ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1992】らーめん ぽっぽっ屋 水道橋店 (東京・水道橋) 油めん・野菜多め・玉ねぎ多め・ニンニク


 おいおい、それはないだろう・・・。この日は、一日中外出で飛び回るというのに、今日中のデスクワークが指示されたりする。一応、担当者には電話で文句言ったけど、やんごとなきお方たちのオーダーという事で、宮仕えとしては、断るに断れない。Mission in possible のごとき、途中ガストへ突入し、テーブルを陣取り、ドリンクバー頼んで作業に没頭ですよ。結構、カッコ悪い。2画面睨みながら、MS-Excel 叩きまくり。最後にパワポに貼り付けて、発表資料の【参考データ】が出来上がる。これ使われるの本当に?使われる見込み薄くても、あることに意味があるのか・・・。ま、済んだことだからもうええねんけど。ちなみに、画面には覗かれないようなシートをかましてますので、目も疲れる…。 任務が完了したところで、安堵したためか猛烈にはらがへる。

   焦るんじゃない。
   俺は今、何腹なんだ?
   思いつくところは・・・・・、
今日も「Jインスパイア汁なし!」!

 そんなこんなで、自宅方面に黄色い電車に乗って数駅、そこは水道橋駅。今回は、ぽっぽっ屋 水道橋店で、油めんをいただきました。それにしても、発音しにくい屋号ですな。


  









【学生街の胃袋!ってな感じか・・・とにかく気楽な雰囲気】


 以前にも少し書いたが、私はこも辺りの雰囲気がとても好きで、憧れがあって、学生生活を送りたかったんですよ本音は。夢と消えて数十年が経っても、この界隈の学生さんたちをみると、ぽわっと心に切なさが浮かぶ。そんな若者たちが闊歩するエリアに、若い胃袋を満さんと、ガッツリ系の店があるわけね。赤い看板がドドンと遠くからでも目に飛び込んできます。

 ガラっと入店すると、そこには「ラーメン発見伝」のラーメン大魔神、有栖涼のような人懐っこい店主の笑顔がお出迎え! (かなり強引な例えだけど)。BGMは、テレビの情報番組。毒にも薬にもならない情報と雑音がとても心地よいねー。客入りも半分程度で、妙にサラリーマンが半数程度だったのも、気楽でおられたポイントだったかもです。

 今宵ははらが減って減って仕方がない。なので、野菜多め、玉ねぎ多め、ニンニクというトッピング構成とさせていただきました。












【のっけから、デフォルト背脂ベトベト攻撃!加えて卵黄の崩れで、タレは濃厚の海】


 ぬおーーー!背脂で卵黄が埋もれている。私のつたない体験の中では、稀にみる図柄です。別に背脂多めとコールした覚えはなく、これがデフォルトです。Jインスパイア経験値がそれほどでもない私にとっては、それでもなかなかの冒険。割り箸を両手に持ち替え、そこから天地返ししようと思えど無理っぽい。トップの背脂が丼からこぼれ落ちてしまうよう。なので、中央部分から掘り進めるように、ドリルダウンするかの如しで、麺にたどり着き、そしてタレにもたどり着く次第です。それでも撮影がやりにくいので、やっぱり端っこから蓮華でほじくり返し、タレをパチリ!手ぶれがひどくて分かりにくいけれども、なかなかの醤油ダレのキッパリさを感じるブラウンが印象的。されど・・・背脂が溶け込んだためか、乳化が進んだかのような濁り色を感じさせます。





 味わうと・・・少しばかり濃厚な豚骨醤油のエッジングが出来上がっている状態。そこにかき回す段階で割れて崩れて溶けた、卵黄のコクが混じり合い、濃厚テイストにブーストをかけている感覚です。嗚呼、これはハマるのも分かるかも・・・・。ちょっと何かに開眼した瞬間かもしれません。それにしても、デフォルトの背脂でこんなに感動しているとは、私もまだまだヒヨコ。ピヨった感覚ですで、語るのも何ですが、ガッツリと濃厚味わいを食える健康状態に感謝ですな!












【意外に汁がある汁なし系!野菜と玉ねぎ、そしてニンニクが加速するね!】


 ところがですな、良いも悪いもないのですが、意外と汁の分量が、汁なしにしてはある方です。そこに、ヤサイの汁とかが徐々に加算されていきますから、内心味がぼやけるのかと不安が生まれます。されど、結果的には問題なしで、玉ねぎのエキスと、ニンニクのパワフルさがそれらを補って余りありですよ。玉ねぎは甘みあるジューシーなタイプで、ジリジリとした後味は残さない。しかし、ニンニクがいろいろなエキスを、背脂と共に巻き取っていくようなダイナミックさを持ち合わせていて、しっかりと濃厚出汁感をキープしている。そして、強烈な余韻を残して、次なる食欲を誘い出すか! なんだか・・・・味わい全体として、ループを完成させてる感がありますね・・・・。ただ、うまし。












【麺は男っぽいウネリと縮れと太さ!そして何と言ってもカタさだね!】


 最近、仕入れた知識、「堀切系」。この系列もそうなんすかね。だんだんとわかってきたかも(へへへ・・・)。調べる気力もなく雑に感想だけで述べますがご容赦を。それに似てるね。しっかりとした潰しこみが効いた麺は、噛むたびに粉の感覚を呼び起こすようなフィーリング。茹で上げの時間とかタイミングで表現できるカタサではなく、それ自体が粉の塊といった密度感があります。なので、風味が良い! 前歯は、いちいち差し込むように、当てて押し込み力を加えて千切る感覚(オーバーですが)。奥歯へとプレスのために舌で移動させて力を加えると、超硬いテンンピュールのような弾力感。他の系統ではあまり感じないです。これは面白い! つけ麺で試したくなるかも。

 一方、滑りは外カタのフィーリングがあって、なかなか高速。しかし縮れと捩れとカタさがあるから、すすりあげると内頬に当たる感触がわかりやすくていいね。飲み込むまでは、引っかかりがあるため、一旦そこでハグハグワシワシと千切って軽い咀嚼をした後、喉奥へと落とす・・・・。落ちていく感覚も空想するとよりうまい。












【豚は程よいオーディナリーバラ肉!ヤサイはややクタリ、他にはキクラゲ!】


 さてトッピング。背脂と麺のカタサにすべての意識を持っていかれた感じもあるが、こちらもケチをつけるところは全くなしです。直系二郎と違って、ややスタイリッシュな肉厚感と申しましょうか。通常のラーメンなら感動もんですが、Jインスパイア系では、スリムという肉感。しかしそこが品が良いと感じるポイントだと思う。醤油というより塩味という染み込み加減と豚肉の旨味がよくバランス取れてると思うし、そこに脂身と背脂がダブルで加速し混じり合うから・・・旨味は十分すぎるほどです。






 また他のトッピングとしては、ヤサイは比較的キャベツの比率が多いし(根に近い部分があたったけど)甘みがある。もやしは、すこしシャキシャキ峠を越えた感覚で、それもまた和やかな味わいと食感。さらに、キクラゲの食感がここでは加わって、味わいよりは歯ごたえのアミューズメントが効いていてナイス!












 総じまして、「久方に背脂まみれで嬉しく思う、若返り覚える一杯!」かと。最近になって、足繁くJインスパイア系に通うようになり、ガッツリボリュームとか、徐々に抵抗が薄れてきたかな。以前、直系二郎を集中的に回ったことがあったけど、あの時も背脂には少し抵抗があったんだよねー。しかし、ここ最近、慣れてきたのか背脂ってありかも!と思えるようになってきたかも。危ないサイン。年寄りは、年寄りらしく、デフォルトで止め置くべきなのかな…^_^。 ま、デフォルトでたくさん入っているやつは良しとしよう。だんだん自分に甘くなったりしてね。なので詠います!



   雨止むが
   空は雨雲
   積もる也



   今日の一杯
   背脂積もる




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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