ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1938】 香煎麺処 焦がし屋 (川崎・鹿島田) 恋焦がし醤油らーめん


 鹿島田に熱血な新店舗があると言うことで、以前に訪問したことがあったのですが、運悪く設備故障ということで臨時休業。食い逃した残念感だけが、ずーっと渦巻いておりましたので、久しぶりに再訪問&リベンジ!といきたかったのですが、また休業? 何だか相性の悪さが気になります。しかしながら、今回はすぐそばにある店で気分転換がてらに一杯啜って帰ることとしました。それが「香煎麺処 焦がし屋」さん。こだわるのも良いけど、なすがままに食うと言うのも出会いの醍醐味かもしれませんしね。










【店:資本系のごときの使い勝手の良さ・・・広さ、テーブル、カウンター】


 何かのチェーン店の居抜きなのですかね。テーブル席とカウンター席に二分されて、厨房もそこそこ広そうです。お姉さん店員も元気よく、帰りにお釣りを両手で渡されてドキドキしてしまいそう。昼のメニューは、恋焦がし味噌と、恋焦がし醤油。焦がし味噌には、竹串の本当に焦がした味噌が付くのか?と思い躊躇しますが、デフォルトで800円台は正直財布には痛くて、ここは大人しく醤油にしときました。それに暑かったので、味噌はキツかったかもと。












【スープ:マー油?香ばしいだけでない、軽快で食欲煽る醤油感覚がナイス!】


 さてその「恋焦がし醤油」。焦がした醤油ではなく、マー油の海だと知ったのは配膳の瞬間に成ってから。メニュー写真では勘違いしてしまいました。見た目は、それなりにワイルドです。しかし、結論からするとそれなりにスルスルと食えるタイプで、あっさりとしつつも、食べ応えを感じます。やはりマー油はいいですね〜・・・って味わっていたら、テーブルセットには、博多系で良く見られるニンニククラッシャーと生ニンニクがそなえつけらてある。マー油じゃなかったのか?!それとも、マー油+生ニンニクのダブル攻撃演出なのか!? いずれにせよ、昼飯だからその後の会議を考えると、生ニンニクは試すわけにはいきません。肉体派のお仕事の方は、遠慮なくぶち込んでいるのを横目で見ていて羨ましい・・・・。








<見栄えと反してライトな出汁感、すっきりマー油??>

 さてそのスープ感。確かに油の黒さもあって、シャープなエッジの中にも香ばしくもあり、食欲をそそる系であります。その後に醤油のカエシとか風味などが乗っかって感じられまして、それは意外にライトな感覚です。薄いというより丁度良い塩梅という感覚のライト感。醤油の色だけみているとそれなりの塩気すら覚えますが、味わいとしては甘味を感じる余裕も見え隠れ。それを黒い油がまたまとめるというループを形成しております。香ばしさを感じるとたちまち、炭水化物を欲してしまいますな・・・・。







<焦げた部分の風味はアリアリ>

 油の浮遊か、焦げた部位か・・・・。少なくともチャーシューの焦げ部分は浮遊していて、それがスープに染み渡らせる香味は、またマー油(言い切る)とも別で旨し。焦がし屋・・・の由来とテクニックを感じる部分かも。確かに他にはないスープ個性ですし、そう広まりを見せないかもですが、この焦がしの風合いは少しクセになるかも。












【麺:スープに染まってなんぼな、一体感が心地よい麺】


 焦がし香味には炭水化物!そんな私のこだわりに呼応するような麺のフィーリングでして、センスの協調間はありました。








<褐色に染まった細麺!淡くクツクツとした感覚>

 黒いスープから、染まって褐色になった細麺を引き上げる様は、興奮を覚えますな・・・。意外と繊細な細麺でストレートがキッパリとして見ていて気持ちが良いです。角麺がやや膨れっ面したような形で、黒いスープに染まっただけでなく、焦がしのエキスや粒子を地肌に貼り付かせています。前歯で千切ると淡いクツクツ感があって、ややアルデンテと言う感じ。その中にふんわりとした粉感もあって、マー油の香ばしさと円やかな醤油味にはマッチしてます。奥歯では束になったそれが横ずれしながらクニリと押しつぶされ、順に千切れていくのが感覚として楽しいかも。







<スープの吸収も程よく、しなやかな動き>

 スープを吸って後半はしなやかになるのですが、キレは持続しているような感じで最後までしなやかさが心地よいです。ややちゅるんとしてハネを飛ばすか気になるほど。紙エプロンをもらうほどでもないけれど、この黒さの油ならシャツに気になるので遠慮は無用かも。


  










【具:ちょっとしたチャーシュー麺と比較して遜色なし】


 デフォルトで800円は少し高いな・・・というのが本音と言いましたが、この具を食べて鑑みると、普通のチャーシュー麺として考えるなら十分に許容範囲かも。それほど肉感は豊富な一杯だったと思えます。


<焦げたバラ肉柔らかく、ロース肉はスマホサイズ>

 まずトッピング的に、やや黒焦げっぽい肉片ですがこれはばら肉。脂と肉質の層がキッパリしていて、焦げ目が協調されて旨そう。醤油のタレの漬け込みもやや深い感じもして、タレと脂と焦げ目の旨味×香味が交錯してなかなか美味です。しかしこれだけではない。影に隠れていましたが、ロース肉スライスが、意外と分厚くて、大きい。サイズ的には、iPhone5s程度は十分にあり、薄いつけ込みのタレに醤油スープが相まって、しかも柔らかい。これで大変肉感が高まりますし、食べごたえがあります。







からし菜???がいい箸休め>

 最後に、青菜が独特のスープには大変マッチしてたかな・・・・。少し芥子のような風合いがあったから、からし菜かな?不明。このぴりり!じんわり!とした青菜の風合いが、個性的なスープにはミスマッチのようで、実はベストマッチ。このセンス感は感心します。












 総じまして、「ワイルドのような、スムーズのような、とても気を引くアイデアラーメン」と言う感覚でしょうか? いつもいつも、捻りがないまとめ方でごめんちゃい。最初は、フラれ気分でたまには変わったラーメンでもいいかな〜程度に飛び込んだものの、近くにあるなら定期的に食いに行くかもと思えます。やはり、唯一無二な個性がありますし、そこそこウマけりゃ通うっていうことになりましょうか。恐らく、また来て今度は「恋焦がし味噌」を食うと思います。鹿島田も、武蔵小杉に負けじと高層マンション建設中で、風景と人口が変わりそうです。変わりゆく街に変わったラーメンがあったということです。なので詠います!





   気持ち良い
   乾いた暑さの
   お昼時




   焦がし芳し
   ローカル駅前



 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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