ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2013】 麺や まめよし (東京・有楽町) 豆しお味玉らーめん

 とある真夏のアッツ暑な昼下がりのランチタイム。もうどこにも行きたくなくなるのに、・・・外出 囧rz。もうどこでも、何でもよかったのだけど、以前ブックマークした店を思い出しまして、有楽町で途中下車させていただきました。


いや〜、最近ちょっと自由度に抑制をかけることとなりまして(健康問題ではなく)、過去のラ活を整理し遊んでいる次第。馬鹿は死ななきゃ治らない。これだけは悟ったかな^_^。


  











【改札過ぎれば目の前!夜の止まり木が、昼間は隠れ家的な落ち着き感】


 それにしても、有楽町駅から近いとは情報より掴んでいたものの、近すぎですな^_^。JR有楽町駅銀座口改札を過ぎれば、10秒で到着ですよ。こんなところに店があったなんて知りもせず。何百回と前を通っていたのに。おそらく、いつもは名店「ひょっとこ」へ向かうべく、眼中に入っていなかったわけでしょう。 看板は、とても明るく可愛さも伺えますが、店箱は、実に玄人好きな地味っぽい見栄え。やや重い引き戸を開けると、意外に若い女性店主が1人で切り盛り。若い人が地味に頑張っているだけで応援したくなるのに、より親近感がわいてしまいます。湯切りのテボが重そうなのに、丁寧なさばき。これは心して食しましょう! 今回は、月曜日と火曜日限定となる「豆しお味玉らーめん」をいただきました。


  











【見栄えは「またおま」系、一皮めくれば「塩豚骨+魚介香味」と言う構成】


 一所懸命に作成された一杯だと伺えました。なので、こちらも気を引き締めて両手で受け止めようとしたら、熱いのでと促されましたf^_^;。 さてその麺顔は、塩らーめんという意識からは、少しばかり遠いですな。はっきり言ってマイルド予想の豚骨魚介、いわゆる「またおま系」と酷似。しかし表層がうごめくのでレンゲを投入してみると、ササッと表層が分かれて、ベーススープの乳白色が顔をのぞかせます。味わうとそれは、なかなかシルキーな塩豚な味わい。いや・・・豚骨風の濃厚さは薄く、どこかしらライトな風合いを残すな・・・・。一方で、和風な感覚もありながら、程よいペッパー風味が滲んだようで、なかなか食欲を増進してきます。







 そこに、マー油のように分厚く漂う香味油が入り込む。味覚としては、燻したような魚粉の香ばしさと甘さが濃ゆく広がるタイプです。この香味油と、ベーススープが程よく撹拌されて、いい感じで「豚骨魚介」風に昇華すると言う構成が面白いかも! なんとなく、「塩豚魚」と言う分類に分けてみたい気分です。それにしても、麺ではなくスープなのに「啜る感覚が面白い」。この香味油のザラツキと言いましょうか、抵抗感と粉の張り付き、それに流れ落とされる味蕾の感覚が、新鮮に感じますし!








 また、薬味としてちっぽけですがレモンの輪切り欠片がいい仕事します。僅かでもレモン汁を豚骨魚介に注入すると、味わいの風景が一気に軽く明るくなるし、食べやすさがアップ! これならもっとも早くから搾っておくべきだと思いましたが、後半まで引っ張って味変化を楽しむのがオツと言うものかもしれません!












【とてもナチュラルに「身の詰まった」食べ応えある多加水ストレート麺】


 麺を引きずり上げた瞬間は、やや透明系の見た目から、多加水プリプリ&モチモチ系か?ということです。しかし、意外にキッパリとした腰つきを感じさせる麺でして、潰しこみが効いているというより、「グルテンの密度感が高い」、「身の詰まった感がある」という印象を覚えます。食んだ瞬間から、質の良さを感じます。


 形状は、正方形の切り口した、美しすぎるほどのパラレルな平行線を保つストレート麺。微妙に膨らんでいるところが、幾何学では説明がつかない感動がありますね〜。そして前歯を当てて千切りにはいると・・・・ハードなプッツリ感として弾けるようです。奥歯へと運び込んでプレスすると、グルテンの風合いよりも、「麺がスープを吸い込んだり、絡めたりする味わい」が前面に押し出されて美味し!












【タレが染み入り熟成深いようなロース肉が旨し】


 スープと麺は、合格!というよりツボに入り気味です。果たしてトッピングはどうかというと、シンボルとも言えるチャーシューは、いい仕事をしています。脂の抜けを多少感じるロース肉に、割と浅め醤油タレが深く染み込む。そして、アミノ酸の増殖を覚えるような、甘みの熟成をほのかに感じさせます。割と肉厚で、歯ごたえも柔らかい感動がある反面、若干崩れやすかったりします。肉厚なのに柔らかくて香ばしいという定番の旨さはさすが!私が個人的によく利用する大勝軒の肉にどことなく似ているところも、好印象です。













【味玉が中までほんのり温かみあり、滑らかにとろける】


 この味玉が実に旨い! 今回のスープは濃ゆいタイプなんですが、薄味の醤油ダレがほんのりと、そして優しく深く染み込んだようなイメージです。とにかく白身がふるふるっとした柔らかさがプリンのよう! さらに、卵黄がトロみが中心部に残り、周囲に向かうに従い徐々にジェル化していく感じ。外郭が芋羊羹状に熱が通っています。何といっても、全体的/中心部までほんのりと温かみがキープされているのが嬉しい! 時々、旨くても中心部だけ冷たい一品に遭遇することもありますが、どこかあれって興ざめなんですよね・・・・。それういう心配がないどころか、旨さの感動加算されていくように感じます! 旨し!













 総じまして、「ハイカラな街にひっそりと頂く・・・秘密の塩豚魚」と言うような不思議な感覚。二毛作店で平日昼間だけと言うハードルはありましょうが、場所柄利用しやすいということもあり、これは再訪問確実であります。また曜日によって提供スタイルが違うというところも、自然と足を向かわせると思われ、早くもスケジュール調整を空想したりして……。醤油も旨いに違いない。なので詠います!




   ガタゴトと
   音が駆け抜け
   ガード下



   華やぎ避ける
   塩豚魚哉




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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