ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1939】中華そば・つけめん 甲斐 新高円寺店 (東京・新高円寺) 揚げねぎ味玉そば

 とある休日出勤の日の帰り道に食った一杯。休日の夜くらい家族団欒と行きたいところだが、家族は私を置いて遊びに行っているので、寂しい自宅に一人帰るのが、なんかモヤモヤとしますしね・・・。だから、適当にラーメン食って帰りたいのですが、何かいいことない1日損したような気分になるため、気持ちがストンと落ちるような極上の一杯を求めたい!しかし・・・・疲れ疲れて遠出したくないな・・・・。そんなこんなで、いつも使う中央線と並行に走る、丸の内線エリアにて、先日訪問したばかりのお店にまた突撃することとしました。「甲斐 高円寺店」さん。当然今回も、「揚げねぎそば」。しかも、味玉と麺大盛追加という一人ゴージャスな夜。880円ですでに王様気分。安上がりな王様。


  











【店:徐々に知名度が上がって来てるのが分かるね〜、ぞくぞくと集まる開店直後】


 ちょうど店の準備ができて開店したばかりのようでした。入店すると人の気配が少ない凛とした空気感が包みます。ちょっと寂しいかな・・・・と思っていたら、ぞくぞくと後客で埋まる。すでに地元に定着化しているのかな・・・。この近辺は、そこそこいいラーメン店が目白押しです。だから、ちょっとシニアなご夫婦ずれが週末ラーメン食べに来たという熟年カップリングが、パラパラおられます。すでに新規オープンのお店という感覚がしないのが不思議。ご店主もそこそこ年季を覚えるような感じですし、新規店によくあるバタつきはないのがいい感じですね〜。次回は、味玉と麺大盛とは別に、ビールでも飲んでやろうかなと、心のなかで居心地の良さにほくそ笑んだりいたします。












【スープ:揚げねぎ油の甘さとカエシのマッチング!バランス!少々濃ゆくてもグビグビ飲み干してしまう】


 最近来て食ったばかりだから、そうそう新鮮味をいつも感じるわけでもないけど、うまいと分かりきっているものを待つ時間は幸せそのものですね。よって配膳の瞬間はピークの極致です。本当に嬉しい・・・。落ち着いた醤油ブラウンからは、年季を感じるし醤油ダレの濃ゆさが見るからに伝わります。味わっても予測の範囲内なのに、膝打ちしたくなるほど、「うまい!」と心から思えます。








 揚げねぎ香味が実に醤油ダレに合っています。醤油のカエシ感でアピール感がシャープになるか?というところを節系の旨味でうまくカバー。そこに香ばしい揚げねぎの風味とまろやかさがスープ自体をしっかり味コーテイングしてしまうという感覚です。したがって塩気があるのか甘いのか、どちら系のスープなのかも不明になるほど。ただ、揚げねぎの魔力に飲み込まれるのみです。豚コクの甘さにもマッチするところも秀逸かも。構わずグビグビと飲み干そうとすると、ねぎの浮遊物がヌガーっと歯の隙間に挟み込まれたりして、案外苦労もあるのだけど・・・・それでも好きかも!












【麺:まさにこのスープにベストマッチ!相変わらずの汁吸ってうましの風合い!】


 配膳の瞬間から、麺が光り輝くようにも見えます。すでに汁に染まった淡い褐色感も素敵。やはり、平打ちは旨そうに見えるし、事実うまい。汁を吸う方がうまい。揚げねぎのエキスと麺の風合いがベストマッチでして、潰しこみがそんなに強くないところからも、しなやかな物腰になるところがいい。やや太い麺でもスルスルと口当たりから喉奥へ落とし込むまでの抵抗感が少なくサラサラ食えます。前歯の千切り感もスパスパと軽やかなれど、やや淡い締まりもあって熱ダレとは全くの無縁。







 揚げねぎの風味が効いたスープを楽しみに来たというよりも、そのスープをまとった麺に会いに来たという感覚で、今回は麺を大盛にした目的もそこにあります。自家製麺らしいけど、この麺ならつけ麺もいい仕事すること確実かも。夏が本格化する前に、「揚げねぎつけ麺」も開発いただきたい次第。だったらもっと好きになれるかも。













【具:時間と手間のかかり具合は、とても分かる・・・味玉とチャーシュー】


 今回は、敬意を表して「味玉」を追加させてもらいました。深く落ち着いた染み込み具合を感じる白身の色合いが素敵。噛むとゆっくりと時間をかけながら漬け込んだのがよく分かる白身感。ふるふるっと震えるというより、さくりさくりと切れ目か裂け目に沿ってスパッとわかれるような歯ごたえが印象的。一方の黄身は、まさしく芋羊羹のようなゲルにも似た感覚。スカスカっとしていそうだけど、中はねっとりしております。醤油の塩気より、魚介等のタレ味で浅く染み入り甘く感じさせるタイプ。ただ・・・・少しだけ中心部が冷たいところだけが、ちょっぴり興ざめかも。








 肉は前と同じ。よく熟成が効いたようなバラ肉。これもタレの風味とよくマッチしていて、切り口がトパースか、魚のオイカワのように切り口が光って見えるかも。醤油だれの塩気も少し効いているのね。そして周囲の香ばしさに生きるかも。これなら、丼にしてチャーシュー丼にすると最高に食えるかも。












 総じまして、「もはや名物ラーメン?の風格あるかも〜!?・・・な円やか醤油」という感覚でしょうか。今回も何のひねりもなくそのままの感想でごめんちゃい。だって、その後ぞくぞくと集まる後客は、半数以上は「揚げねぎそば」の注文でして、これはそこそこ噂を聞きつけての訪問と思われますし、私のようにリピーター化しているのかもしれません。5月はいろいろ環境が激変でして、体力よりも気力が疲れている。だけど、こういう一杯に出会えたタイミングでもあるので、全体としては納得のできる生活ができたかも。どこで、何をしようとも、自分が満足できることを考えて行こうと思いました。だから、最近行ったばかりでも、また食いたいという衝動に正直に応えて、自分では最高級の大満足。なので詠います!



   日が暮れる
   休出疲れの
   帰り道



   せめての楽しみ
   最後にねぎそば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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