい」味わいを体感できます。


  











【スープ割もマジック!アミューズ! 完成度高くて汁系へ想いを馳せる】


クロージングのスープ割も抜かりがないね。完成されたスープ割と言わせてもらいましょう。麺に浸っていた昆布水。これを食べ終わった後に、つけダレに投入して楽しむ。この食べ方は、5年前に大阪の都島区にある「Cliff」で出会って衝撃を受けたっけ。初めてだったらもっと衝撃を受けてたと思えます。昆布水は、麺のでんぷん質が微妙に溶け出していて、なんとも言えない上品な割出汁になっているんです。大人の旨さだね。


さてポットに入った割スープ。この合理的である一方で、どこか気の抜けたサービングが、これほど美味いとは思わなんだ。しかもテプラが貼り付けてあるところがガクッとして微笑ましいところ。「魚介系あっさりスープです」とのメッセージ。しかし、これがそこそこしっかりした味わいで、このスープだけ持ち出してラーメン作れば商売できそう。残ったつけダレにドボドボと多めに投入することをお勧めします。崇高なラーメンスープとして通用する出来栄え。







昆布水というアミューズ性。ポットで割るスープ割りのマジックと思える昇華。この一杯は、最後の最後まで、隙を見せることなく、食べ手を間違いなく楽しませてくれる絶品であります。












総じまして、「隙のなさが凄い〜!って感じのF1クラスの細つけ麺」と言う感覚でしょうか?いや〜、これは参りました。一回食っとけって部類ですよ。何だか「一燈」と言うと無条件に美味いと言ってしまいそうになるオーラがありますが、いえいえ、差っ引いてもこれは別格ですよ。食っててオーケストラの様な迫力と質感も感じますし! 食べ物で人に感動を与える仕事ってのは、きっとこう言うこと何でしょう。素晴らしい! やはり来た甲斐があった!なので詠います!



打ち合わせ
早退けラッキー
駆け出して



電車に駆け乗り
念願一燈



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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