ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2062】 さか本そば店 (東京・西大井) カレー中華


滅多に降りることのないJR横須賀線西大井駅」。昼間の電車移動で座って居眠りしてしまい、乗り継ぎ駅の「武蔵小杉駅」に着いたと勘違いして降りてしまいました・・・。慌てて降りたもんだからかっこ悪い。でもこういうことでもないと機会がないなと思い、予てからブックマークをしていた「さか本そば店」へ……。因みにこの日の本当の狙いは、「麺や でこ@武蔵小杉」だったっけ。


  






話は変わるけど最近、なぜか昔ながらの街中華とかにはまり出しているのです。いろいろ巡っては食っては、楽しんでいるのですが、蕎麦屋のラーメン、それもカレー味というにのは経験値がないな〜。とても興味を覚え、行きたいモードは高まってたんですよ。そんな期待を高めて入店してみたところ、のっけから雰囲気でツボにはまった。近い古されたテーブルと椅子が年季を感じさせ、スポーツ新聞が何気に手の届きやすいところに揃っていて、心遣いを感じます。壁の落ち着いた色合いや、煤けた間仕切り障子が渋さを加速。メニュー張り紙も、どこか昭和の食堂演出小道具のようにしっくりきてる。まさに昭和時代の撮影セットのような雰囲気が充満です。


  








すでに先客1名で、見るからに地元民というオジサン。いや愛情込めて言うがオッちゃんだなありゃ。このオッちゃんもセットの一部。すでにグダグダで呂律がまわらぬながらご店主と、成立してそうでしていない世間話を、和やかに交わしてます。そのハートフルに受け答えの途中で、「ちょとオシッコだから後回し〜」と言ってオッさん出て行ってしまった。なのでか知らんが、少し早めに配膳が完了。私の親父のような年代のご店主が、すごく腰が低くて少し恐縮するほど。













【蕎麦出汁に溶け込む、ハートフルで馴染みの深いカレー味】


配膳の瞬間に、見るからに和むその麺顔。なんだろう……餡掛けの蕎麦って感覚の落ち着き感とか、緩いオーラというものを感じます。学生の頃にはカフェテリアと言うものがあって、妙に小洒落たカレーを食い続けたもんですが、阪急沿線の駅前で安いカレー食ってたことを思い出してしまった。家庭的な雰囲気があって、それでいて蕎麦屋のカエシが効いているようなカレー。関西で学生やってたころ馴染んだ懐かしのカレーより、ちょっとカレー粉が濃ゆい感覚がありますが!それがまた食欲をそそります。







カレーは、少々口の中を火傷しそうになってもガツガツと食うのが、私の流儀。ま、ハネが飛ぶのを避けたいので、そこそこゆっくり目で食いましたが、正直言ってそのアツアツさがたまらん!熱さでカレーのスパイス感がヒートアップしてるのではと思えるほど。そこを野菜類が程よくしなり、甘さと落ち着き感をまた与えるといった感覚です。嗚呼、いい感じ。今の私は、ちょっと席外しのあのオッちゃんとは距離があるものの、ここで和みたいわーとたむろしたい気分と言う点では!すでに同類です。













【多少柔らかめで「ちゅるん」としたコシツキが、カレーと一体感あり!】


麺がとても緩やかで、オッちゃん好みの柔らかさなのかもしれない。蕎麦屋のカレーには、この程度の緩さがあった方が雰囲気に馴染む。軽い片栗のとろみと一体感があって非常によろしい。







私以外に誰も客が居ないのが少し心配になってくるが(オッちゃんなかなか帰ってこない)、この際だから箸で麺をリフトしたりしてスマホでパチリと収めたりして遊ぶ。しっかりとカレー餡がまとわりついていて、ゆっくりとちゅるん!と啜る。口元で熱さを感じつつ、滑らかさの後にスパスパと小気味よく前歯でちぎれる感覚も味わい。奥歯へ運び込んでプレスするとクチっと短いタップで潰れこむ潔さも、どこかレトロなフィーリング。いいじゃない〜。私の親父もこういう緩い麺が好きなんだよなー。今では歯が悪いから、そういう物しか食べれなくなったんだが、ちょっと子供時代の事も副産物のように思い出した。













【葉野菜がライス系とは違うところ〜】


やはり蕎麦屋のカレーだなーと思わせてくれるのは、具材もそうかも。定番の人参もニラとモヤシに合わせるように、細かい千切り。野菜餡掛けのスタイルをしっかり踏襲しているし、キャベツと言う葉野菜が決定的。ライスカレーじゃあまりないよね。このキャベツが程よくしなしなして、甘味を放出してくれるので、全体的に優しい味わいの仕上げに助けとなっているかも。












総じまして、「嗚呼〜、オヤジ和みのレトロ空間で、タイムスリップ・カレー麺」と言う感覚でしょうか。中のスペース感とか空気感がすでに「昭和の記憶遺産」ですよ。これは、いつまでも元気に営業を続けてもらいたいです。見送るご店主は、私が立ち去るまで笑顔続けて、ありがとうございましたと、律儀なお礼。恐縮する以上に、また来たくなる衝動が大きくなってゆく。なので詠います!



駅近い
のんき横丁
長閑なかな



そんなワタクシ
旅人気分



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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