ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1961】 キング軒 東京店 (東京・芝公園) 汁なし担担麺 大盛3辛


 久しぶりに芝公園近くに外出&出没です。増上寺あたりとテクテク・・・。そろそろ暑くなりだして、東京プリンスで生ビールあおってた記憶を反芻しながら歩きます。余計に汗が吹き出る思いがしたりして・・・。そんな状況でさらに汗をかくものを求めて少し浜松町方向へ。目指すは「キング軒」。昨年から東京のあちこちに、派生している広島式つけ麺。そして今年になってさらに「広島式汁なし担担麺」が勃興しておりますし、目玉の店はチェックしたい一心です。少しフライング気味に早めに到着した、午前11時半。あらあら・・・・客入り80%と言うかんじで、危うく溢れて並ぶところでした。


  











【店:小綺麗でコの字カウンターのみのシンプルさ】


 建物の雰囲気としては、カジュアルなバルとしてでも通用しそうな雰囲気。広島と意識させない小洒落た雰囲気が素敵です。ご店主も若い方で、注文を受けては、山椒からなにやらを自動ミルをかけてるのが伺えます。香り系は鮮度重視。提供寸前で挽くのがポリシーなのは嬉しいけど、テーブルセットの山椒にしても、朝挽きという徹底。こじゃれた感じなのに、ところどころコダワリが伺えるところがナイスという感じです。


  










【タレ:鮮度重視でキレと痺れが軽やかで快感!】


 食券を渡してから配膳までは、かなり早いと思います。汁なし系で、細麺という組み合わせなのも貢献しているようす。配膳時には、必ずご店主から「30回以上よくよくかき回してください。」とのアドバイスが備わります。皆さん全員に。30回も?と思って、そこはある程度適当な回数で手を止めてすすり始めると、チェックされていたのか、「もっともっとかき回したほうがおいしいですよ〜〜」と、ご注意のような再アドバイスを頂いたりいたします。








<辣油レッドが鮮やかで、山椒風味が鮮烈!麺に絡め吸引させる!>

 確かに色合いからして、スパッとしていそうなクリアーな感じ。辣油のシャープな辛さが伝わりますが、そのままの味わいです。最近辛いのをばかり食い続けているため、辣油の辛さの中にも独特の円やかさなども分かるようになってきた感じる。まさにそれでして、麺を染めつつグルテンの風味を吸い取るような甘みが素敵です。そして、鮮度命のような山椒がまたいい! しっかりと痺れが効かされている中でも、華やかさに近い軽やかさがあって、こちらも気のせいかクリアーな痺れという印象が鮮やか。このクリアー感が、ストレート細麺には絶妙に合うと思えますね。



<実はいい甘味を併せ持つ!芝麻醤と言うより「すりゴマ」のフレッシュ感?!>

 しかし、辛さと痺れをだけの一杯ではありません。芝麻醤の気配を感じないのに、どこかしら香ばしさと甘みをじんわりと感じるのですが、それは気のせいか? 強いて言えば、白胡麻のすり潰しがフワフワとしているような感覚。それが辛いタレと絡み合って、新たなコクを生じているような、淡ーーーーーい円やかさと香ばしさ。












【麺:加水低めのストレート細麺が実にベストマッチ!】


 汁なし系で意外にもあまり意識をして来なかったことですが、加水が低めでこれだけ歯応え感がリズミカルなのって、あまりなかったかも・・・。








<気持ち良いほどのクツクツ歯応え感覚が堪らん!>
 
 細麺の汁なし系は珍しくないけど、これほどクッキリとしたクツクツとした感覚は、この系統ではちょっとないかな・・・・・。最近では、替え玉をするときに、少し油そば風なタレをかけてあるというパターンはあるけれど、デフォルト汁なしではなかなか独特なフィーリングです。別に芯があるわけではないのだけど、全体が潰しこみ効いている。前歯での麺切断と同時に、なんとなく乾いたグルテンの感覚と粉の淡い風合いも感じるかのよう・・・・・。それがクリアーなラー油と合うというか、すごく食が進む感覚が発揮されます。奥歯のプレスでは想像通りの横ずれ&クチクチとしたつぶれ感。全体的な咀嚼がリズミカルにも感じるライト感がいいわ・・・。







<タレに染まっても凛としたコシ!キリリとしたスベリ>

 注意されたから、いた・・・・・追加アドバイスいただいたから、きっちり30回以上かき回してやりました。アドバイスには従うもんだね、やや全体がしなやかになった感じがありつつ、汁なし度合いが極まる。でもオイル主体だからか、麺がダレるということはなく、クツクツ感はそのまま。むしろ却ってスベリの度合いが高まったかもです。なんたってオイルを吸いこんどるからね〜。やや薬味でザラつくところはあるんだけど、そこがまた微妙なアクセントとなって嫌味が一切ない。大盛210gだそうだが、これなら胃弱の私でも300gは軽くいけそうだ!












【具:シンプル・イズ・ベスト!値ごろ感覚も良し!】

 
 私が評価したいところは、このシンプルさが生き生きとして、手ごろに旨いというところかもです。東京のど真ん中でラーメン昼飯というのは、実は贅沢。この汁なしだと、麺と少しばかりライスをもらって700円前後かそれ以内というのが、実にいい! どうせ定食食っても、メタボを気にしてライスを一口二口残すことを思えば、この汁なし+ライスの方が気持ち的に割り切れる。私達の世代は、食べ残すということはタブーだったし、そう躾けられたもんですし・・・。


<挽肉と青ネギのシンプルさがまた良い!>

 挽肉と青ネギだけなのがいい。それに私は「ねぎ星人」だ。基本的に、ねぎと生卵と冷や飯でもあれば、息絶えるまで食いつないでいけるかも(・・・・あ!それと醤油ね!!)。 そんなD級グルメな体質で、なんでもおいしく頂ける輩ですから、この「挽肉と青ねぎ」がまばゆい。挽肉の塩気と甘味が嫌いという人がいるのだろうか、この日本で。と言うくらい、このシンプルさはどこか強烈に焦がれるところがあって、理屈なく好き!









<テーブルセットは、汁なし担担麺専用!!>

 テーブルセットが、演出かもしれませんが、汁なしの「専用」的な魅力度があふれていて好き! シャア好きとしては「専用」っていう感覚にはビット「!」が立つわけ。ちなみに、山椒は、「朝挽き」とあれば、試さない手はなし。山椒にもいろいろ種類があるんだろうけど、軽くさわやかな痺れが、この店のスペシャリティを表しているようで大変印象がよかったかも。






 総じまして、「シンプルながら痛快感!赤い打線が爆発!」と言った期待感がすごく高まる一杯かと。今年は広島系が来ているとは言え、単なるブームか?と思う部分はどうしてもあるけれど、この値ごろ感覚と、シンプルさ旨さの分かりやすさがあれば、ある程度定着化もみられるかと。それと、これから夏にかけてはやはり流行ると思えます。あとはちょい飲みが落ち着いてできれば、近くのサラリーマンが啜って一杯飲んで1000円程度というのが出きれば・・・・、この界隈に用事があれば止まり木にしたいかな。ともあれ、ファーストインプレッションとしては、広島式汁なしは、私には良かった!昨年のカープ女子ブームに続くことを祈ります。なので詠います!





   広島の
   混ぜのこだわり
   30回



   麺も染まるや
   赤ヘルカラー




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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