ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2024】 函館塩ラーメン 五稜郭 (東京・荻窪) ラーメン

 猛暑から一転して長雨が続き、あっという間に9月になったと思えば、また雨が続く。そして10月の声を間近に聞いて、もうすっかりと秋の気配。これほど季節の移ろいにメリハリがある年も珍しいですな。しばらく事情によりラ活をする時間がなく、過去のたまったレビューメモを整理している間、随分と店の入れ替わりや変化があった様子。中でも嬉しいことに、五稜郭さんが荻窪の教会通りに移転してくるなんて、これは心の中で小躍りをするしかないです。ちょっと時間ができたので、久々に解禁ということで、お気に入りの一杯を頂くこととしました。荻窪の塩ラーと言えば「ねいろ屋」さん。そのすぐそばという、お気に入り同士の競合が、少し気になりますが、ここは応援気分でわざわざおやつタイムに訪問いたします。


  











【ちょうど良いスペース感、清潔感と郷土愛が溢れる店内】


 スペース的には小料理屋。L字型カウンターのみというこじんまりした店内。若くて落ちつたご夫婦が営むいい感じの雰囲気が、すでに店箱に馴染んでいるようで、オヤジ的には非常に落ち着きます。一応、函館アピールが目を引くようになっとりまして、液晶モニターの函館観光案内や、祭りの模様、イカ踊りの妙なるを目で楽しんで、待つ間の時間を潰すという具合です。ビールは当然サッポロ!しかもクラシックという念の入れよう。いかめしのラインナップが非常に目を引きます。ま、おやつタイムだから、がっつり食うわけにもいかず、いかめしは次回のお楽しみということで。







 それにしてもだ。初訪にしてはこの店、なぜこんなにすっきりと落ち着くんだろう・・・・。とよくよく考えると、券売機がないことと、メニューにシンプルさからかな。あの無機質でド派手で、無口なくせに、数々のポップで暑苦しく語りかけてくる券売機がないだけで、これほど落ち着くものなのか!?。時と場合によっては、あのマシーンは便利で相棒的な親近感もあるけど、この店は引き算の潔さが光る店のような感じで、断捨離に近い肩の荷が下りた感がいいね〜。などとウダウダと無意味な屁理屈を空想してたら、優しい声でおまたせしましたと、ソフトな配膳の瞬間を迎えます。


  











【スープは、北の大地の青空のごとく澄み切った透明感!プラス道産子の素朴さ滲むか!】


 リアルに久しぶりのラーメン!。実はこの一ヶ月間ばかり、小諸そばの「たぬき大盛り」にハマっていて、無料ねぎポットをどばどばと麺顔に投入していた毎日だった・・・・。それと比べると、この麺顔はまさに対極です。これほどまでに澄んだ塩スープは、実に心を解します。なんなんだ!この透明感。そしてその儚い霞み具合は!。北の大地の澄んだ青空に自然の優しさと厳しさを感じるように・・・・。また透明度の高い海底にうごめく利尻昆布が滲み出すエキス感。北の大地という朴訥で純粋な力強さとは、隔離されたような繊細さがいっぱい!これはたまらん!いつもより丁寧にスープをすすります。







 予想通り、角が丸くて優しい塩気。それなのに実にまったりとした塩味が広がりますね〜。シャープさや淡麗というワードでは当てはまらない何かですかな。鶏メインのようで、豚の甘いやさしさも感じる一方、この落ち着き払った魚介感はいいね〜。軽く煮干しもありましょうが、昆布感がまたゆったりとしております。魚介一辺倒のようで、しっとりした動物感も忘れていないような感覚。おすましのようなあっさり感と言いたいところだが、おすましよりは、やや庶民的かな。純朴でいて翳りのないようなすっきり感。化学調味料のような後味は皆無でして、さすがに値段と釣り合う品質を感じます。














【麺の優しくスベる心地よさと粉の風味の良さ!ナチュラルな歯ごたえ】


 そうそう、麺の風合いもスープに溶け込んでいるのだわ。そして麺もスープを吸い込んで、いい味わいに昇華しているという相互作用。一見、細麺でクツクツっと言わせそうなんだけど、潰しこみのハードさよりも、熟成のまろやか風味が印象的で強いかも。前歯でクツクツっとしたと思ったら、あるタイミングからスパスパと小気味よくちぎれるタイプ。よくある汁の吸い込みがやや早いという感じですが、その分、スープのエキス間から「粉の風味感」が伝わるようで、どことなく嬉しく感じる。しっかりとした麺のうまさと、汁のコラボ感のような「ちゅるちゅるちゅるりん!」とした軽やかさも併せ持ち、滑りの良さと、汁の持ち上げ、そして低反発な弾力、それぞれを両立した感覚がまたたまりません。大盛り+100円。もっとくれもっとくれと言いたくなる。一方で、汁と麺とのバランスも気になるし、これは嬉しい悩みを提供してくれるものです。












【整った配列とスープと馴染む具材たち】


 激しく悩ませたのは、味玉。これは試してみたかったんだけど、スープを濁すのを今回は考えて次回に回しました。しかし・・・他客が実にうまそうに味玉を食って笑みがこぼれているから、心残り。さて、具材はとても綺麗に整列していて、とても気持ち良いですな!


 薬味ネギから語ると、実に白と青のコントラストある微塵を掛け合わせているもんです。視覚的にこれは狙ったか? ちょこっと中央に配置されているのが、また粋です。そして次はメンマ。深い味付けながらも、フレッシュ感を保つ味付けで、塩系の味わいに統一されております。シャクリと歯切れがいいところはナイス。綺麗に整列しているだけで、アピールが迫るものがあります。次に、チャーシュー。塩だれ系ですっきりとした味わい。ライスよりもお酒に合うタイプでして、きめ細かい繊維質のロースからにじみ出るエキスと、塩気のバランスが大変よろしいです。ハードな歯ごたえもこれは合っている!









 そして、メインは肉ではなく麩だろうね。いわゆる棒麩というやつで、十分にスープを吸い込ませてMAXになったフルフルっとしたところをパクつくのがよろしかろうです。スープを噛みしめるとはこのこと。麩の追加というメニュー設定がないのが悔しいです(笑)。












 総じまして、「心が現れる優しさと透明感!淡麗という言うより洗練!」と言う極めて個人的な感覚でごめんちゃい。今回は、久しぶりの塩の感動で、テンションがハイ!そして秋を見上げれば、スカイハイ!やってる仕事はリスクハイ!・・・そして時間と気持ち的余裕もなくて、やっぱ一周回ってテンションがハイ!・・・・ふーー、疲れるのでそろそろ、なので詠います!



   天高く
   落ち着く秋の
   気配哉



   澄んだ青空
   澄み切るスープ



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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